点数留めの選び方– category –

埋没法の基礎と相場点数留めの選び方

埋没法の点留めは、まぶたの裏側で糸を留める箇所の数を指します。1点から4点まで選べる施設が多く、留める数が増えるほど二重のラインを支える力は強くなります。

どの点数が合うかは、まぶたの厚みと脂肪の量、それに希望する二重の幅で決まります。薄いまぶたに多くの点を入れても利点は増えず、腫れと異物感だけが長引くこともあるでしょう。

点数の多さがそのまま仕上がりの良さにつながるわけではありません。まぶたの状態に対して過不足のない数を選ぶほうが、結果として長く保つ近道になります。

埋没法の点留めは、まぶたの裏で糸を留める箇所の数

点留めとは、まぶたの裏側の組織と皮膚を医療用の細い糸で結び、二重のラインを作る留め方です。糸を通して結ぶ箇所が1か所なら1点留め、2か所なら2点留めと呼びます。

糸は皮膚の下へ埋め込まれるので表からは見えず、切開を伴わないぶん傷跡が線として残る心配はほとんどありません。留めた点の数だけ、皮膚を奥へ引き込む力が働きます。

埋没法は点数が増えるほど固定力が上がり、まぶたへの負担も増える

点数が1点から4点へ上がるにつれて、支える力とまぶたの負担がどちらも一緒に増えることを階段と2本の帯で示した図解イラスト

点数を増やせば二重を支える力は確かに強くなりますが、組織にかかる負担も同じだけ増える点は見落とせません。

糸1本ごとにまぶたを引き寄せる力が働く

留めた1点ごとに、皮膚を奥の組織へ引き寄せる力が生まれます。点が増えると力の掛かる面積が横へ広がり、一か所に集中していた負荷が分散されるため、ラインは消えにくくなります。

厚いまぶたほど、折りたたんだ皮膚が元へ戻ろうとする反発が強く出ます。その反発に対抗できるだけの点数がなければ、数か月でラインが浅くなることもあるでしょう。

結び目の数だけ異物感の出どころが増える

糸を結んだ玉はノットと呼ばれ、点数と同じ数だけまぶたの中に残ります。結び目が増えるほど組織への圧迫や引きつれが起こりやすく、異物感として自覚されることもあります。

まれに糸が裏側の粘膜へ出て眼球側を刺激する例もあります。結び目が増えるほど、そうした糸まわりの違和感や異物感を抱える箇所も増えてしまうでしょう。

1点留めから4点留めまで、点数ごとに向いている目元は違う

1点留めから4点留めまでの目元を横一列に並べ、留める点の数と支える力の強さを金の濃淡の帯で示した図解イラスト

どの点数にも向く目元と向かない目元があり、数が多いほど優れているとは限りません。

点数固定力向いているまぶた
1点ひかえめ薄くて脂肪が少ない
2点標準標準的な厚み
3点強いやや厚い・幅を出したい
4点以上もっとも強い厚みと脂肪が多い

1点留めは薄いまぶたと狭い二重に向く

1点留めは糸を1か所だけ留めるので、まぶたへの負担がもっとも軽く、腫れも短く収まります。ただし支える点が1つしかないぶん力がそこへ集中し、取れやすさというデメリットは避けられません。

1点留めが向くのは、皮膚が薄く脂肪が少ない目元で、すでに二重の癖がある方です。厚いまぶたや幅の広い希望では、取れやすさというデメリットが先に出てしまいます。

2点留めが定番として選ばれてきた理由

2点留めは固定力とまぶたへの負担のつり合いが取りやすく、多くの施設で標準に置かれています。手術時間が短く腫れの引きも早い一方、支える点が2つあるため持続性も確保しやすい留め方です。

3点留めと4点留めは厚みと幅に耐えるための選択

まぶたに厚みがあったり、幅の広い二重を希望したりする場合は、3点留めや4点留めで支える面積を広げます。点を足すほど一か所あたりの負担が減るので、固定力を保ったままラインが緩むのを抑えられます。

6点以上の多点留めに踏み込む前に

6点以上の多点留めになると、結び目のすべてを皮膚の深い層へ隠しきるのが難しくなります。将来の抜糸で糸を選り分けられなくなるリスクもあり、点数を足せば足すだけ良くなるわけではありません。

