OZI SKIN CLINIC

【最新版】
ピコレーザーによる
全顔シミ取りの経過と効果
~ピコシュアなら後悔しない!
照射前後の注意点と
治療成功の秘訣~

目次

1.はじめに:
シミ治療はピコレーザー

年齢とともに気になってくる「シミ」。
鏡を見るたびに少しずつ増えていくように感じ、治療は受けたいけれど「どの治療が自分に合うのか」「安全に受けられるのか」と不安を感じる方も少なくありません。
近年、美容医療の現場でシミ取り治療によく使われているのがピコレーザーです。
従来のレーザーよりも肌への負担が少なく、シミやくすみをきれいにするだけでなく、正しく使うと毛穴や小じわ、ニキビ跡など肌質改善まで幅広く対応できるため、「シミを取る」だけでなく「肌そのものを美しく整える治療」として非常に優れた機器です。
ただし、ピコレーザーは万能ではありません。
照射技術・波長の選択・照射後のケア次第で結果が大きく変わるため、クリニックの見極めと自身でのケアの両輪が成功の鍵となります。
本コラムでは、シミ取り治療の経過をもとに、安全で効果的な治療のために知っておくべきポイントを詳しく解説します。これからシミ治療を検討している方にぜひ読んでいただきたいコラムです。

2. ピコレーザーとは?
従来レーザーとの違い

ピコレーザー(Pico laser)は、1兆分の1秒=ピコ秒という極めて短い時間でレーザーを照射する最新の医療レーザーです。
その超短時間パルスにより、メラニンを熱ではなく「衝撃波(光音響効果)」で粉砕することが可能となりました。少しわかりにくいと思います。要するに熱効果が少ないため、痛みも楽になりましたし、周囲へジワジワと熱ダメージが加わることなく、メラニンだけがしっかりターゲットになるので、圧倒的に肌ダメージが少ないのです。

特徴 従来のQスイッチレーザー ピコレーザー
パルス幅 ナノ秒(10⁻⁹秒) ピコ秒(10⁻¹²秒)
主な作用 熱によるメラニン破壊 衝撃波によるメラニン粉砕
熱影響 強い 少ない
ダウンタイム 長め 短い

また、Qスイッチレーザーに比較して照射方法も工夫することができ、あまりダウンタイムを出さずに少しずつ肌質とシミを改善させていくこともできます。
アレンジできる部分が増えた分、マニュアル通りの照射ではなく、肌診察のうえ毎回施術の設定をしてもらえるクリニックのほうが効果が出やすい機器といえるかと思います。

3. 症例紹介
(全顔ピコレーザー照射の経過)

20代女性 ピコプレミア1回照射

30代女性 ピコプレミア1回照射

30代女性 ピコプレミア1回照射

40代男性 ピコプレミア2回

4. ピコレーザー照射前後の
注意点

ピコレーザーの効果を最大限に引き出すには、照射前後のケアが極めて重要です。
ここでは、治療を成功に導くためのポイントを「照射前」「照射直後」「その後のアフターケア」に分けて解説します。

照射前の注意点:
レーザー治療向きの肌へ

紫外線対策は絶対

日焼けした肌は炎症反応が強く、PIH(炎症後色素沈着)のリスクが高まります。
少なくとも施術2週間前からは以下を徹底しましょう:

  • ・SPF30以上/PA+++以上を毎日使用し、塗り直しも
  • ・日傘・帽子・サングラスで物理的遮光
  • ・車中・曇天でも紫外線は届くため油断しない

旅行や海などで万が一日焼けをした場合は、2~3週間以上の間隔を空けて施術を行います。
これは日焼けで肌の炎症が起こってしまっている状態では施術ができないため、赤みが強い場合や皮膚が剥けているときは施術時期をずらします。
また、くすみがある場合などは特にレーザー照射の少なくとも1か月前から美白内服や医療用の美白剤を開始しておくことでレーザーの反応をさらに高めることができます。
自分の肌を知るためにも事前に肌診断機VISIAを撮影することをおすすめしています。

肌のコンディションを整える

強い乾燥や皮むけがあったり、花粉皮膚炎などのかぶれ、かゆみがある状態での施術はレーザーが刺激になり赤みが長引くことがあるためあまりおすすめできません。
ご自身の肌にあったスキンケアで肌バリアを整えたり、場合によってはクリニックでイオン導入
水光注射をして肌を丈夫にしてから施術することをおすすめしています。
また、肌のターンオーバーを促進するレチノールやニキビ治療に用いられるようなベピオゲルやディフェリン、エピデュオゲルなど刺激の強い外用剤は施術前に必ず休止します。

内服薬・既往歴を必ず申告

内服薬や外用薬は内容によって治療に影響する場合があります。特に、リウマチの際に以前用いられていた金製剤は現在使用していなくてもレーザー治療に影響する可能性が高いので必ず申告していただいています。

肌にあったスキンケアの継続

施術直前にスキンケアを変更すると、かぶれが出る可能性があります。
レーザー照射の前は必ず使い慣れたスキンケアだけを使用し、不測の事態が起こらないようにケアしていただきます。
また、乾燥が強い状態では照射ができない可能性があるため、必ずシンプルでよいので化粧水だけではなく乳液まで塗布するようにしましょう。

照射直後〜2週間の注意点:
肌を守る“回復期”

クーリングと抗炎症ケア

照射直後は赤みやほてりが出るため、当院にてケアを行います。ただし、全顔照射の場合に照射箇所が多いとほてりが持続することがあります。
その場合はご自宅にて冷却したマスクパックなどで沈静していただきます。マスクパックは使い慣れたものか、クリニック専売のアレルギーが出にくいものをご使用いただくことをおすすめしております。

洗顔・入浴

洗顔は泡洗顔を心がけ、肌に負担がないように徹底します。
赤みが長引くような長風呂やサウナや岩盤浴は避けてください。

保湿の徹底

お渡しする外用薬を塗布していただくことで直後の炎症を抑えてください。
アルコール・香料入り化粧品は刺激となるため避け、肌に負担のない乳液やクリームで保湿をしてください。

紫外線ブロック

レーザーのあとのトラブルを防ぐため、日焼け止め(SPF30以上/PA+++)+帽子+マスクで徹底防御。
曇りの日でも欠かさず塗布しましょう。

メイク再開の目安

メイクは直後からでも可能ですが、下記に注意してください。

  1. ・メイク時にこすらない
  2. ・落とすのが簡単(=落とすときにこする必要がない)ものを使う
  3. ・かぶれの可能性があるため、初めて使用するものは使わない

