OZI SKIN CLINIC

陥没乳頭手術の傷跡は目立つ?
家族にばれる?
症例写真で
専門医が徹底解説

乳頭縮小術 症例写真 形成外科専門医

監修:形成外科専門医
王子富登
慶應義塾大学医学部 形成外科

目次

 はじめに

陥没乳頭に対する手術は、見た目の改善だけでなく、授乳機能や衛生面の向上を目的として行われる治療です。40歳未満であれば授乳の可能性を鑑みて保険適用になります。

当院では、陥没乳頭の名医であり世界的に有名な酒井法を生み出した「酒井成身先生」のもとで直接学んだ医師が執刀しています。

東京・大宮周辺で陥没乳頭にお悩みの方はぜひ一度ご相談にいらしてください。

手術を検討する多くの方が不安に感じるのが
「傷跡が残るのではないか」
「手術したことが周囲にばれてしまうのではないか」
という点です。

特に乳頭というデリケートな部位であるからこそ、傷跡に対する不安は大きいものです。

本コラムでは、陥没乳頭手術における「傷跡」に焦点を当て、
・傷はどこにできるのか
・どのように治っていくのか
・目立つのか、ばれるのか
・術式による違い
・傷跡をきれいにするための工夫
を、症例写真とともに形成外科専門医の視点から詳しく解説します。


 陥没乳頭手術の傷跡は
どこにできる?

陥没乳頭手術では、陥没している乳頭の中央部分~乳頭基部までに傷ができることが通常です。
まれに「切らない陥没乳頭手術」として数mmの切開線を数か所あけて手術を行うことがあるようですが、再発が非常に多いため当院では酒井法に則り手術を行っています。

乳頭はもともと色調や質感が変化しているため、傷跡が周囲に紛れやすいという特徴があります。

 傷跡の治り方

術直後〜
2週間
手術直後は、
・軽度の腫れ
・赤み
・出血
などがみられます。
縫合糸がついている状態であり、場合によっては乳頭の大きさを出すために敢えて皮膚をあわせすぎないように縫合することがあります。
この時期はまだ傷跡が目立ちますが、ガーゼ等で保護している時期でもあるため周囲に見せることはあまりない時期かもしれませんね。
術後〜
1ヶ月
抜糸後、徐々に腫れが引き、赤みが軽減してくる時期です。 傷跡はピンク色を帯びた状態となります。ただし、まだ腫れと傷の硬さが残ります。
術後〜
3ヶ月
炎症が落ち着き、皮膚がなじんできます。
傷跡もやわらなくなり、徐々に赤みが軽減してきます。
術後〜
6ヶ月以降
傷は成熟し、白っぽく変化しながら周囲の皮膚と同化していきます。


 傷跡が残りやすい方

一方で、以下の要因により傷跡が目立つ可能性もあります。

・ケロイド体質
・皮膚が色素沈着を起こしやすい
・もともと乳頭の色調が非常に濃い
・過度なテンションがかかる縫合
・術後の感染や摩擦、創部の圧迫

そのため、術式選択と術後管理が極めて重要です。


 周囲にばれる可能性はあるのか

結論として、傷跡はよく見ないとわからない程度で、日常生活で周囲にばれる可能性は極めて低いはずです。
家族で温泉旅行などに行った際にばれるかどうかを気にされる方もいらっしゃいますが、おそらく気にならない程度です。
ただし、あくまで傷がなじんだころの話で、術後早期の場合は気づかれる可能性はゼロではありません。


 傷跡の凹凸

 【傷跡がふくらむ場合】

術後、ケロイド体質の方は傷跡が膨らむ可能性があります。

 【傷跡がへこむ場合】

・もともとの組織が非常に小さい場合
・創部の乾燥
・感染
などにより傷跡がややへこんで治ることがあります。

この場合でも乳頭が突出していれば授乳は可能です。
ただし、見た目として気になる場合は再度手術にて微調整することも可能です。
その場合は整容面での対応となり、保険適用外となる可能性があります。


 術式による傷跡の違い

陥没乳頭手術は大きく2つの方法に分かれます。

 ①乳管温存法

乳管を温存しながら原因となる線維組織を解除する方法です。

 ②乳管切離法

乳管を含めてしっかりと拘縮を解除する方法です。

当院ではできる限り乳管を温存しながら手術を行っております。
ただし、修正手術などではやむを得ず乳管を切離する可能性もあります。


 症例 20代女性

陥没乳頭 症例写真 形成外科専門医

術後3ヶ月では傷跡はほとんど目立たず、自然な乳頭形態が維持されています。

陥没乳頭 症例写真 形成外科専門医


 形成外科専門医による傷跡を
きれいにするためのこだわり

当院では、単に陥没を改善するだけでなく、傷跡をいかに美しく治すかに重点を置いています。

 極細糸による精密縫合

縫合痕を最小限に抑える

 血流の温存

創傷治癒を最大限に促進

 術後管理

感染予防・保護により瘢痕を最小化

これらを総合的に行うことで、時間の経過とともにほとんど分からない傷跡を目指します。


 Q&A

 Q1:陥没乳頭の手術は痛いですか?

局所麻酔があるため、手術中の痛みはほとんどありません。術後は軽い痛みが数日程度あります。

 Q2:手術時間はどれくらいですか?

両側1時間~1時間半程度ですが、乳頭の大きさや瘢痕の状態により多少前後します。

 Q3:授乳は可能ですか?

乳管温存法であれば可能な場合がありますが、乳管切離法では難しくなります。

 Q4:再発しますか?

術式や体質によっては再発の可能性がありますが、適切な手術でリスクは低減できます。


 まとめ

陥没乳頭手術における傷跡は、適切な術式と形成外科的手技により、非常に目立ちにくくすることが可能です。
また、日常生活において周囲にばれる可能性も低く、多くの方が安心して治療を受けています。未成年の方でもお母さまと一緒にご来院される方も少なくありません。

一方で、仕上がりは医師の技術や術後管理によって左右されるため、信頼できる医療機関での治療選択が重要です。
傷跡が不安で一歩踏み出せない方も、まずは専門医にご相談ください。

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陥没乳頭についての詳細はこちら


 <参考文献>

1. Han S, et al. Surgical correction of inverted nipple. Aesthetic Plast Surg.

2.Kolker AR, et al. Inverted nipple correction. Plast Reconstr Surg.

3.Elsahy NI. Correction of inverted nipples. Ann Plast Surg.

4.Sakai S, et al. Lactiferous duct preserving technique.

5.International Breastfeeding Journal, 2022

6.日本形成外科学会 「形成外科テキスト」

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【形成外科専門医監修】
乳頭縮小術の傷跡はばれる?
目立つ?症例写真で解説

乳頭縮小術 症例写真 形成外科専門医

執筆者:形成外科専門医
山田果林
東京女子医科大学 形成外科

目次

乳頭縮小術を検討されている方から、カウンセリングでよくいただく質問の一つが
「乳頭縮小術の傷跡は残りますか?」
「手術をしたことはばれてしまいますか?」
というものです。

乳頭の傷跡は比較的目立ちにくい部位といえますが、切開している以上傷跡が全く残らないわけではありません。できるだけ傷跡を目立ちにくくする工夫と縫合を意識することが重要です。

この記事では、

・乳頭縮小術の傷跡はどこにできるのか
・手術したことがばれる可能性
・傷跡が残りやすい体質
・傷跡をできるだけきれいに治すためのポイント

について、症例写真を交えながら解説します。

大宮・東京エリアで手術を検討される方はぜひこのコラムを読んでからクリニックを選んでください。

 乳頭縮小術の傷跡は
どこにできる?

乳頭縮小術では、乳頭の付け根部分側面に傷跡ができることがほとんどです。
ただし、理想の乳頭の大きさがかなり小さい場合は乳頭の頂点にも傷跡ができることがあります。

傷跡ができる

・乳頭の付け根
・乳頭の側面

については、乳頭の立体構造の中に自然となじみやすい位置になります。

乳頭は血流が非常に豊富な組織であるため、傷の治りは比較的よいところといえます。

 手術したことはばれる?

