持続性と取れる確率– category –

埋没法の基礎と相場持続性と取れる確率

埋没法の糸が取れるかどうかは、確率の問題として語れます。術後5年以内にラインの消失や緩みを経験する方は2〜3割ほどで、裏を返せば7割前後は5年を越えて保っています。

この差を作るのは、まぶたの厚みと脂肪の量、留めた点数、そして日々まぶたに掛ける力です。体質だけで決まるわけではなく、選び方と扱い方で動く部分が小さくありません。

取れる前には、たいてい兆しが出ます。気づいた時点で相談できれば、選べる手も多く残ります。

埋没法が取れる確率と、二重が保つ年数

埋没法の二重が保たれている割合を1年・3年・5年で比べ、年数とともに少しずつ下がることを横帯の塗り分けで示した図解イラスト

平均で3〜5年というのが目安ですが、幅はかなり広いのが実際です。

経過ラインが保たれている割合
1年95%以上
3年8割ほど
5年7割ほど

最初の1年で取れることは多くない

術後1年以内に消えてしまう例は5%に届きません。取れる確率は経過年数とともに少しずつ上がっていくもので、数か月のうちに消えたのであれば、まぶたの厚みに対して点数が足りていなかったと考えられます。

10年以上そのままの方もいる

皮膚が薄く脂肪の少ないまぶたでは、10年を越えてラインが残ることも珍しくありません。糸そのものが劣化するというより、まぶたの組織が糸を通り抜けていくかどうかで平均寿命は決まり、個人差の大きさもそこから生まれています。

埋没法が取れる前に出るサイン

埋没法が取れる前に出る4つの兆しを、二重の線が浅くなった目元から引き出し線で指し示した図解イラスト

ある日いきなり消えるのではなく、浅くなりながら近づいていきます。

  • 食い込みが浅い … ラインの溝が薄くなり、アイシャドウがたまりにくくなる
  • 朝だけ薄くなる … 繰り返すうちに、むくみが引いてもラインがぼやけたままになる
  • 幅が変わる … 左右で差が出たり、角度によって消えたりする
  • 三重になる … 本来の線とは違う場所に皮膚が折れる

糸が緩んでいるサインに早く気づけば、完全に外れる前に留め直せます。まぶたの負担も、外れきってからやり直すより軽く済むでしょう。

埋没法が取れやすいまぶたの特徴

糸に掛かる力が大きいまぶたほど、保つ期間は短くなります。

脂肪が厚いと糸への負担が増える

眼窩脂肪やROOFと呼ばれる筋肉下の脂肪が多いまぶたでは、目を開けるたびに組織を折りたたむ力が余計に要ります。その力はすべて糸へ向かうため、まぶたの厚みは持続の長さにそのまま直結します。

厚いまぶたで持続を延ばしたいのであれば、点数を増やして力を分散させるか、脂肪を減らす処置を併せるかという対策が要るでしょう。

体重の増減と加齢でも状況は動く

体重が増えると脂肪細胞がふくらみ、糸が組織をつかんでいる部分へ内側から圧が掛かります。加齢のほうはコラーゲンが減って皮膚の弾力が落ちるため、上から覆いかぶさる形でラインが浅くなっていきました。

どちらも体重や年齢の変化が、まぶたを通じて二重へ影響を与えている例です。急に痩せた場合も皮膚が余ってラインが不安定になります。

こする癖は埋没法がいちばん取れる原因になる

目をこする横向きの力が埋没法の糸の結び目を少しずつずらすことを、往復する矢印とずれた結び目で示した図解イラスト

体質より先に見直したいのが、まぶたに触れる回数と力です。

目をこする動作は固定した箇所に横向きの力を加え、結び目を少しずつ動かします。花粉症でかゆみが出る時期は無意識にこすってしまうので、症状そのものを薬で抑えるほうが結果的にラインを守れるでしょう。

クレンジングはオイルタイプでも構いません。大事なのは種類ではなく擦る時間を短くすることで、目をこする回数を減らせるかどうかが、取れるまでの期間をいちばん左右します。

埋没法が取れるかどうかは、点数と術式でも変わる

まぶたの側だけでなく、手術の中身も持続を左右します。

留める点数が多いほど支える面積が広がり、一か所に集まる力は減ります。ただし薄いまぶたでは2点でも十分に保つので、点数留めの選び方は厚みと合わせて決めるものです。

糸を通す層の違いも効いてきます。挙筋法と瞼板法では組織の硬さが違い、糸が組織を切って抜けていく起こりやすさにも差が出るでしょう。点数留めの選び方と合わせて、この2つを軸に決めていくことになります。

埋没法が取れたあとに選べる道

埋没法が取れたあとの選択肢が、もう一度留める道と切開法へ切り替える道の二手に分かれることを示した図解イラスト

もう一度留めるか、別の方法へ移るかの二択になります。

埋没法を繰り返す上限は3回までとする医師が多く、回を重ねるほど瘢痕が増えてまぶたが硬くなります。2回以上取れている場合や、厚みとたるみが原因で消えている場合は、切開法への切り替えが候補に入るでしょう。

やり直しには費用がかかります。再手術の回数制限と切開法への切り替えの基準、それに値段相場と費用の見通しを確かめたうえで、時期を決めてください。

埋没法を長く保つために、今日からできること

手術のあとに効いてくるのは、どれも地味な習慣ばかりです。

まぶたをこすらない、かゆみは早めに抑える、体重を大きく動かさない。この3つを守れているかどうかで、同じ手術でも保つ年数はかなり変わってきます。

アイプチを続けていた方はそのまま卒業する

アイプチやアイテープを長く続けていた方は、まぶたの皮膚が伸びて薄くなっていることがあります。伸びた皮膚は糸を支える力が弱く、それだけで取れるまでの期間が短くなってしまうためです。

手術のあとは頼らずに済むはずですので、そのまま卒業してしまうのが二重にとっては優しい選択になります。

よくある質問

埋没法が取れるとき、糸はまぶたの中に残りますか?

多くの場合、糸そのものは残ったままラインだけが消えます。組織が糸を通り抜けて支える力を失うためで、糸が体外へ出てくるわけではありません。次の手術の前に抜糸するかどうかは、位置や癒着の程度を診てから判断します。

埋没法が取れるとき、痛みはありますか?

痛みを伴うことはほとんどなく、朝に鏡を見て気づく方が大半です。糸は組織の中を少しずつ移動していくため、外れる瞬間というものがありません。ただし糸が結膜側へ出てゴロゴロする場合は別ですので、痛みや異物感が続くようなら、ラインの変化にかかわらず受診してください。

埋没法が片目だけ取れることはありますか?

片方だけ緩むことはよくあります。利き目のほうがよく開くぶん糸に力が掛かりやすく、こする癖にも左右差があるためです。片目だけの留め直しにも対応できますが、反対側の残り具合によっては両目そろえたほうが仕上がりが安定しますので、左右の見え方を診たうえでご提案します。

埋没法が取れるのを保証で無料にできますか?

保証の期間内であれば追加の負担なく対応する施設が多くありますが、その範囲は契約ごとに違います。ラインが完全に消えた場合だけを対象にして、薄くなった段階では対象外とする施設もあります。

期間、対象となる状態、回数の上限を、手術を受ける前に書面で確かめておいてください。

埋没法が取れるまで、うつ伏せで寝ないほうがよいですか?

術後2週間ほどは、まぶたが枕に押しつけられる姿勢を避けていただくと安心です。それを過ぎれば寝方を強く制限する必要はありませんが、朝にまぶたを擦って起きる癖がある方は、そこだけ気をつけていただければと思います。

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