シミが一時的に濃くなる現象

照射後、破壊されたメラニンがカサブタのようになり一時的に濃く見えることがあります。これはメラニンをお肌が出そうとする正常な反応です。およそ2週間で自然に剥がれ落ちます。擦ったり剥がしたりしないようにしましょう。

回復期(2週間~1か月):
肌が丈夫になってくる大切な期間

肌にあったスキンケア+UVケアの継続

新たな色素沈着を防ぐため、2~3か月間は日焼け止めを徹底。
乾燥・摩擦・紫外線はすべて色素沈着の原因になります。

VISIAによる経過観察

全顔治療の場合、治療1か月後には肌画像解析を行い、シミの残存や再発傾向を確認。
必要に応じて追加照射・外用調整を行います。

インナーケアの併用

トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンE、タチオンなどの内服はメラニン生成抑制に有効です。屋外にいることが多くなってしまった場合は必要に応じて高濃度ビタミンC点滴などを併用していきましょう。日焼け後の肌ダメージ対策

睡眠とストレス管理

睡眠不足やストレスは活性酸素を増やしメラニン生成を促進します。
良質な睡眠と規則正しい生活が、治療後の肌回復を助けます。

5. 治療を成功に導くための
5つのポイント

  • 1.VISIA肌診断をもとにした照射設定
  • 2.炎症を抑える直後のケア
  • 3.適切なタイミングでの経過観察
  • 4.必要に応じて再照射や外用の併用
  • 5.正しい自宅ケアの方法のお伝え

シミ取りは非常に奥が深く、照射すれば終わりではありません。
適切なアフターケアで結果も変わるため、クリニックケアと正しい自宅ケアを併用してはじめて良い結果が出ます。自宅ケアについても当院では照射時にしっかりと方法をお伝えさせていただいています。

6.当院のピコシュアが
シミ取りで優秀な理由

2022年のタイ・マヒドン大学による臨床研究(Vachiramon et al., J Cosmet Dermatol)では、
ピコシュア以外のピコレーザーの波長=532nmとピコシュアの波長=755nmピコレーザーを比較した結果、755nm群の方が明度改善・満足度・安全性すべてで優れていることが報告されました。

波長 主な作用部位 効果 リスク
532nm(KTP) 表皮浅層 そばかす・浅いシミ PIHリスクあり
755nm(アレキサンドライト/PicoSure) 真皮まで到達 老人性色素斑・肝斑・くすみ 熱ダメージ少なく安全

オジスキンクリニックでは、この研究でも高く評価された755nmピコシュア(PicoSure®)を採用。厚労省の認可も降りている安全性の高い機械です。
光音響効果によるメラニン粉砕で、アジア人の肌にも高い安全性と効果を両立しています。

7. オジスキンクリニックのこだわりと
安心のサポート体制

VISIAによる科学的肌解析

全顔照射の際に大切になるのが肌全体の評価です。肝斑の有無、日焼けの有無を確認し、必要におじて部位毎に設定を変えて照射していきます。また、肌状態によっては照射できないこともあるため、今の肌に本当にレーザーが適しているのかどうかも含めて診察させていただきます。

経過観察とフォローアップ

照射後は適切なタイミングで経過観察にいらしていただいております。結果を出すために必要に応じて外用を併用することもあります。

カスタマイズ治療認定医師ならではの
経験と技術

肌を診断し、肌に合わせた施術を行う医師の証。全国でも6名(2025年10月現在)しか認定されていません。安心してシミ取りについてご相談いただければと思います。

8. よくある質問(Q&A)

Q. ピコレーザー直後に
シミが濃くなりました。

A.一時的な反応で、メラニン排出過程の正常反応です。

Q. 効果は何回で出ますか?

A.シミの質によります。1回でかなり薄くなる方もいますが、過角化が起こり脂漏性角化症の状態になっていると回数がかかります。

Q. ダウンタイムは?

A.一時的に濃くなりますが、腫れや皮むけが起こるわけではありません。女性はメイクも可能です。ただし、シミの数が多いと濃くなる場所が増えて目立ちますので、イベント前は避けていただいたほうがよいでしょう。

Q. 肝斑にも効果がありますか?

A.肝斑については、シミが併発していることが多いためピコレーザーが適応になることもありますが、適切な診断のうえ別途必要な治療をご提案します。

9. まとめ:肌を知り、
正しく治療するという選択

ピコレーザーは、従来のQスイッチレーザーに比較して安全で効果的なシミ治療です。
特に755nmの波長をもつピコシュアは、アジア人の肌に最適化された波長で、高い改善率と低い副作用発生率が臨床的に確認されています。
オジスキンクリニックでは、VISIA解析とカスタマイズ治療認定医師による診断を組み合わせで「安全に、確実に、美しく」シミを改善する治療を行っています。

参考文献

1)Vachiramon V, et al. J Cosmet Dermatol. 2022;21(11):4370–4377.
2)Brauer JA, et al. J Drugs Dermatol. 2015;14(6):662–667.
3)SKN Cosmetics. Why is my pigmentation getting darker after the Pico Laser? 2024.
4)Liu Y, et al. Lasers Med Sci. 2021;36(9):1913–1924.

浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】

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二重埋没法にまつわる都市伝説 その1
~二重埋没法は人生で3回まで?~

形成外科専門医の王子富登です。
気分一新しての新ブログ開始です。
浦和にあるオジスキンクリニックで手術をするようになってから早5年。
技術を高めつつ、患者さんからいろいろなことを学ばせてもらいました。
そろそろそういったことをブログで皆様に還元できればと思い、
「まぶたコラム」という形でのブログ再開を決めました。
まぶたの手術に関するマニアックな経験を伝えていきたいと意気込んでいます。

今回の記事は、私が大好きな手術である二重埋没法についてです。当院ではOZIダブルループという、キラキラネームでもなく、シンプルな名付けでもない、絶妙な施術名で二重埋没法を提供しております。


施術ページはこちら↓

切らない二重術(二重埋没法)

私は二重切開法も二重埋没法も同じくらいの思い入れやこだわりがあり、
どちらも常に全力で取り組んでいます。
しかしながら手術件数はもちろん二重埋没法のほうが多いです。
それだけ需要が多いということですね。

数年前までは20分くらいで終えていた私の二重埋没法ですが、
どんどんこだわりとチェックポイントが増えていき、いまでは40分くらいはかかるようになりました。

「年をとって、動作がゆっくりになってきたのでは?」

と思う方もいることでしょう。

「時間かけすぎ」「手際が悪いんじゃないの?」

特に埋没法に思い入れやこだわりがないお医者さんならこう思うはず。

でも私にとっては「退化」ではなく、「進化」なのです。
より良い埋没法を追求し続けた結果、多くの作業工程と確認工程が必要になってきたのです。
結果もより安定するようになっています。
いままで数名の形成外科の医師に私の埋没法を見学してもらったことがありますが、おそらく私のやっていることに若干引いていると思います。

でもそれでいいのです。

狂気のようなこだわりのなかに私らしさが詰まっているんです。

いつか私なりの工程も詳しく解説できればと思います。
さて、今回の話題は「二重埋没法にまつわる都市伝説」について。

「二重埋没法は人生で3回までしか
できないってほんとですか?」

この質問、多い時で一日に3、4回聞かれます。
結論からいうと、間違っています。
誰がこんな噂を流したのか謎ですし、なぜ3回なのかも謎です。
実際にはケースバイケースというべきなのでしょうが、この話を否定する理由としていくつかあります。

〇そもそも埋没法1回のダメージはやりかたや手技による。
〇一般的に二重切開のほうがダメージが大きく、リスクも高い。

そもそも埋没法1回のダメージは
やりかたや手技による

埋没法1回のダメージは、

①皮膚に穴をあける長さや
皮膚の下の組織(眼輪筋)を切除する量

②埋没の糸を縛る強さ
③糸の本数

の3要素によって変わると考えています。
なるべくダメージを少なくするためにはそれぞれの要素に気をかける必要性があります。順にみていきましょう。

①皮膚に穴をあける長さや皮膚の下の組織(眼輪筋)を切除する量

表に糸玉がくる方法であればなるべく皮膚側の穴を小さくしたり、眼輪筋の切除をしないようにしたり、そもそも裏どめ(まぶたの裏の結膜に糸玉がくる方法)にしたりすれことでダメージは軽くできます。

②埋没の糸を縛る強さ

埋没法の適切な糸の縛りの強さを意識して埋没法を行うことが重要です。強く縛りすぎるとダメージは甚大となります。まぶたが薄いかたは弱めに縛る。まぶたが分厚い目のかたはすこしだけ強めに縛る。などの気配りが必要なんです。縛りが弱いと腫れが弱いですが、持ちが悪くなる傾向になり、縛りが強いと腫れがちですが、長期的な持ちが良くなる傾向にあるのも埋没法の奥深さです。この話題だけで1時間は話すことができます。(ちなみに余談ですが、「埋没法の縛りの強さなんて調整できないです」とおっしゃるお医者さんを何度かみたことがあります。しかし、そういう意見のかたたちは、埋没法を軽視しているか、手技が未熟か、そもそも二重の強さという概念を持っていないので調整する気がないかのどれかです。)

③糸の本数

埋没の糸がまぶたの中にたくさん存在することは喜ぶべきことではありませんが、多くの場合で問題は起きません。そもそも、二重切開法や眼瞼下垂手術でも溶けない糸をまぶたの中に片側1~6本程度残してくる医師も多くいるので、埋没法だけがまぶたのなかに溶けない糸を残すわけではないことも知っておくべきことです。(今までの二重修正の経験のなかで、と埋没法以外の溶けない糸をたくさん除去してきましたが、最高で16本の溶けない糸を抜いたことがあります。たくさん糸が入っていても瞼は外見上も機能面も問題はありませんでした。)
糸が残っていることはほとんどの場合で大きな問題はないといえども、『糸を残す』ということは捉え方によってはダメージとなります。なので方針としては、
一度にいれる糸の本数を少な目にすること。
再度埋没法をする際に糸を抜くこと。
などで対応していけばこの問題も軽くなるはずです。いままで、一度の埋没法で片方のまぶたに4本の糸を入れる手術をみたことがあります。個人的には多すぎるなと感じます。私が妥当だと思うのは片側に対して糸2本です。(いろいろな意見があると思います。)
以上のことに気をつけて二重埋没法をするのであれば、3回という制限はあまり考えなくてもいいと思っています。
極端にいえば、埋没法0回のまぶたと埋没法3回のまぶたでは埋没法0回のまぶたのほうが健康的でダメージが少ないですが、埋没法3回のまぶたと埋没法4回のまぶたと埋没法5回のまぶたではそんな大きな違いはないでしょう。

一般的に二重切開のほうが
ダメージが大きく、リスクも高い

当たり前といえば当たり前なのですが、針穴から糸を通すだけの埋没法と、皮膚や皮膚の下の組織を切って二重の構造を癒着でつくる二重切開法を比較したら、ダメージが大きいのは後者です。小学生でもわかります。
もちろん例外もあると言っておきましょう。とても手術が上手な医師の二重切開を受けた場合と、点止め瞼板法の埋没法を受けた場合では、後者の埋没法を受けた場合のほうがダメージが大きいでしょう。(なぜ点止め瞼板法がダメージが大きいのか。これについてはまたコラムで解説します。)ただし、これは極端な例であって、一般的には二重切開法のほうがダメージが大きいのは明白でしょう。
また、ハム目や強い食い込み、幅広すぎる二重、など、社会生活をおくる上で障壁となりえる二重切開法特有のリスクもあります。こういったことは埋没法ではほぼ起こりえず、万が一の場合は抜糸すれば事なきを得ます。つまり埋没法のほうが修正もしやすく、リスクも少ないのです。二重切開を多く執刀し、様々な観点から独自に研究してきた私ですら、二重切開は完璧にコントロールするのが難しい手術だと感じます。

なのになぜ多くの医師は二重切開をすすめるのでしょうか。

二重埋没法より二重切開のほうが、リスクが少ないと思っているのでしょうか。
そんなにご自身の二重切開に自信があるのでしょうか。
埋没法よりも自分の二重切開の仕上がりのほうが綺麗だと自信を持って言えるのでしょうか。