多くの患者さんが気にされるのが、「手術をしたことがばれるのでは…」という点です。

実際には、乳頭縮小術の傷跡は乳頭と乳輪の境界部分に沿ってできるため、日常生活の中で他人に気づかれることはほとんどありません。

例えば、以下を気にされる方もいらっしゃいますが、時間が経過して傷跡が落ち着くと、近くで注意して見なければ分からない程度になることが多いです。

・温泉やサウナ
・パートナーとの関係
・水着や下着

ただし、色素がもともと非常に薄い方の場合は術後すぐの時期は傷跡が赤く見えることがあり、腫れや浮腫みも残っています。

術後数週間もすると目立ちにくくなることがほとんどです。

 乳頭縮小術の傷跡はどれくらいで
目立たなくなる?

乳頭縮小術の傷跡は、時間の経過とともに徐々に目立ちにくくなっていきます。傷の治り方には個人差がありますが、一般的には次のような経過をたどります。

術後1〜2
週間
抜糸を行う時期です。まだ腫れや赤みがあり、傷跡がやや目立つことがあります。
術後1〜3
か月
浮腫みが徐々に落ち着き、傷跡の赤みも少しずつ薄くなっていきます。日常生活の中ではほとんど気にならない程度です。
術後3〜6
か月
傷跡の色調が周囲の皮膚となじみ、さらに目立ちにくくなっていきます。
術後6
か月〜
傷跡が成熟し、かなり自然な状態になっていきます。

乳頭は血流が豊富な部位であり、比較的傷がきれいに治りやすいという特徴があります。

ただし、術後3か月程度までは乳頭に負担をかけることをすると傷跡が少しひらき、白い瘢痕となって目立つ可能性があります。術後しばらくは愛護的に過ごしていただくことをおすすめしています。

見た目としては若干の腫れはあるものの抜糸直後から傷跡が気にならないことがほとんどです。

 【症例写真】乳頭縮小術の傷跡の経過

 術前

乳頭の高さと直径が大きく、下着への擦れや見た目が気になる状態でした。

 術後1週間~2週間(抜糸直後)

軽い内出血がありますが、10日前後で自然と軽快します。内出血はあまり出ない方もいらっしゃいますが、多くてもこの程度です。抜糸直後なので、傷の位置がわかりやすいですね。シャワーで軽く洗っていただくとわかりにくくなります。

まだ腫れがある時期です。

 術後1か月

腫れが落ち着き、傷跡もなじんできています。見た目には傷跡がどこにあるのかほとんどわかりませんが、よくみると少し赤みが出ている時期です。

 術後3か月

形成外科専門医の執刀ですので、傷跡はほとんど目立たない状態です。

形態も整い、「手術を踏み切って本当によかったです、傷跡も気になりません」とのことでした。お写真のご協力ありがとうございました。

 乳頭縮小術の傷跡が
目立つケースはある?

乳頭縮小術では、多くの場合時間の経過とともに傷跡は目立ちにくくなります。 しかし、もちろん傷跡が目立つ状態になることがあります。

 1. 切開位置や縫合方法

適切な位置での切開や、傷口に負担をかけない縫合方法が非常に重要です。

皮膚の余裕をみながらデザインをしていきますが、最終的な仕上がりをイメージしながら手術をすることができるのも形成外科専門医ならではの技術です。

 2. 術後の摩擦や刺激

乳頭は下着と接触する部位のため、術後早期に強い摩擦が加わると傷の治癒が遅れたり、赤みが長引いたりすることがあります。

 3. 体質

ケロイド体質や色素沈着が起こりやすい体質の方では、傷跡が赤く盛り上がったり、色が残ったりすることがあります。

 4. 喫煙習慣

喫煙は血流を低下させるため、創傷治癒を遅らせる可能性があります。また、術後感染のリスクも高まるため、禁煙を検討することをおすすめします。

 形成外科専門医の手術で
傷跡は変わる

傷跡の仕上がりは、手術の方法によって大きく変わります。特に重要なのは

・切開する位置
・切除する皮膚量
・縫合方法(中縫いの有無や皮膚の合わせ)
・使用する針や糸、器械

です。

形成外科では、傷跡をできるだけ目立たせないために

・皮膚の張力を分散する縫合
・細い糸による丁寧な縫合
・乳頭の自然な構造を考慮したデザイン

などを行います。

こうした解剖学的な理解と手術技術によって、できるだけ自然で目立ちにくい仕上がりを目指します。

今回の症例の方の傷跡を拡大してみます。

矢印部分が傷跡ですが、おそらくよく見てもわからないくらいキレイな傷跡になっています。

乳頭の理想の大きさについての解説はこちら

 傷跡をきれいにするためのアフターケア

手術後の傷跡の経過には、アフターケアも大きく関係します。

術後抜糸までは若干血が滲むことがあるため、ガーゼで保護した状態で過ごしていただきます。この際にしっかりと保湿をする目的でも軟膏を塗布していただきます。

抜糸後から傷跡はあまり気にならない方が多いですが、内部はまだ完成していません。

この時期は乳頭への負担をなるべくかけたくない時期です。

・摩擦を避ける
・保湿
・伸展を防ぐ
・必要に応じて、傷をきれいにするための内服薬

また、下着ですれたりしないよう、直後は強く圧迫するような下着は避けていただきます。

 よくある質問(FAQ)

 Q1. 乳頭縮小術の傷跡は
完全に消えますか?

乳頭縮小術では切開を伴うため、完全に傷跡が消えるわけではありません。ただし、乳頭の基部や側面に沿って切開を行うことで、立体構造の中に自然となじみやすくなります。

形成外科専門医が適切な手術を行うと、多くの場合時間の経過とともに傷跡は目立ちにくくなります。

 Q2. 乳頭縮小術の傷跡はどれくらいで目立たなくなりますか?

個人差はありますが、一般的には

術後1〜2週間:抜糸、赤み、腫れが残る
術後1〜3か月:傷跡が全体に落ち着く
術後3~6か月前後:さらに傷跡がなじむ

という経過をたどります。

 Q3. 温泉やサウナで
手術したことはばれますか?

乳頭縮小術の傷跡は乳頭の境界部分に沿ってできるため、日常生活の中で他人に気づかれることはほとんどありません。術後しばらくは赤みがありますが、時間の経過とともに目立ちにくくなります。

 Q4. パートナーに手術したことは
分かりますか?

抜糸までは糸がついた状態になりますので、抜糸までは見た目に手術をしたことがわかります。抜糸翌日からは腫れはあるものの、見た目には特に違和感なく過ごせるはずです。術後3か月もすると腫れもほとんど落ち着きます。

 Q5. 乳頭縮小術の傷跡は
ケロイドになりますか?

ケロイド体質の方では、傷跡が赤く盛り上がる可能性があります。きずあとがケロイドになった経験がある場合は、手術前に医師に相談してください。

 Q6. 傷跡が目立たないようにするために
できることはありますか?

術後は以下のアフターケアが重要です。

・摩擦を避ける
・保湿を行う

傷跡の状態により適切なアフターケアが異なることがありますので、必ず手術をした医師に指示を仰いでください。傷跡については形成外科専門医が得意とする分野ですので、専門医がいるクリニックを選ぶことも大切です。

 Q7. 乳頭縮小術の抜糸はいつですか?

多くの場合、術後1〜2週間程度で抜糸を行います。抜糸の時点ではまだ腫れや浮腫みが残っていることがあります。

 Q8. 傷跡が目立ちやすい人の
特徴はありますか?

次のような方は傷跡が目立ちやすい可能性があります。

・ケロイド体質
・色素沈着が起こりやすい
・摩擦が多い生活環境
・喫煙習慣がある

Q9. 乳頭縮小術の傷跡は左右で違いが
出ることはありますか?

乳頭の大きさや形にはもともと左右差があることが多いため、術後の経過にもわずかな違いが出ることがあります。また、もともとの乳頭の位置を変えることは難しいので注意が必要です。

ただし、適切なデザインと縫合を行うことで、できるだけ自然な仕上がりを目指します。

 Q10. 乳頭縮小術は誰が手術しても
同じですか?