点留めの数を決める軸は、まぶたの状態と希望する二重の形

点数はカウンセリングで決まりますが、判断の軸そのものは大きく2つに絞られます。

まぶたの厚みと脂肪の量で必要な点数が変わる

皮膚が薄ければ2点留めでも十分に支えられますが、標準から厚めのまぶたでは3点以上が現実的になります。眼窩脂肪やROOFと呼ばれる筋肉下の脂肪が多いほど折り返しへの抵抗が強まるので、まぶたの厚みがそのまま必要な点数を押し上げました。

平行型や広い幅ほど支える点が要る

蒙古襞の張りに逆らって平行型を作る場合や、高い位置へ幅の広いラインを置く場合は、2点では足りないことがあります。まばたきのたび糸へ力が掛かるため、二重のデザインが大きいほど必要な点数も増えていきます。

埋没法の腫れ・痛み・費用は点数でどう変わるか

強い腫れが続く日数を点数ごとの横帯の長さで比べ、点数が増えるほど期間が延びることを示した図解イラスト

点数が増えれば針の通る箇所も増えるため、術後の腫れは強めに出て、引くまでの日数も延びます。

強い腫れの期間は点数とともに延びる

1点から2点なら強い腫れは2〜3日ほどで山を越え、3点では5〜7日、4点以上では7〜10日ほど続くとされます。完成までの目安も、点数が増えるにつれて1か月から3か月へと延びていきました。

ダウンタイムの長さは点数だけで決まるものではなく、麻酔の量や手技、体質による差も重なります。

費用は点数ごとの加算が基本になる

点留めの費用は留める数に応じて上がるのが一般的で、糸の種類や保証の有無でも相場は動きます。高い点数を選べば仕上がりが良くなるとは限らないので、まぶたの状態と生活に合う数を選ぶほうが無駄がありません。

点留めと線留め、糸の通し方が違う二つの留め方

点留めと線留めの糸の通り方を左右に並べ、離れた点で留める形と一本の糸が連続して渡る形の違いを示した図解イラスト

埋没法には、点で留める方法のほかに、一本の糸を一筆書きのように通していく線留め(連続埋没法)があります。

線留めは力を広い範囲へ逃がすので滑らかなアーチを描きやすく、点留めは初期の腫れが軽く済みやすい、という違いが出ます。糸をどの層に通すかでも仕上がりは変わり、挙筋法と瞼板法の違いが別の軸として関わってきました。

埋没法の二重を長く保つために気をつけたい習慣

点数を適切に選んでも、日々の扱い方しだいでラインの持ちは変わります。

  • 目をこする癖 … 糸に繰り返し力が掛かり、ラインが緩む引き金になりやすい
  • 濃いアイメイクと強いクレンジング … 摩擦が続くとまぶたの皮膚がたるみやすくなる
  • 体重の増減 … まぶたのむくみや脂肪の量が動き、二重の幅に響く
  • 花粉症などのかゆみ … こする回数が増えるので、早めに薬で抑える

どれも手術そのものではなく、その後の生活に関わる部分です。点数を1つ増やすより、こうした習慣を整えるほうが長続きにつながる場面もあります。

よくある質問

埋没法の点留めは何点から選べますか?

埋没法の点留めは1点から選べる施設が多く、上は4点前後までを標準の範囲としています。何点にするかはまぶたの厚みや希望する二重の幅を診たうえで決めますので、はじめから数を指定して来院いただく必要はありません。

埋没法の点数が多いほど二重は長持ちしますか?

点数が増えると支える面積が広がるため、まぶたが厚い方では持ちが良くなる傾向があります。ただし薄いまぶたでは2点でも十分に支えられ、点を足しても持続は変わらないまま腫れと異物感だけが増えることもあります。

埋没法の点数はあとから増やせますか?

腫れが落ち着いてラインが安定してから、点を追加する調整は可能です。ただし前の糸が組織と癒着していると位置の選び直しが難しくなりますので、追加を考える段階で、まずは一度診察を受けていただくほうが安全です。

埋没法の点数が多いと目を閉じたときに結び目は目立ちますか?

結び目は皮膚の深い層へ埋め込みますので、通常は目を閉じても外から分かることはありません。ただし点数が多くなるほどすべてを深く隠しきるのが難しくなり、皮膚が薄い方では小さな盛り上がりとして触れる場合があります。

埋没法の点数はカウンセリングでどのように決まりますか?

まぶたの皮膚の厚み、脂肪の量、目の開き具合を診察したうえで、ご希望の二重の幅と形を合わせて判断します。ブジーでラインを再現しながら見え方を確かめますので、当日その場で納得したうえで数を決めていただけます。

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