自信があると胸を張って言える医師はかなり少ないと思います。

私が考える二重切開の適応

「それなら二重切開はどういう人がやればいいのでしょうか」
という疑問も出てくると思います。その答えとして、つまり二重切開の適応としては以下のことを考えています。

・二重埋没法での二重の持続期間が1〜2年以内の方
・アイプチでは二重にならないくらいの厚めのまぶたの方
・皮膚のたるみや脂肪が多い方
・強い逆さまつげの方

つまり埋没法で二重になれないかたのための手術が二重切開ということなんですね。
上記を言い換えれば二重切開のメリットにもなります。具体的には、

・食い込み(正確には引き込み)を強くすることができる
・皮膚を切除することができる
・脂肪を切除することができる
・逆さまつげを改善することができる

この4つのメリットのうち、何個のメリットを享受できるかを考えることで、二重切開が向いているかどうかの判断の足しになるのです。

私の考える二重埋没法との
付き合い方

二重埋没法がそこそこ持っているし、二重の感じも好きだけど、二重が取れるのが心配だから二重切開をしたいというかたは多いです。そんなかたに伝えたいことがあります。それは私の考える二重埋没法との付き合い方です。つらつらと述べていきます。

二重埋没法が3年以上持ち、その二重にある程度満足するのであれば、二重が薄くなってきた時に埋没を再度受けましょう。それを数回繰り返すのです。そのうちだんだんと月日は流れ、皮膚のたるみや眼瞼下垂症状が出てくることもあると思います。そうなったら二重埋没法ではどうにもならないこともあるでしょう。その時に勇気を出して初めて切開をするのです。そのころにはある程度のご年齢になっていることかと思います。中高年だからといってリスクが低いというわけではありませんが、切開手術を受け入れる時間的精神的余裕や金銭面での余裕は若いころよりあると思います。
若さは財産です。若いうちの過ごし方次第で、輝かしい未来や幸せな人生が待ってます。そんな大切な時期だからこそ、リスクが低い二重埋没法でやわらかく自然な二重を楽しみつつ、二度とない若い時代に集中して楽しんでほしいのです。そんな大切な時期に不要な二重切開で時間や労力を無駄にすることは絶対に避けてほしいのです。くっきりして取れない二重まぶたより大切なことがあるからです。

もし好みが変わったり、たるみがでて少し二重幅を広げたいときには、埋没法を再度受ける時に少し広くしましょう。そういった調整ができるのも二重埋没の強みでもあります。何なら60歳代になっても埋没法でしのげるかたも実際にいらっしゃいます。一方、二重切開を受けて、短期的に修正手術が必要とならずにうまくいったとしても、5年10年と経つうちに、加齢による変化があり、二重を広くしたい、狭くしたい、たるみをとりたい、目の開きをよくしたいなどと希望が出てくるのはよくあることです。その場合、二重切開修正手術が必要となります。また大きなリスクをとることになるのです。

二重切開の修正手術を数多く経験させてもらってきた中年男性である私が思う、若いかたへ伝えたいおせっかいなお話でした。

まとめ

巷で言われている、「二重埋没法は人生で3回までしかできないってほんとですか?」という噂は間違っています。ダメージが少ない方法であれば、はっきりとした回数制限はなく、二重切開よりもリスクやダメージが少ないといえます。ただし、まぶたによっては二重切開がどうしても必要になるかたもいらっしゃいます。二重埋没法と二重切開法のメリットやリスクなどを比較して慎重に考えましょう。

「もう3回埋没していて、今の優しい感じの二重まぶたは気に入っているんだけど、二重まぶたが取れるのも怖いし、二重埋没は3回までらしいから、ダウンタイムがとれるうちに二重切開しなきゃ。」

と思いたって二重切開法を受けた結果、理想とは程遠い結果となり後悔する人ができるだけ少なくなることをいつも祈っています。

参考文献

百澤 明 編, 美容外科道場シリーズ 埋没式重瞼術. PEPARS. 189. 2022

浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】

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根性焼き(タバコ跡)の
傷跡に悩む方へ|
形成外科専門医
=傷跡専門医による
切除縫合手術で劇的改善

川本先生執筆者:形成外科専門医
川本幸司
形成外科専門医

大阪市立総合医療センター 形成外科にて研鑽後
岡山大学病院 形成外科入局都内美容外科クリニックを経てオジスキンクリニック勤務
小児の審美面を加味した形成外科手術から顕微鏡を用いたマイクロサージャリーまで幅広く執刀しており、論文多数。その形成外科的知識と技術を美容手術へ活かし、たるみ輪郭治療や傷跡修正手術など担う。

目次

根性焼き=タバコの押し付け跡に
悩む方はとても多い

「昔の根性焼きの跡を消したい」「タバコを押し付けたような痕が残っていて、人前で肌を出せない」─そんなお悩みを抱える方は少なくありません。根性焼きは、タバコの強い熱によって皮膚が深く損傷して熱傷後瘢痕として残るものです。そのため色素沈着だけではなく凹凸が目立ち、化粧やスキンケアでは隠しきれず、さらにレーザー治療を受けても改善効果が乏しいケースが多く見られます。

そこで有効なのが、瘢痕修正(切除縫合)手術です。これは、目立つ瘢痕を一度切除し、丁寧に縫合して「目立ちにくい線状の傷」へ置き換える外科的治療です。オジスキンクリニックでは、数ある科の中でも傷跡を特に得意分野とする形成外科専門医が対応し、血流や皮膚のシワの向きなど考慮したうえでキレイな傷跡形成を提供しています。

本記事では、根性焼き跡の特徴、レーザー治療との違い、瘢痕修正手術の方法・タイミング・適応・注意点まで、詳しくご紹介します。

根性焼き(タバコ跡)の傷跡とは

根性焼きの跡は、単なる表皮の傷ではなく、真皮層や皮下組織まで達する熱損傷によって生じます。通常の浅いすり傷と違い、生涯消えないのはこのためです。

丸い形状が多い

色調の変化(白っぽい陥没や色素沈着)

皮膚の質感の違い(硬さ・周囲を巻き込んだ引きつれ)

このような傷跡は、自然治癒や外用薬では改善が難しいのが現実です。

レーザー治療での限界

タバコの押し当ての跡として色素沈着が気になる場合は、レーザー治療やその他機器による治療が有効な場合もあります
しかし根性焼きの跡は「深い層までの組織欠損」と「皮膚の硬さ」を伴うため、レーザーだけでは限界があります。