乳頭縮小術は小さな組織の中で繊細な操作を行う手術のため、切開位置や縫合技術によって傷跡の仕上がりが大きく変わります。
そのため、乳房や皮膚の構造を理解した形成外科専門医による手術が重要です。

 まとめ:
乳頭縮小術をご検討の方へ

乳頭の大きさや高さ、形についてのお悩みは、人に相談しにくいものです。

乳頭縮小術では、以下の部位を整えることで、自然な形に近づけることが可能です。

・乳頭の高さ
・乳頭の直径
・乳頭と乳輪のバランス

また、傷跡の仕上がりは以下の内容によって大きく変わります。

・手術方法
・縫合技術
・術後ケア

当院では、形成外科専門医が乳頭の解剖を踏まえたデザインで手術を行い、できるだけ自然で目立ちにくい仕上がりを目指しています。

乳頭の形や大きさ、傷跡について不安がある方は、カウンセリングでお気軽にご相談ください。

乳頭縮小についてのコラム・症例写真はこちら

乳頭縮小詳細についてはこちら(モニターも募集中)

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【形成外科専門医が解説】
乳頭縮小手術の完全ガイド/
症例写真あり:
乳頭の理想の大きさや
授乳について

目次

乳頭(乳首)の大きさや形に関する悩みは、友人や家族にも相談しにくいデリケートな問題です。
「生まれつき大きい」
「授乳を経て形が変わってしまった」
「温泉や着替えの時に視線が気になる」
といったコンプレックスを抱えている方はとても多いです。

本コラムでは、大宮・東京で多くの症例を手掛けるオジスキンクリニックが、最新の学術文献(エビデンス)に基づいた乳頭縮小手術の術式や、失敗しないためのクリニック選びのポイントを、形成外科専門医の視点から詳しく解説します。

 1.乳頭縮小手術とは?
医学的背景と原因

乳頭縮小術 症例写真 形成外科専門医

乳頭縮小手術(Nipple Reduction)は、肥大した乳頭を乳輪やバスト全体のサイズに合わせて、縮小する手術です。

 なぜ乳頭は肥大するのか?

医学的には、乳頭の肥大は大きく分けて以下の2つの要因に分類されます。

 1.先天的な要因(遺伝・体質)

第二次性徴期におけるホルモンバランスの影響により、乳頭組織が過剰に発達するケースです。

 2.後天的な要因(授乳・刺激)

Trøstrupら(2019)の文献でも指摘されている通り、授乳や、妊娠・出産に伴う急激なホルモン変化で乳頭は伸びてしまいます。また、アトピー性皮膚炎などが原因で乳頭を掻把してしまうことでも乳頭は肥大します。

 2.文献に基づいた
「理想的な乳頭」の黄金比

「どれくらい小さくすればいいのか?」という疑問に対し、当院では医学的な美の基準を取り入れています。
乳輪と乳頭のバランスは3.5:1程度が理想とされています。
また、乳頭の高さは直径の半分程度が最もバランスが良いとされています。
当院では、単に小さくするのではなく、この黄金比をベースに、患者様の体格や乳房のボリュームに合わせたオーダーメイドのデザインを行います。

 3.形成外科専門医が選択する
「3つの主要術式」

乳頭縮小術や乳頭短縮術には複数のアプローチがありますが、当院では患者様の「将来の授乳希望」や「現在の形状」を考慮し、最適な術式を選択します。

乳管温存法

乳管(母乳が通る管)を温存しながら、乳頭の側面の皮膚や組織を環状に切除する「Circumcision(環状切除法)」や「Lewis法」を用います。

  • メリット:授乳機能への影響が極めて少ない。
  • 適応:未婚の方や、今後出産の予定がある方。

ただし、乳頭の横幅に大きな変化は出しにくいため、希望の大きさについて細かくすり合わせる必要があります。

くさび状切除法(Wedge Resection)

乳頭をケーキのようにV字型に切り取ることで、直径(横幅)を縮小させる方法です。

  • メリット:横幅が広いタイプの乳頭に効果が高い。

ただし、除去する組織量によっては血流が悪くなる可能性があるため専門的な知識が必須となります。

コンビネーション法

ほとんどの方が、高さと横幅を同時に整える手術を希望されます。当院ではこれらを組み合わせ、3次元的な縮小(高さ・幅・厚みの同時調整)を行います。

その他、希望する乳頭の大きさによっては「コンポジットグラフト」や「くり抜き法」等さまざまな方法から理想とする大きさをすり合わせて術式を選択していきます。
男女問わずにまずはご相談ください。

 4.【症例】30代女性

乳頭縮小術 症例写真 形成外科専門医

先天性の乳頭肥大でご来院されました。
乳頭の大きさについては自然な大きさにて希望され、乳頭縮小および乳頭短縮を行っています。
術後1か月時点で傷跡もわからず美しい形態になりました。

 5.失敗しないために:
なぜ「形成外科専門医」なのか

乳頭の手術は非常に狭い術野で細かい手技が必要になります。
血流を意識し、神経や乳管を意識しながら手術を行う必要があります。

  • 知覚麻痺
    一時的な感覚鈍麻は起こりますが、感覚がなくなる場合は神経損傷の可能性。
  • 組織壊死
    血流不全により、乳頭の一部が欠損する可能性。

 オジスキンクリニックの専門性

当院では、全例を日本形成外科学会認定の専門医が担当します。

形成外科専門医は、マイクロサージャリーという顕微鏡下での縫合技術を習得しています。
極細の縫合糸を使用し、皮膚の緊張を分散させる特殊な縫合法を用いることで、「傷跡がどこにあるか分からない」レベルの仕上がりを目指します。

当院は陥没乳頭や分裂乳頭の手術も行っているため、乳頭に係る症例数が多いことも安心です。

 6.手術の流れと
ダウンタイムの現実

患者様が最も不安に感じる「痛み」と「日常生活への影響」についてお答えします。

 手術当日

  • 1. デザイン
    ミリ単位で切除範囲をマーキングします。
  • 2. 麻酔
    極細針による局所麻酔。ご希望により笑気麻酔も可能です。
  • 3. 手術:両側で1時間~1時間半程度

術後の経過(ダウンタイム)

  • 痛み
    術後2〜3日はジンジンとした違和感がありますが、処方する鎮痛剤で十分に管理可能です。
  • 抜糸:術後10日~2週間後に行います。
  • 傷跡の経過
    傷跡は最初は硬さがありますが、1か月後をピークに徐々に柔らかくなります。傷跡自体はおおよそ目立たないことがほとんどです。

 7.大宮・東京エリアでの
クリニック選び

大宮・東京エリアには多くの美容外科が存在しますが、乳頭縮小のような「機能と美しさ」の両方が求められる手術では、以下の基準で選ぶことをお勧めします。

  • 1. 形成外科専門医が執刀している
  • 2.カウンセラーではなく、「医師」がしっかりと
    カウンセリングを行っている
  • 3.アフターケアまで丁寧に行っている

オジスキンクリニックでは、患者様のプライバシーを守る完全予約制を導入しており、大宮駅からのアクセスも良好です。仕事帰りや、都内・埼玉県内からの通院にも便利な立地を整えています。

 8.よくある質問(FAQ)

 Q. 手術後、感度が落ちることはありますか?

A. 一時的に感覚が鈍くなることがありますが、文献上も、適切な神経温存術式を行えば、数ヶ月で元の感覚に戻るのが一般的です。

 Q. 傷跡がケロイドになることはありませんか?

A. 乳頭は比較的ケロイドになりにくい部位ですが、体質を考慮し、術後のケアついても専門医が指導いたします。ただし、もともとケロイド体質の方は手術をお断りすることもございます。

 Q. 他院の修正手術は可能ですか?

A. 可能です。左右差や、切りすぎて平坦になりすぎたケースなどの修正も承っております。

 9.まとめ:まずはカウンセリングに
お越しください

乳頭縮小手術は「やってよかった」と思える手術だと思います。
温泉などを気軽に楽しめるようになった、というお声もたくさんいただきます。

当院では、豊富な症例数を持つ形成外科専門医が、最新の医学的知見に基づき、あなたのコンプレックスを自信へと変えるお手伝いをいたします。

乳頭縮小について詳細はこちら

乳頭縮小についての関連コラムはこちら

 10.参考文献

Trøstrup H, et al. Current surgical techniques for nipple reduction: A literature review. JPRAS Open. 2019. (乳頭縮小術の包括的なレビュー)