・陥没した凹みや肥厚を平らに戻すことはできない

・皮膚の硬さや質感を正常に近づけるのは難しい

・白色瘢痕には効果が乏しい

だからこそ最終的に手術を選択する方が多い瘢痕になります。

瘢痕修正(切除縫合)手術とは

当院でタバコ跡に対して行っているのが、専門医による瘢痕修正手術です。

完全に消す手術ではないが改善度合いは大きい

傷跡をゼロにすることはできませんが、目立ちにくい形や線に整えることで、大きな見た目の改善を図ります。丸く皮膚の凸凹したテクスチャーだった部分がなくなり、線状のきれいな瘢痕になるだけで非常に目立ちにくくなります。

『目立たない』がゴール

不自然な丸い痕を「自然な線状の傷」に変えることで、人目につきにくくすることが目的です。タバコの傷跡とばれたくないような場合も、線状の傷跡であれば特に言い訳を考える必要もなく、ここをメリットと捉える方もとても多い手術です。

瘢痕修正術のバリエーション

瘢痕修正術には、瘢痕の形や部位に応じて複数の手法があります。

1.直線切除・直線縫合(単純切除)

最もオーソドックスな方法。瘢痕を切除し、端をきれいに寄せて縫合する。

2.Z形成術(Z-plasty)

傷をZ字形に切り替えて縫合することで、引きつれを和らげたり、自然なシワの方向へ馴染ませる。

3.W形成術(W-plasty)

ジグザグに縫い合わせることで、直線的な傷跡を分散させ、目立ちにくくする。

4.皮弁・局所進展法

周囲の皮膚を動かして瘢痕を覆う方法。ただし、皮膚の余裕が必要。

オジスキンクリニックでは、形成外科専門医が皮膚の伸展性・周囲組織の余裕を見極めて、最も適した術式を選択します。

手術を行うタイミング

瘢痕修正手術は「いつでもできる」わけではありません。適切なタイミングを見極めることが大切です。

瘢痕が成熟してから(通常6ヶ月〜)

直後の炎症が落ち着いてから

皮膚の硬さ・余裕を確認してから

診察時に医師が直接瘢痕の状態を評価し、最適な時期と術式を決定します。

適応と不適応

切除縫合が向くケース

・丸い・線状のタバコ痕をなくしたい

・人目につく部位にあり目立ちにくくしたい

・周囲の皮膚に余裕があり、張力を分散できる

慎重を要するケース

・瘢痕が散在して点在している場合

・皮膚が硬く引きつれが強い場合

・切除範囲が大きすぎる場合

・ケロイド体質や創傷治癒障害がある場合

こうした場合でも、手術ができないわけではなく、複数回の手術に分けたり術式を注射、圧迫療法を組み合わせて手術が可能となることも多々あります。

手術の流れ

1.カウンセリング・診察

形成外科専門医が瘢痕の状態を評価し、術式を決定。

2.デザイン

最も重要です。このデザインで手術の8割以上決定するといっても過言ではありません。手術当日に手術用マーキングペンで医師がプランに基づいて皮膚の切除量や切除する方向をデザインしていきます。

3.局所麻酔下での切除・縫合

皮膚を切除し、丁寧に縫合していきます。美容医療で用いられる細い糸を使用しながら傷跡を目立ちにくくキレイに治すために時間をかけて縫合していきます。

4.アフターケア

1週間後に抜糸が必要となります。その後、アフターケアとしてテーピングや保湿の指導はもちろん、日常生活での動作注意などもお伝えします。さらに術後1か月、3か月程度までは経過観察にいらしていただくことを推奨しています。

手術後の注意点

・抜糸までの安静・清潔保持

・紫外線対策(色素沈着予防)

・テーピングによる張力分散

・再発予防のための生活指導(禁煙推奨)

オジスキンクリニックの強み

形成外科専門医が執刀

傷跡修正の経験が豊富な医師が対応します。特に細かい傷跡の場合はマイクロサージャリーをメインに行う医師による手術も対応可能ですのでご予約時にお問い合わせください。

丁寧なカウンセリング

瘢痕の状態を多角的に評価。

プライバシー配慮

全室個室で、人に知られずに相談可能。

他院修正にも対応

他院での治療で満足できなかった方にも。

まとめ

根性焼き(タバコ跡)の瘢痕は、レーザーでは十分な改善が得られにくいのが現実です。しかし、瘢痕修正(切除縫合)手術によって、非常に目立ちにくい傷へ変えることが可能です

「根性焼きの跡をなくしたい」「堂々と肌を出せるようになりたい」と考えている方は、ぜひオジスキンクリニックへご相談ください。形成外科専門医が、あなたの肌に合わせた最適な治療を提案いたします。

参考文献

https://en.wikipedia.org/wiki/Cigarette_burns

・Kirschner, Robert; Peel, Michael (2002). “Physical Examination of Late Signs of Torture”. In Peel, Michael; Iacopino, Vincent (eds.). The Medical Documentation of Torture. Cambridge University Press. p. 154. ISBN 978-1-84110-068-5. Retrieved 18 June 2023

Maria Faller-Marquardt Cigarette burns in forensic medicine Forensic Science International Volume 176, Issues 2–3, 7 April 2008, Pages 200-208

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日焼け後の肌ダメージ対策|
くすんだ肌を一刻も早く戻す
方法を
医師が解説

日焼け後の肌ダメージ対策
について

はじめに

紫外線は肌の最大の敵といわれています。日焼けによる赤みや炎症だけでなく、細胞レベルでDNAを損傷し、シミ・ソバカス、くすみ、さらにはしわやたるみといった「光老化」を引き起こすことが知られています。
紫外線対策の基本は日焼け止めですが、「塗布量が少ない」「塗り直しをしない」「PA値が十分でない」などの理由でうっかり日焼けしてしまうこともありますよね。
そこで今回はうっかり日焼け直後からできるケアについてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。

I.自宅で取り入れるべき
紫外線ダメージ対策

うっかり日焼けの直後にいかにダメージを軽減するかが大切です。
自宅でできるケアを中心にご紹介していきます。

1.うっかり日焼け直後の対応

日焼け後に赤みが出てしまった場合は直後のケアが非常に大切です。特に72時間以内にいかに炎症を落ち着かせるかがカギになります。日焼け後の応急処置は「やけどのケア」と同じ発想で行うことが重要です。