Van Wingerden JJ, et al. The Aesthetic Ideal of the Nipple-Areola Complex. Aesthetic Surgery Journal. 2016. (乳頭・乳輪の美的黄金比に関する研究)

Sakai S, et al. Nipple Reduction Surgery. Japanese Journal of Plastic Surgery (形成外科). Vol. 66, No. 5, 2023. (日本国内における最新の術式解説)

Choi JW, et al. A novel technique for nipple reduction surgery: the tripod wedge resection method. Archives of Plastic Surgery. 2015. (授乳機能を温存する術式の有効性)

一般社団法人 日本形成外科学会 美容外科診療指針・ガイドライン

浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】

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乳頭縮小術のダウンタイムは
どれくらい?
【大宮・東京エリア】
術前〜3か月後まで
形成外科専門医が
症例写真で解説

乳頭縮小術を検討される方から
特に多くいただくご質問が

「ダウンタイムはどのくらいですか?」
「どれくらいで自然になりますか?」

という内容です。

乳頭は血流が豊富で繊細な組織のため、正しい経過を理解しておくことが安心につながります。
本記事では、実際の症例写真(術前・術直後・1週間後・3か月後)をもとに、乳頭縮小術のダウンタイムを形成外科専門医が詳しく解説します。

目次

 1.乳頭縮小術とは

乳頭縮小術 症例写真 形成外科専門医

乳頭縮小術は、肥大した乳頭の高さや直径を整え、乳輪とのバランスを改善する形成外科的手術です。
単純に小さくするのではなく、

  • ・血流の温存
  • ・乳管の保護
  • ・将来的な形態安定

を考慮することが重要です。

 2.術前の状態

高さと直径にボリュームがあり、下着に擦れることや見た目を気にされていました。
デザイン段階で完成イメージを共有することが、満足度に直結します。
今回は自然な大きさでの縮小をご希望されていました。

 3.術直後

術直後は軽度の腫れがあります。

■痛みについて

当日は違和感や軽い痛みが出ることがありますが、痛み止めの内服で十分コントロール可能です。
翌日以降は内服が不要な方も多いです。

■当日〜抜糸まで

抜糸まではガーゼ保護を行います。
乳頭は非常に血流が豊富な部位なので、1週間程度は多少の出血があることがありますが自然におさまることがほとんどです。
当院では形成外科専門医が執刀するため組織の血流は意識しつつ、血腫等の合併症が起こらないように手術中に丁寧に止血します。

 4.抜糸時の状態

腫れのピークは過ぎていますが、全体に浮腫みが残る時期です。

■抜糸

抜糸は通常1〜2週間で行います。
今回は1週間後に抜糸を行いました。直後は少し血が滲むことがありますが、当日で落ち着きます。
抜糸時点では見た目はかなり落ち着いていますが、まだ浮腫みがあります。 この時点のサイズが最終形ではありません。

乳頭縮小術 症例写真 形成外科専門医

 5.術後3か月でほとんど完成

乳頭縮小術 症例写真 形成外科専門医

術後3か月で浮腫みがほぼ改善し、その後6か月まではさらに浮腫みと傷跡が落ち着いていきます。

ただし、3か月時点ではおおよそ傷跡もなじみ、自然な形態へと落ち着きます。
乳頭は血流が良いため、比較的回復はスムーズです。

ダウンタイムまとめ

時期 状態
当日 痛み止めで自制内
1〜2週間 抜糸・浮腫みあり
1〜3か月 完成に近づく

 6.大宮・東京で乳頭縮小術を
ご検討の方へ

乳頭縮小術は小さな手術に見えて、非常に繊細な形成外科手技を要します。
大宮・東京エリアには多くの美容クリニックが
ありますが、

  • ・形成外科専門医が執刀するか
  • ・症例写真を公開しているか
  • ・術式を説明できるか

が医院選びの重要なポイントです。
ダウンタイムの短さや傷跡の自然さは、解剖学理解と丁寧な縫合・止血技術に大きく左右されます。
また、当院には女性の形成外科専門医が在籍しているため男性医師には相談しにくいデリケートな部位でも気軽にご相談いただけます。

Q&A

Q1. 乳頭縮小術を受けた場合、ダウンタイムは
どれくらいですか?

基本的には痛み止めでコントロール可能、1〜2週間で抜糸、およそ3か月で完成に近づきます。
浮腫みもありますが、術直後から乳頭は小さくなった実感があります。

Q2. 手術当日はどのくらい痛みがありますか?

鈍い痛みが出ることがありますが、痛み止め内服で自制内です。翌日から不要な場合もあります。

Q3. 抜糸はいつ行いますか?

通常1〜2週間後に行います。

Q4.シャワーはいつから入れますか?

手術翌日からシャワーは可能です。傷口も洗っていただいて構いません。

Q5. 傷跡は目立ちますか?

乳頭基部に沿った縫合となるため、時間とともに非常に目立ちにくくなります。

Q6. 大宮や東京からのアクセスはいかがですか。

当院は浦和駅徒歩30秒に位置するため、湘南新宿ラインや上野東京ラインで大宮から1駅、東京駅や新宿、池袋からも30分程度でアクセスが可能です。

Q7. 仕事はいつから復帰できますか?

デスクワークであれば当日から可能なことが多いです。

Q8. 入浴はいつから可能ですか?

湯船は抜糸後が目安です。

Q9. 完成までどのくらいかかりますか?

3か月でほぼ完成形に近づきます。

Q10. 医院選びのポイントは何ですか?

形成外科専門医が在籍し、症例写真を公開していることが重要です。
また、自分の希望の大きさや形態について術前によくカウンセリングをしてくれるかどうかも重要なポイントです。

 7.まとめ

乳頭縮小術のダウンタイムは、

  • ・当日は痛み止めでコントロール可能
  • ・抜糸は1〜2週間
  • ・術後3か月でほぼ完成

という経過をたどります。
術直後は腫れがありますが、時間とともに自然な形態へと落ち着きます。
大宮・東京エリアで乳頭縮小術をご検討中の方は、まずはカウンセリングにてご相談ください。
当院では形成外科専門医が診察から手術・アフターケアまで一貫して対応しております。

症例写真についてはこちらも併せてご覧ください

乳頭縮小のデザインや基礎知識についてはこちら

浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】

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【東京・埼玉】乳頭縮小術|
症例写真で解説|
ダウンタイム・傷跡・
授乳への影響まで
形成外科専門医が解説

目次

 1.女性の乳頭縮小術とは

乳頭縮小術は、乳頭の「高さ」「直径」「突出度」を調整し、乳房全体とのバランスを整える形成外科手術です。
乳頭が大きい、前に突き出ている、左右差があるといった状態は、下着や薄手の服を着た際に目立ちやすく、見た目のコンプレックスや日常生活でのストレスにつながることがあります。乳頭は非常に小さな組織でありながら、感覚神経や乳管、血流が集中する繊細な部位です。そのため、単純に「小さくする」だけではなく、機能と安全性を考慮した形成外科的デザインが求められます。

 2.乳頭が大きくなる原因とお悩み

乳頭縮小術 症例写真 形成外科専門医

乳頭の大きさや形状には個人差がありますが、以下のような要因が関係します。

  • ・先天的な形態差
  • ・思春期や妊娠・授乳による変化
  • ・ホルモンバランスの影響
  • ・加齢による皮膚の変化

特に女性では、「授乳後に乳頭が伸びた」「若い頃から大きさが気になっていたが相談できなかった」といったお悩みが多く見られます。

男性の乳頭縮小についてはこちら

 3.乳頭縮小術の
代表的な術式と考え方

乳頭縮小術には複数の術式がありますが、共通して重要なのは以下の3点です。

  • ・乳頭の血流を温存すること
  • ・感覚神経・乳管への影響を最小限にすること
  • ・不自然な形や瘢痕を残さないこと

基本的には、乳頭基部に沿った切開デザインを用い、乳頭の高さや直径を調整する方法が報告されています。このような術式では、切除量を細かく調整することで、自然な丸みとバランスの取れた乳頭形態を目指します。