  1. ・冷却:まずは保冷剤や流水でしっかり冷やす。これにより炎症が沈静化し、皮膚の赤み・ほてりが和らぎます。
  2. ・保湿:紫外線後は皮膚バリア機能が低下し、急激に乾燥が進行します。ワセリンやセラミドなどを含む保湿剤で十分に潤いを与えましょう。
  3. ・栄養補給:ビタミンCはメラニン生成を抑え、色素沈着予防に有効。まずは内服(2000㎎以上)で補給し、皮膚の修復を助けます。

この「冷却→保湿→ビタミン補給」の流れを迅速に行うことで、その後の色素沈着やシミ形成を最小限に抑えることができます。
もし、クリニックを受診することができるのであれば、セラミド補給のためのイオン導入や、
(超)高濃度ビタミンC点滴を受けることでさらなる鎮静効果が期待できます。

2. 抗酸化物質のスキンケア活用

米国皮膚科学のレビュー(Burke KE, 2004)では、患部に直接塗ることも光老化予防に有効であることが明らかにされています。

ビタミンC(L-アスコルビン酸)
  1. ・紫外線による活性酸素を中和し、DNA損傷やサンバーン細胞を減少させます。
  2. ・コラーゲン生成を促進し、シワやたるみ改善に寄与。
  3. ・チロシナーゼ阻害作用によって色素沈着を抑え、シミの予防や改善にも効果。

ゼオスキンヘルスの「シーセラム」

  1. ・特に効果的なのはピュアビタミンCであり、20%前後のビタミンC濃度のもの。ただし、高濃度になるほど刺激も強くなるため、まず使用してみてほしいのがゼオスキンヘルスの「シーセラム」。ビタミンCに加えてビタミンEも配合。抗酸化作用が非常に強く、紫外線ダメージだけではなく赤みや毛穴にも効果的です。
ビタミンE(d-α-トコフェロール)
  1. ・脂溶性抗酸化物質で、角層に多く存在。
  2. ・紫外線による炎症・色素沈着の抑制、さらに皮膚癌予防作用があると報告。
  3. ・非エステル型の方が皮膚での抗酸化効果が強い。
セレン(L-セレノメチオニン)
  1. ・抗酸化酵素グルタチオンペルオキシダーゼの補因子。
  2. ・紫外線による紅斑や色素沈着を軽減し、マウス実験では皮膚癌発生も減少。
  3. ・外用によりシワの改善も確認されている。

3. 内服

内服による効果は直後の炎症を除去するというよりも継続的な内服により紫外線ダメージを少しずつ修復していくものになります。
特に

  1. ・トラネキサム酸
  2. ・高濃度ビタミンC
  3. ・タチオン
  4. ・ビタミンE

については抗炎症作用もありつつ美白作用もあるためぜひ紫外線ダメージを受けた肌にサポートとして飲み始めてください。

4. 自宅ケアまとめ

自宅でできることは、「応急処置」「抗酸化スキンケア」「長期内服」に集約されます。これに加えて、十分な日焼け止め使用と生活習慣(睡眠・栄養)も重要です。
ただし、自宅ケアはあくまで軽度〜中等度の予防と補助にとどまります。

II.クリニックで受けるべき専門的ケア

うっかり日焼けのあとのくすみをなるべく早く除去するためにはやはりクリニックケアが効果的です。

1. 高濃度サリチル酸ピーリング

  1. ・市販品は1~3%程度ですが、クリニックでは30~40%のサリチル酸を用いたケミカルピーリングを行います。
  2. ・強力な角質除去作用により、ターンオーバーを促進し、メラニン排出を助けます。
  3. ・シミ・くすみ・ニキビ跡の改善に加え、皮脂バランスを整える作用もあります。
  4. ・ダウンタイムはほとんどなく、肌への負担少なくくすみを除去することが可能です。
  5. ・ピーリング剤としてグリコール酸ピーリングも有名ではありますが、グリコール酸は逆に紫外線ダメージを増強させる可能性があると言われています。サリチル酸含めて一般的にケミカルピーリングとして記載されていることもあるため詳細をクリニックへ問い合わせてみてください。

2. 高濃度ビタミンC点滴

  1. 経口摂取では得られない高い血中濃度が全身に作用します。
  2. 抗酸化作用に加えて、コラーゲン生成促進、メラニン抑制効果が期待できます。
  3. 肌全体の明るさ・透明感アップだけでなく、免疫力向上や疲労回復など全身的なメリットも報告されています。
  4. 特に「日焼け後のダメージ回復を加速させたい」「慢性的なくすみを改善したい」人に適しています。li>

3. マイクロニードルRF(シルファーム)

  1. 微細な針で皮膚に小さな穴をあけ、高周波(RF)エネルギーを真皮層に届ける治療。
  2. オジスキンクリニックでは肌診断機をもとに非常に細かく出力やモードを設定することができるため、くすみが気になる部分だけではなく毛穴や小じわなど肌全体のお悩みに部位毎に対応可能です。
  3. 日焼け後はメラニンが増えやすくなりますが、シルファームを施術することでメラニン生成を抑え正常な状態へ戻すことが可能です。
  4. レーザーよりも表皮ダメージが少なく、ダウンタイムが短いのもメリットです。

4. 水光注射

  1. 紫外線ダメージにより、肌バリアが落ちることでくすみや乾燥、小じわ等様々な肌トラブルが起こります。
  2. 水光注射は肌状態に応じて真皮層へ直接有効成分を注射していくことで肌悩みを解決する治療です。
  3. 韓国で10年以上前から肌育製剤として王座に君臨するリジュランをはじめとして、スネコスやボトックスなどその時の肌に合わせて製剤を選択できるのもメリット。
  4. 当院のホワイトニングのオプションはあらゆる製剤との相性もよく、赤みやくすみ全般に効いていくように文献ベースに配合しています。特に肝斑や頑固な色素沈着に対して有効性が高く、クリニックでしかできない治療です。

III.当院の特徴

当院では、単なる施術の提供ではなく、肌全般を任せていただける総合的なケアを目指しています。

1.VISIA肌診断機による精密な分析

皮膚科専門医がVISIAで肌状態を多角的に診断し、シミ・毛穴・しわ・赤みまで客観的に把握します。そのデータをもとに最適な治療プランをご提案します。

2.安心の担当医制

一度の施術で終わりではなく、担当医が経過を継続的にフォロー。肌の反応やライフスタイルの変化を踏まえながら、次の一手を調整します。

3.豊富な治療メニュー

美容皮膚科施術は機械を幅広く取り揃えているため、非常に多くの選択肢から適切な治療をご提案させていただくことが可能です。

4.スキンケアから治療までトータルサポート

ご自宅でのスキンケア選びから、クリニックでの高度な治療まで、すべてを一貫してご相談いただけます。「肌のことをすべて任せられるクリニック」として、多くの患者さまに信頼をいただいています。

よくあるご質問

Q.日焼け後の肌ダメージは放置しても
自然に治りますか?