 4.【症例写真】乳頭縮小術の実際

乳頭縮小術 症例写真 形成外科専門医

術前/術後(1か月)

症例概要
30代女性
乳頭の高さと直径が目立つことを主訴に来院。乳房全体とのバランスを考慮し、乳頭の突出を抑えつつ自然な形態となるようデザインしました。
術後経過
術後1か月時点で乳頭の感覚も保たれ、傷跡もわからない程度にまできれいになりました。
「手術をして本当によかった」とおっしゃっていただけました。

 5.乳頭縮小術を行う際の注意点

乳頭縮小術で特に重要なのは、切除しすぎないことです。過度な切除は以下のリスクにつながります。

  • ・乳頭感覚の低下
  • ・血流障害による治癒遅延
  • ・不自然な形態や瘢痕

また、将来的に授乳を希望される方では、乳管温存を意識した術式も選択することができます。
ただし、希望する大きさが非常に小さい場合は乳管温存が難しい可能性もありますので術前にしっかりとカウンセリングさせていただきます。

 6.術後経過とダウンタイム

乳頭縮小術は比較的ダウンタイムの短い手術です。

  • ・腫れ・内出血:1〜2週間程度
  • ・抜糸:術後1~2週間
  • ・日常生活:デスクワークは当日から可能

術後は、摩擦や圧迫を避け、清潔な状態を保つことが大切です。
傷跡をきれいにするためのアフターケアについても当院より詳しくお伝えさせていただきます。

 7.乳頭縮小術は
形成外科専門医による手術が重要

当院では、形成外科専門医がカウンセリングから手術、術後フォローまで一貫して担当し、見た目の美しさと安全性の両立を重視しています。乳頭縮小術をご検討の方は、ぜひ形成外科専門医が在籍する当院にご相談ください。一人ひとりの状態に合わせた、安心で自然な治療をご提案いたします。

乳頭縮小についての詳細ページはこちら

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イソトレチノイン料金値下げのお知らせ

納入価格の改定に伴い、
ニキビ治療の内服薬「イソトレチノイン」の料金が
変更となりました。

新しい価格は以下の通りです。

イソトレチノイン
1錠  ¥800→¥450
30錠 ¥19,500→¥12,500

何卒よろしくお願いいたします。

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【最新版】
ピコレーザーによる
全顔シミ取りの経過と効果
~ピコシュアなら後悔しない!
照射前後の注意点と
治療成功の秘訣~

目次

1.はじめに:
シミ治療はピコレーザー

年齢とともに気になってくる「シミ」。
鏡を見るたびに少しずつ増えていくように感じ、治療は受けたいけれど「どの治療が自分に合うのか」「安全に受けられるのか」と不安を感じる方も少なくありません。
近年、美容医療の現場でシミ取り治療によく使われているのがピコレーザーです。
従来のレーザーよりも肌への負担が少なく、シミやくすみをきれいにするだけでなく、正しく使うと毛穴や小じわ、ニキビ跡など肌質改善まで幅広く対応できるため、「シミを取る」だけでなく「肌そのものを美しく整える治療」として非常に優れた機器です。
ただし、ピコレーザーは万能ではありません。
照射技術・波長の選択・照射後のケア次第で結果が大きく変わるため、クリニックの見極めと自身でのケアの両輪が成功の鍵となります。
本コラムでは、シミ取り治療の経過をもとに、安全で効果的な治療のために知っておくべきポイントを詳しく解説します。これからシミ治療を検討している方にぜひ読んでいただきたいコラムです。

2. ピコレーザーとは?
従来レーザーとの違い

ピコレーザー(Pico laser)は、1兆分の1秒=ピコ秒という極めて短い時間でレーザーを照射する最新の医療レーザーです。
その超短時間パルスにより、メラニンを熱ではなく「衝撃波(光音響効果)」で粉砕することが可能となりました。少しわかりにくいと思います。要するに熱効果が少ないため、痛みも楽になりましたし、周囲へジワジワと熱ダメージが加わることなく、メラニンだけがしっかりターゲットになるので、圧倒的に肌ダメージが少ないのです。

特徴 従来のQスイッチレーザー ピコレーザー
パルス幅 ナノ秒(10⁻⁹秒) ピコ秒(10⁻¹²秒)
主な作用 熱によるメラニン破壊 衝撃波によるメラニン粉砕
熱影響 強い 少ない
ダウンタイム 長め 短い

また、Qスイッチレーザーに比較して照射方法も工夫することができ、あまりダウンタイムを出さずに少しずつ肌質とシミを改善させていくこともできます。
アレンジできる部分が増えた分、マニュアル通りの照射ではなく、肌診察のうえ毎回施術の設定をしてもらえるクリニックのほうが効果が出やすい機器といえるかと思います。

3. 症例紹介
(全顔ピコレーザー照射の経過)

20代女性 ピコプレミア1回照射

30代女性 ピコプレミア1回照射

30代女性 ピコプレミア1回照射

40代男性 ピコプレミア2回

4. ピコレーザー照射前後の
注意点

ピコレーザーの効果を最大限に引き出すには、照射前後のケアが極めて重要です。
ここでは、治療を成功に導くためのポイントを「照射前」「照射直後」「その後のアフターケア」に分けて解説します。

照射前の注意点:
レーザー治療向きの肌へ

紫外線対策は絶対

日焼けした肌は炎症反応が強く、PIH(炎症後色素沈着)のリスクが高まります。
少なくとも施術2週間前からは以下を徹底しましょう:

  • ・SPF30以上/PA+++以上を毎日使用し、塗り直しも
  • ・日傘・帽子・サングラスで物理的遮光
  • ・車中・曇天でも紫外線は届くため油断しない

旅行や海などで万が一日焼けをした場合は、2~3週間以上の間隔を空けて施術を行います。
これは日焼けで肌の炎症が起こってしまっている状態では施術ができないため、赤みが強い場合や皮膚が剥けているときは施術時期をずらします。
また、くすみがある場合などは特にレーザー照射の少なくとも1か月前から美白内服や医療用の美白剤を開始しておくことでレーザーの反応をさらに高めることができます。
自分の肌を知るためにも事前に肌診断機VISIAを撮影することをおすすめしています。

肌のコンディションを整える

強い乾燥や皮むけがあったり、花粉皮膚炎などのかぶれ、かゆみがある状態での施術はレーザーが刺激になり赤みが長引くことがあるためあまりおすすめできません。
ご自身の肌にあったスキンケアで肌バリアを整えたり、場合によってはクリニックでイオン導入
水光注射をして肌を丈夫にしてから施術することをおすすめしています。
また、肌のターンオーバーを促進するレチノールやニキビ治療に用いられるようなベピオゲルやディフェリン、エピデュオゲルなど刺激の強い外用剤は施術前に必ず休止します。

内服薬・既往歴を必ず申告

内服薬や外用薬は内容によって治療に影響する場合があります。特に、リウマチの際に以前用いられていた金製剤は現在使用していなくてもレーザー治療に影響する可能性が高いので必ず申告していただいています。

肌にあったスキンケアの継続

施術直前にスキンケアを変更すると、かぶれが出る可能性があります。
レーザー照射の前は必ず使い慣れたスキンケアだけを使用し、不測の事態が起こらないようにケアしていただきます。
また、乾燥が強い状態では照射ができない可能性があるため、必ずシンプルでよいので化粧水だけではなく乳液まで塗布するようにしましょう。

照射直後〜2週間の注意点:
肌を守る“回復期”

クーリングと抗炎症ケア

照射直後は赤みやほてりが出るため、当院にてケアを行います。ただし、全顔照射の場合に照射箇所が多いとほてりが持続することがあります。
その場合はご自宅にて冷却したマスクパックなどで沈静していただきます。マスクパックは使い慣れたものか、クリニック専売のアレルギーが出にくいものをご使用いただくことをおすすめしております。

洗顔・入浴

洗顔は泡洗顔を心がけ、肌に負担がないように徹底します。
赤みが長引くような長風呂やサウナや岩盤浴は避けてください。

保湿の徹底

お渡しする外用薬を塗布していただくことで直後の炎症を抑えてください。
アルコール・香料入り化粧品は刺激となるため避け、肌に負担のない乳液やクリームで保湿をしてください。

紫外線ブロック

レーザーのあとのトラブルを防ぐため、日焼け止め(SPF30以上/PA+++)+帽子+マスクで徹底防御。
曇りの日でも欠かさず塗布しましょう。

メイク再開の目安

メイクは直後からでも可能ですが、下記に注意してください。

  1. ・メイク時にこすらない
  2. ・落とすのが簡単(=落とすときにこする必要がない)ものを使う
  3. ・かぶれの可能性があるため、初めて使用するものは使わない

シミが一時的に濃くなる現象

照射後、破壊されたメラニンがカサブタのようになり一時的に濃く見えることがあります。これはメラニンをお肌が出そうとする正常な反応です。およそ2週間で自然に剥がれ落ちます。擦ったり剥がしたりしないようにしましょう。

回復期(2週間~1か月):
肌が丈夫になってくる大切な期間

肌にあったスキンケア+UVケアの継続

新たな色素沈着を防ぐため、2~3か月間は日焼け止めを徹底。
乾燥・摩擦・紫外線はすべて色素沈着の原因になります。

VISIAによる経過観察

全顔治療の場合、治療1か月後には肌画像解析を行い、シミの残存や再発傾向を確認。
必要に応じて追加照射・外用調整を行います。

インナーケアの併用

トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンE、タチオンなどの内服はメラニン生成抑制に有効です。屋外にいることが多くなってしまった場合は必要に応じて高濃度ビタミンC点滴などを併用していきましょう。日焼け後の肌ダメージ対策

睡眠とストレス管理

睡眠不足やストレスは活性酸素を増やしメラニン生成を促進します。
良質な睡眠と規則正しい生活が、治療後の肌回復を助けます。

5. 治療を成功に導くための
5つのポイント

  • 1.VISIA肌診断をもとにした照射設定
  • 2.炎症を抑える直後のケア
  • 3.適切なタイミングでの経過観察
  • 4.必要に応じて再照射や外用の併用
  • 5.正しい自宅ケアの方法のお伝え

シミ取りは非常に奥が深く、照射すれば終わりではありません。
適切なアフターケアで結果も変わるため、クリニックケアと正しい自宅ケアを併用してはじめて良い結果が出ます。自宅ケアについても当院では照射時にしっかりと方法をお伝えさせていただいています。

6.当院のピコシュアが
シミ取りで優秀な理由

2022年のタイ・マヒドン大学による臨床研究(Vachiramon et al., J Cosmet Dermatol)では、
ピコシュア以外のピコレーザーの波長=532nmとピコシュアの波長=755nmピコレーザーを比較した結果、755nm群の方が明度改善・満足度・安全性すべてで優れていることが報告されました。

波長 主な作用部位 効果 リスク
532nm(KTP) 表皮浅層 そばかす・浅いシミ PIHリスクあり
755nm(アレキサンドライト/PicoSure) 真皮まで到達 老人性色素斑・肝斑・くすみ 熱ダメージ少なく安全

オジスキンクリニックでは、この研究でも高く評価された755nmピコシュア(PicoSure®)を採用。厚労省の認可も降りている安全性の高い機械です。
光音響効果によるメラニン粉砕で、アジア人の肌にも高い安全性と効果を両立しています。

7. オジスキンクリニックのこだわりと
安心のサポート体制

VISIAによる科学的肌解析

全顔照射の際に大切になるのが肌全体の評価です。肝斑の有無、日焼けの有無を確認し、必要におじて部位毎に設定を変えて照射していきます。また、肌状態によっては照射できないこともあるため、今の肌に本当にレーザーが適しているのかどうかも含めて診察させていただきます。

経過観察とフォローアップ

照射後は適切なタイミングで経過観察にいらしていただいております。結果を出すために必要に応じて外用を併用することもあります。

カスタマイズ治療認定医師ならではの
経験と技術

肌を診断し、肌に合わせた施術を行う医師の証。全国でも6名(2025年10月現在)しか認定されていません。安心してシミ取りについてご相談いただければと思います。

8. よくある質問(Q&A)

Q. ピコレーザー直後に
シミが濃くなりました。

A.一時的な反応で、メラニン排出過程の正常反応です。

Q. 効果は何回で出ますか?

A.シミの質によります。1回でかなり薄くなる方もいますが、過角化が起こり脂漏性角化症の状態になっていると回数がかかります。

Q. ダウンタイムは?

A.一時的に濃くなりますが、腫れや皮むけが起こるわけではありません。女性はメイクも可能です。ただし、シミの数が多いと濃くなる場所が増えて目立ちますので、イベント前は避けていただいたほうがよいでしょう。

Q. 肝斑にも効果がありますか?

A.肝斑については、シミが併発していることが多いためピコレーザーが適応になることもありますが、適切な診断のうえ別途必要な治療をご提案します。

9. まとめ:肌を知り、
正しく治療するという選択

ピコレーザーは、従来のQスイッチレーザーに比較して安全で効果的なシミ治療です。
特に755nmの波長をもつピコシュアは、アジア人の肌に最適化された波長で、高い改善率と低い副作用発生率が臨床的に確認されています。
オジスキンクリニックでは、VISIA解析とカスタマイズ治療認定医師による診断を組み合わせで「安全に、確実に、美しく」シミを改善する治療を行っています。

参考文献

1)Vachiramon V, et al. J Cosmet Dermatol. 2022;21(11):4370–4377.
2)Brauer JA, et al. J Drugs Dermatol. 2015;14(6):662–667.
3)SKN Cosmetics. Why is my pigmentation getting darker after the Pico Laser? 2024.
4)Liu Y, et al. Lasers Med Sci. 2021;36(9):1913–1924.

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二重埋没法にまつわる都市伝説 その1
~二重埋没法は人生で3回まで?~

形成外科専門医の王子富登です。
気分一新しての新ブログ開始です。
浦和にあるオジスキンクリニックで手術をするようになってから早5年。
技術を高めつつ、患者さんからいろいろなことを学ばせてもらいました。
そろそろそういったことをブログで皆様に還元できればと思い、
「まぶたコラム」という形でのブログ再開を決めました。
まぶたの手術に関するマニアックな経験を伝えていきたいと意気込んでいます。

今回の記事は、私が大好きな手術である二重埋没法についてです。当院ではOZIダブルループという、キラキラネームでもなく、シンプルな名付けでもない、絶妙な施術名で二重埋没法を提供しております。


施術ページはこちら↓

切らない二重術(二重埋没法)

私は二重切開法も二重埋没法も同じくらいの思い入れやこだわりがあり、
どちらも常に全力で取り組んでいます。
しかしながら手術件数はもちろん二重埋没法のほうが多いです。
それだけ需要が多いということですね。

数年前までは20分くらいで終えていた私の二重埋没法ですが、
どんどんこだわりとチェックポイントが増えていき、いまでは40分くらいはかかるようになりました。

「年をとって、動作がゆっくりになってきたのでは?」

と思う方もいることでしょう。

「時間かけすぎ」「手際が悪いんじゃないの?」

特に埋没法に思い入れやこだわりがないお医者さんならこう思うはず。

でも私にとっては「退化」ではなく、「進化」なのです。
より良い埋没法を追求し続けた結果、多くの作業工程と確認工程が必要になってきたのです。
結果もより安定するようになっています。
いままで数名の形成外科の医師に私の埋没法を見学してもらったことがありますが、おそらく私のやっていることに若干引いていると思います。

でもそれでいいのです。

狂気のようなこだわりのなかに私らしさが詰まっているんです。

いつか私なりの工程も詳しく解説できればと思います。
さて、今回の話題は「二重埋没法にまつわる都市伝説」について。

「二重埋没法は人生で3回までしか
できないってほんとですか?」

この質問、多い時で一日に3、4回聞かれます。
結論からいうと、間違っています。
誰がこんな噂を流したのか謎ですし、なぜ3回なのかも謎です。
実際にはケースバイケースというべきなのでしょうが、この話を否定する理由としていくつかあります。