A.軽度の赤みは自然に引きますが、紫外線ダメージは皮膚に蓄積し、シミ・しわ・たるみの原因となります。早期の抗酸化ケアが重要です。

Q.自宅ケアとクリニックケアはどう違いますか?

A.自宅ケアは予防や軽度の改善に有効ですが、すでにできたシミや色素沈着の改善には限界があります。クリニックでは専門的知識のもと高濃度成分や医療機器を用いるため、より高い効果が期待できます。

Q.クリニックのサリチル酸ピーリングは
市販品とどう違いますか?

A.医療機関では30~40%の高濃度を使用し、ターンオーバー促進とメラニン排出を強力にサポートします。専門医の管理下で適切なタイミングで安全に施術を行う点も大きな違いです。

Q.VISIA肌診断とは何ですか?

A.VISIAはシミ・毛穴・赤み・しわなどを数値化し、多角的に分析できる肌診断機です。当院では診断結果をもとに、患者さまごとに最適な治療をご提案しています。

Q.どの治療を選べば良いかわからないのですが?

A.当院では初診時の診断から治療後の経過観察まで基本的には同じ医師が担当します。豊富な治療メニューの中から、患者さまのお肌に合わせた最適なプランをご提案いたします。

終わりに


紫外線によるダメージは一度で蓄積し、放置すればシミやしわとなって表れます。
自宅での毎日のケアは基礎として欠かせませんが、すでにできた色素沈着や光老化の改善にはクリニックでの治療が効果的です。
当院では、科学的根拠に基づく診断と治療、そして安心の担当医制による継続的なサポートを通じて、患者さま一人ひとりに最適な美肌プランをご提案しています。
「光老化から肌を守りたい」「できてしまったシミを改善したい」お肌のお悩みをお気軽にご相談ください。

参考文献

1.Burke KE. Mechanisms of aging and development—A new understanding of environmental damage to the skin and prevention with topical antioxidants. J Investig Dermatol Symp Proc. 2004;9(2):169–180. [PMCID: PMC2645136]
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/
PMC2645136/

2.Serafini MR, et al. Photoprotective potential of salicylic acid against UVB-induced DNA damage and sunburn cell formation in human skin. Pharmacol Res. 2009;59(3):136–142. [PMCID: PMC2791365]
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/
PMC2791365/

3.Shindo Y, Witt E, Packer L. Antioxidant defense mechanisms in murine epidermis and dermis and their responses to ultraviolet light. J Invest Dermatol. 1994;102(1):122–127. [PMCID: PMC11965193]
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/
PMC11965193/

メール・お電話にて、
お気軽にご相談ください。

当クリニックでは、居心地よくリラックスした
お気持ちで
診療を受けていただけるように、
広い待合室や診療室をご用意しております。

院内感染予防対策も徹底して行い、
患者さん一人ひとりに
安全な治療をご提供しておりますので、安心してご来院ください。

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浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】

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東京・埼玉で受ける
陥没乳頭手術|
症例写真付きでわかる
術後ケアとダウンタイム

陥没乳頭(かんぼつにゅうとう)は、見た目だけでなく授乳機能にも影響する疾患です。
特に「将来母乳で育てたい」と希望する女性にとっては、乳頭が吸啜されにくい状態が大きな壁になります。国際論文でも、授乳中の保存的治療(陰圧法やシリンジ法)の現実的な困難さが指摘されており、妊娠前の外科的手術が有効かつ現実的な選択肢とされています。
本記事では、最新の知見とともに、当院の症例を交えながら、陥没乳頭の治療についてわかりやすく解説します。

目次

1.陥没乳頭とは?

陥没乳頭とは?

陥没乳頭とは、乳頭が皮膚の下に埋もれ、十分に突出しない状態を指します。先天的に発症する場合もありますが、授乳や外傷、加齢による後天的要因で生じることもあります。軽度の場合は刺激で乳頭が一時的に突出しますが、重度の場合は手で牽引してもほとんど出ない状態です。

陥没乳頭は、美容面だけでなく授乳や衛生面に影響を及ぼすことがあります。乳頭が陥没していると、皮脂や垢が溜まりやすく、炎症や感染症のリスクが高まります。また、乳児が乳頭を吸着しにくく、母乳育児に支障をきたす場合もあります。さらに、見た目のコンプレックスにより心理的負担や自信喪失を抱える方も少なくありません。

陥没乳頭は、程度により軽度・中等度・重度に分類されます。軽度では非手術的な方法で改善可能な場合がありますが、中等度以上では外科的手術が推奨されます。特に授乳希望のある女性や美容的改善を希望する方にとって、手術は安全性と満足度の高い治療法です。

2.手術前に知っておきたいこと

手術前に知っておきたいこと

手術前の生活習慣や創部管理は、術後の合併症や再発リスクを低減するために非常に重要です。

手術前の注意ポイント

項目 内容
創部の清潔 手術前に乳頭周囲を丁寧に洗浄。感染兆候がある場合、手術延期になることも。
休息
・栄養
十分な睡眠とバランスの取れた食事で免疫力を高め、治癒を促進。
薬の
服用
術後2週間は腫れが遷延する可能性があるため控える。
アルコール
制限
術後2週間は腫れが遷延する可能性があるため控える。
禁煙 喫煙は血流を悪化させ、治癒遅延や合併症リスクを高める。創部の色素沈着の原因にも。