〇そもそも埋没法1回のダメージはやりかたや手技による。
〇一般的に二重切開のほうがダメージが大きく、リスクも高い。

そもそも埋没法1回のダメージは
やりかたや手技による

埋没法1回のダメージは、

①皮膚に穴をあける長さや
皮膚の下の組織(眼輪筋)を切除する量

②埋没の糸を縛る強さ
③糸の本数

の3要素によって変わると考えています。
なるべくダメージを少なくするためにはそれぞれの要素に気をかける必要性があります。順にみていきましょう。

①皮膚に穴をあける長さや皮膚の下の組織(眼輪筋)を切除する量

表に糸玉がくる方法であればなるべく皮膚側の穴を小さくしたり、眼輪筋の切除をしないようにしたり、そもそも裏どめ(まぶたの裏の結膜に糸玉がくる方法)にしたりすれことでダメージは軽くできます。

②埋没の糸を縛る強さ

埋没法の適切な糸の縛りの強さを意識して埋没法を行うことが重要です。強く縛りすぎるとダメージは甚大となります。まぶたが薄いかたは弱めに縛る。まぶたが分厚い目のかたはすこしだけ強めに縛る。などの気配りが必要なんです。縛りが弱いと腫れが弱いですが、持ちが悪くなる傾向になり、縛りが強いと腫れがちですが、長期的な持ちが良くなる傾向にあるのも埋没法の奥深さです。この話題だけで1時間は話すことができます。(ちなみに余談ですが、「埋没法の縛りの強さなんて調整できないです」とおっしゃるお医者さんを何度かみたことがあります。しかし、そういう意見のかたたちは、埋没法を軽視しているか、手技が未熟か、そもそも二重の強さという概念を持っていないので調整する気がないかのどれかです。)

③糸の本数

埋没の糸がまぶたの中にたくさん存在することは喜ぶべきことではありませんが、多くの場合で問題は起きません。そもそも、二重切開法や眼瞼下垂手術でも溶けない糸をまぶたの中に片側1~6本程度残してくる医師も多くいるので、埋没法だけがまぶたのなかに溶けない糸を残すわけではないことも知っておくべきことです。(今までの二重修正の経験のなかで、と埋没法以外の溶けない糸をたくさん除去してきましたが、最高で16本の溶けない糸を抜いたことがあります。たくさん糸が入っていても瞼は外見上も機能面も問題はありませんでした。)
糸が残っていることはほとんどの場合で大きな問題はないといえども、『糸を残す』ということは捉え方によってはダメージとなります。なので方針としては、
一度にいれる糸の本数を少な目にすること。
再度埋没法をする際に糸を抜くこと。
などで対応していけばこの問題も軽くなるはずです。いままで、一度の埋没法で片方のまぶたに4本の糸を入れる手術をみたことがあります。個人的には多すぎるなと感じます。私が妥当だと思うのは片側に対して糸2本です。(いろいろな意見があると思います。)
以上のことに気をつけて二重埋没法をするのであれば、3回という制限はあまり考えなくてもいいと思っています。
極端にいえば、埋没法0回のまぶたと埋没法3回のまぶたでは埋没法0回のまぶたのほうが健康的でダメージが少ないですが、埋没法3回のまぶたと埋没法4回のまぶたと埋没法5回のまぶたではそんな大きな違いはないでしょう。

一般的に二重切開のほうが
ダメージが大きく、リスクも高い

当たり前といえば当たり前なのですが、針穴から糸を通すだけの埋没法と、皮膚や皮膚の下の組織を切って二重の構造を癒着でつくる二重切開法を比較したら、ダメージが大きいのは後者です。小学生でもわかります。
もちろん例外もあると言っておきましょう。とても手術が上手な医師の二重切開を受けた場合と、点止め瞼板法の埋没法を受けた場合では、後者の埋没法を受けた場合のほうがダメージが大きいでしょう。(なぜ点止め瞼板法がダメージが大きいのか。これについてはまたコラムで解説します。)ただし、これは極端な例であって、一般的には二重切開法のほうがダメージが大きいのは明白でしょう。
また、ハム目や強い食い込み、幅広すぎる二重、など、社会生活をおくる上で障壁となりえる二重切開法特有のリスクもあります。こういったことは埋没法ではほぼ起こりえず、万が一の場合は抜糸すれば事なきを得ます。つまり埋没法のほうが修正もしやすく、リスクも少ないのです。二重切開を多く執刀し、様々な観点から独自に研究してきた私ですら、二重切開は完璧にコントロールするのが難しい手術だと感じます。

なのになぜ多くの医師は二重切開をすすめるのでしょうか。

二重埋没法より二重切開のほうが、リスクが少ないと思っているのでしょうか。
そんなにご自身の二重切開に自信があるのでしょうか。
埋没法よりも自分の二重切開の仕上がりのほうが綺麗だと自信を持って言えるのでしょうか。

自信があると胸を張って言える医師はかなり少ないと思います。

私が考える二重切開の適応

「それなら二重切開はどういう人がやればいいのでしょうか」
という疑問も出てくると思います。その答えとして、つまり二重切開の適応としては以下のことを考えています。

・二重埋没法での二重の持続期間が1〜2年以内の方
・アイプチでは二重にならないくらいの厚めのまぶたの方
・皮膚のたるみや脂肪が多い方
・強い逆さまつげの方

つまり埋没法で二重になれないかたのための手術が二重切開ということなんですね。
上記を言い換えれば二重切開のメリットにもなります。具体的には、

・食い込み(正確には引き込み)を強くすることができる
・皮膚を切除することができる
・脂肪を切除することができる
・逆さまつげを改善することができる

この4つのメリットのうち、何個のメリットを享受できるかを考えることで、二重切開が向いているかどうかの判断の足しになるのです。

私の考える二重埋没法との
付き合い方

二重埋没法がそこそこ持っているし、二重の感じも好きだけど、二重が取れるのが心配だから二重切開をしたいというかたは多いです。そんなかたに伝えたいことがあります。それは私の考える二重埋没法との付き合い方です。つらつらと述べていきます。

二重埋没法が3年以上持ち、その二重にある程度満足するのであれば、二重が薄くなってきた時に埋没を再度受けましょう。それを数回繰り返すのです。そのうちだんだんと月日は流れ、皮膚のたるみや眼瞼下垂症状が出てくることもあると思います。そうなったら二重埋没法ではどうにもならないこともあるでしょう。その時に勇気を出して初めて切開をするのです。そのころにはある程度のご年齢になっていることかと思います。中高年だからといってリスクが低いというわけではありませんが、切開手術を受け入れる時間的精神的余裕や金銭面での余裕は若いころよりあると思います。
若さは財産です。若いうちの過ごし方次第で、輝かしい未来や幸せな人生が待ってます。そんな大切な時期だからこそ、リスクが低い二重埋没法でやわらかく自然な二重を楽しみつつ、二度とない若い時代に集中して楽しんでほしいのです。そんな大切な時期に不要な二重切開で時間や労力を無駄にすることは絶対に避けてほしいのです。くっきりして取れない二重まぶたより大切なことがあるからです。

もし好みが変わったり、たるみがでて少し二重幅を広げたいときには、埋没法を再度受ける時に少し広くしましょう。そういった調整ができるのも二重埋没の強みでもあります。何なら60歳代になっても埋没法でしのげるかたも実際にいらっしゃいます。一方、二重切開を受けて、短期的に修正手術が必要とならずにうまくいったとしても、5年10年と経つうちに、加齢による変化があり、二重を広くしたい、狭くしたい、たるみをとりたい、目の開きをよくしたいなどと希望が出てくるのはよくあることです。その場合、二重切開修正手術が必要となります。また大きなリスクをとることになるのです。

二重切開の修正手術を数多く経験させてもらってきた中年男性である私が思う、若いかたへ伝えたいおせっかいなお話でした。

まとめ

巷で言われている、「二重埋没法は人生で3回までしかできないってほんとですか?」という噂は間違っています。ダメージが少ない方法であれば、はっきりとした回数制限はなく、二重切開よりもリスクやダメージが少ないといえます。ただし、まぶたによっては二重切開がどうしても必要になるかたもいらっしゃいます。二重埋没法と二重切開法のメリットやリスクなどを比較して慎重に考えましょう。

「もう3回埋没していて、今の優しい感じの二重まぶたは気に入っているんだけど、二重まぶたが取れるのも怖いし、二重埋没は3回までらしいから、ダウンタイムがとれるうちに二重切開しなきゃ。」

と思いたって二重切開法を受けた結果、理想とは程遠い結果となり後悔する人ができるだけ少なくなることをいつも祈っています。

参考文献

百澤 明 編, 美容外科道場シリーズ 埋没式重瞼術. PEPARS. 189. 2022

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根性焼き(タバコ跡)の
傷跡に悩む方へ|
形成外科専門医
=傷跡専門医による
切除縫合手術で劇的改善

川本先生執筆者:形成外科専門医
川本幸司
形成外科専門医

大阪市立総合医療センター 形成外科にて研鑽後
岡山大学病院 形成外科入局都内美容外科クリニックを経てオジスキンクリニック勤務
小児の審美面を加味した形成外科手術から顕微鏡を用いたマイクロサージャリーまで幅広く執刀しており、論文多数。その形成外科的知識と技術を美容手術へ活かし、たるみ輪郭治療や傷跡修正手術など担う。

目次

根性焼き=タバコの押し付け跡に
悩む方はとても多い

「昔の根性焼きの跡を消したい」「タバコを押し付けたような痕が残っていて、人前で肌を出せない」─そんなお悩みを抱える方は少なくありません。根性焼きは、タバコの強い熱によって皮膚が深く損傷して熱傷後瘢痕として残るものです。そのため色素沈着だけではなく凹凸が目立ち、化粧やスキンケアでは隠しきれず、さらにレーザー治療を受けても改善効果が乏しいケースが多く見られます。

そこで有効なのが、瘢痕修正(切除縫合)手術です。これは、目立つ瘢痕を一度切除し、丁寧に縫合して「目立ちにくい線状の傷」へ置き換える外科的治療です。オジスキンクリニックでは、数ある科の中でも傷跡を特に得意分野とする形成外科専門医が対応し、血流や皮膚のシワの向きなど考慮したうえでキレイな傷跡形成を提供しています。

本記事では、根性焼き跡の特徴、レーザー治療との違い、瘢痕修正手術の方法・タイミング・適応・注意点まで、詳しくご紹介します。

根性焼き(タバコ跡)の傷跡とは

根性焼きの跡は、単なる表皮の傷ではなく、真皮層や皮下組織まで達する熱損傷によって生じます。通常の浅いすり傷と違い、生涯消えないのはこのためです。

丸い形状が多い

色調の変化(白っぽい陥没や色素沈着)

皮膚の質感の違い(硬さ・周囲を巻き込んだ引きつれ)

このような傷跡は、自然治癒や外用薬では改善が難しいのが現実です。

レーザー治療での限界

タバコの押し当ての跡として色素沈着が気になる場合は、レーザー治療やその他機器による治療が有効な場合もあります
しかし根性焼きの跡は「深い層までの組織欠損」と「皮膚の硬さ」を伴うため、レーザーだけでは限界があります。

・陥没した凹みや肥厚を平らに戻すことはできない

・皮膚の硬さや質感を正常に近づけるのは難しい

・白色瘢痕には効果が乏しい

だからこそ最終的に手術を選択する方が多い瘢痕になります。

瘢痕修正(切除縫合)手術とは

当院でタバコ跡に対して行っているのが、専門医による瘢痕修正手術です。

完全に消す手術ではないが改善度合いは大きい

傷跡をゼロにすることはできませんが、目立ちにくい形や線に整えることで、大きな見た目の改善を図ります。丸く皮膚の凸凹したテクスチャーだった部分がなくなり、線状のきれいな瘢痕になるだけで非常に目立ちにくくなります。

『目立たない』がゴール

不自然な丸い痕を「自然な線状の傷」に変えることで、人目につきにくくすることが目的です。タバコの傷跡とばれたくないような場合も、線状の傷跡であれば特に言い訳を考える必要もなく、ここをメリットと捉える方もとても多い手術です。

瘢痕修正術のバリエーション

瘢痕修正術には、瘢痕の形や部位に応じて複数の手法があります。

1.直線切除・直線縫合(単純切除)

最もオーソドックスな方法。瘢痕を切除し、端をきれいに寄せて縫合する。

2.Z形成術(Z-plasty)

傷をZ字形に切り替えて縫合することで、引きつれを和らげたり、自然なシワの方向へ馴染ませる。

3.W形成術(W-plasty)

ジグザグに縫い合わせることで、直線的な傷跡を分散させ、目立ちにくくする。

4.皮弁・局所進展法

周囲の皮膚を動かして瘢痕を覆う方法。ただし、皮膚の余裕が必要。

オジスキンクリニックでは、形成外科専門医が皮膚の伸展性・周囲組織の余裕を見極めて、最も適した術式を選択します。

手術を行うタイミング

瘢痕修正手術は「いつでもできる」わけではありません。適切なタイミングを見極めることが大切です。

瘢痕が成熟してから(通常6ヶ月〜)

直後の炎症が落ち着いてから

皮膚の硬さ・余裕を確認してから

診察時に医師が直接瘢痕の状態を評価し、最適な時期と術式を決定します。

適応と不適応

切除縫合が向くケース

・丸い・線状のタバコ痕をなくしたい

・人目につく部位にあり目立ちにくくしたい

・周囲の皮膚に余裕があり、張力を分散できる

慎重を要するケース

・瘢痕が散在して点在している場合

・皮膚が硬く引きつれが強い場合

・切除範囲が大きすぎる場合

・ケロイド体質や創傷治癒障害がある場合

こうした場合でも、手術ができないわけではなく、複数回の手術に分けたり術式を注射、圧迫療法を組み合わせて手術が可能となることも多々あります。

手術の流れ

1.カウンセリング・診察

形成外科専門医が瘢痕の状態を評価し、術式を決定。

2.デザイン

最も重要です。このデザインで手術の8割以上決定するといっても過言ではありません。手術当日に手術用マーキングペンで医師がプランに基づいて皮膚の切除量や切除する方向をデザインしていきます。

3.局所麻酔下での切除・縫合

皮膚を切除し、丁寧に縫合していきます。美容医療で用いられる細い糸を使用しながら傷跡を目立ちにくくキレイに治すために時間をかけて縫合していきます。

4.アフターケア

1週間後に抜糸が必要となります。その後、アフターケアとしてテーピングや保湿の指導はもちろん、日常生活での動作注意などもお伝えします。さらに術後1か月、3か月程度までは経過観察にいらしていただくことを推奨しています。

手術後の注意点

・抜糸までの安静・清潔保持

・紫外線対策(色素沈着予防)

・テーピングによる張力分散

・再発予防のための生活指導(禁煙推奨)

オジスキンクリニックの強み

形成外科専門医が執刀

傷跡修正の経験が豊富な医師が対応します。特に細かい傷跡の場合はマイクロサージャリーをメインに行う医師による手術も対応可能ですのでご予約時にお問い合わせください。

丁寧なカウンセリング

瘢痕の状態を多角的に評価。

プライバシー配慮

全室個室で、人に知られずに相談可能。

他院修正にも対応

他院での治療で満足できなかった方にも。

まとめ

根性焼き(タバコ跡)の瘢痕は、レーザーでは十分な改善が得られにくいのが現実です。しかし、瘢痕修正(切除縫合)手術によって、非常に目立ちにくい傷へ変えることが可能です

「根性焼きの跡をなくしたい」「堂々と肌を出せるようになりたい」と考えている方は、ぜひオジスキンクリニックへご相談ください。形成外科専門医が、あなたの肌に合わせた最適な治療を提案いたします。

参考文献

https://en.wikipedia.org/wiki/Cigarette_burns

・Kirschner, Robert; Peel, Michael (2002). “Physical Examination of Late Signs of Torture”. In Peel, Michael; Iacopino, Vincent (eds.). The Medical Documentation of Torture. Cambridge University Press. p. 154. ISBN 978-1-84110-068-5. Retrieved 18 June 2023

Maria Faller-Marquardt Cigarette burns in forensic medicine Forensic Science International Volume 176, Issues 2–3, 7 April 2008, Pages 200-208

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日付:  カテゴリ:傷跡, 傷跡修正, 女医のきれいブログ

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