3.手術後の経過とケア

手術後のケアとダウンタイムを理解することで、トラブルを防ぎ、回復を早めることができます。

当院の術後の流れ

時期 内容
手術直後 局所麻酔のため歩いて帰宅可能。特殊なフィルムで乳頭を保護した状態で帰宅していただきます。手術後は簡単なデスクワークであれば直後からでも可能ですが、重いものを持つ等の作業は出血が増強する可能性があるため避けていただきます。
1~2
週間後
抜糸を行います。この間、必要に応じてガーゼ交換を自宅で実施します。血流が豊富な部位なので出血が少量続くこともあります。抜糸後は乳頭保護器具の装着開始。
2
週間前後
腫れや内出血が軽快してきます。アルコールや喫煙は控える。
1
か月~3か月
乳頭保護器具の継続をしていただきます。定期的に経過フォローをさせていただきます。
6
か月
最終経過確認(必要に応じて)

術後ケアのポイント

    1.創部は清潔に保ち、指示通りに薬を
    服用する

    2.腫れや痛みは通常1〜2週間で落ち着く

    3.デスクワークなど軽い活動は
    当日から可能

    4.激しい運動やアルコール、喫煙は控える

    5.乳頭保護器具は医師の指示に従って
    装着することで再発リスクを下げられる

4.陥没乳頭手術のリスクと副作用

Q1:母乳育児は可能ですか?

A:重度の陥没乳頭では母乳育児は困難なことが多く、乳腺炎や乳腺下膿瘍の原因となります。母乳育児を検討される場合は妊娠前の手術が推奨されます。

Q2:傷跡は残りますか?

A:傷跡は最小限で、ほとんど目立ちません。過去に瘢痕やケロイドのある方は、残る可能性があります。

Q3:腫れやあざはどのくらい続きますか?

A:術後2週間でほとんど解消します。

Q4:感染の兆候は?

A:当院では感染された方は現在までにいらっしゃいませんが、創部を不潔にしてしまったり、喫煙があると感染のリスクが高くなります。38度以上の発熱、腫れや赤みの悪化、傷口の悪臭や耐え難い痛みが現れた場合は受診してください。

Q5:乳首の感覚は変わりますか?

A:術後数ヶ月はしびれや知覚鈍麻・過敏症が生じることがありますが、ほとんどの場合に回復します。

Q6:漿液腫は起こりますか?

A:まれに乳房下に小さな体液の塊が形成されることがありますが、通常3週間以内に自然消失します。

Q6:壊死のリスクはありますか?

A:稀ですが、手術中に乳首の組織が壊死する可能性はあります。当院では形成外科専門医が血流を意識した手術を行っておりますので安心して手術を受けていただけます。

5.症例紹介

20代女性

授乳希望あり。重度陥没のため乳頭突出は用手的には困難な方。

術式:乳管温存法を実施。術後は2週間で抜糸を行い、その後保護器具にて保護継続。
乳頭の突出は良好であり自然な形態を保てている。傷跡はほとんど目立たない。


6.専門医による治療で安心|
当院のこだわり

陥没乳頭の手術には繊細な技術が求められます。誤った方法で行うと、乳頭壊死や再陥没のリスクもあるのが陥没乳頭の手術です。安易に受けるのは危険が伴います。

当院では、形成外科専門医がすべての手術を担当し、以下の点にこだわっています。

• 多数の術式から、患者様の状態に合わせた
最適な方法を選択
• 乳管温存を可能な限り優先
• 術後の乳頭固定保護器のカスタマイズ
• 丁寧なアフターケアと定期フォロー

その結果、感染ゼロ・皮膚や乳頭の壊死ゼロで安全な手術を提供できています。

7.まとめ

陥没乳頭手術は美容的改善だけでなく、授乳・衛生面の改善にも寄与します。術後ケアを正しく行うことで、腫れや痛み、感染のリスクを最小限に抑えられます。形成外科専門医による手術は、安心して受けられる安全性と自然な仕上がりを提供します。
以前のコラムもぜひご参考にしてください。

以前のコラム

【医師監修】
陥没乳頭で授乳は可能?
シリンジ法(吸引器)ってどうなの?

症例写真付きで解説

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陥没乳頭の治し方

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陥没乳頭の手術について

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この記事の監修医師

山田果林(形成外科専門医/東京女子医科大学形成外科所属・都内美容クリニック院長兼任)
中島由佳理(形成外科専門医/慶應義塾大学形成外科所属)

関連リンク

国際論文

陥没乳頭に関する専門ページ

浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】

日付:  カテゴリ:女医のきれいブログ

第113回日本美容外科学会(JSAS)の
「眼瞼修正シンポジウム」と「ラウンドテーブルディスカッション~眼瞼下垂を極める~」に王子医師が登壇しました。

2025年5月28,29,30日に開催された第113回日本美容外科学会(JSAS)@オークラ東京の「眼瞼修正シンポジウム」と「ラウンドテーブルディスカッション~眼瞼下垂を極める~」において、当院の王子医師が登壇発表してまいりました。
眼瞼修正シンポジウムでは、演題名「治しにくい二重切開。治しやすい二重切開。修正手術の現実からみるその違い。」という、二重修正手術の現実と限界を解説する内容の発表でした。ラウンドテーブルディスカッションでは、二重修正の名手の医師たちと修正症例に関する活発な討論を行いました。

以下王子医師のコメントです。
「このような貴重な機会を与えてくださった今学会の学会長である廣比利次先生、および座長や演者の先生方に感謝申し上げます。また、当院に来てくださる患者様のご協力あっての業績であり、当院で手術を受けていただいたかたすべてにあらためて感謝申し上げます。皆様のおかげで、少しずつですが二重修正のレベルは業界として確実に上がってきています。私もより高いレベルの二重修正治療を提供するために今後も努力していきます。」

浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】

日付:  カテゴリ:お知らせ

【医師監修】
陥没乳頭で授乳は可能?
シリンジ法(吸引器)ってどうなの?

症例写真付きで解説

陥没乳頭(かんぼつにゅうとう)は、見た目だけでなく授乳機能にも影響する疾患です。特に「将来母乳で育てたい」と希望する女性にとっては、乳頭が吸啜されにくい状態が大きな壁になります。国際論文でも、授乳中の保存的治療(陰圧法やシリンジ法)の現実的な困難さが指摘されており、妊娠前の外科的手術が有効かつ現実的な選択肢とされています。本記事では、最新の知見とともに、当院の症例を交えながら、陥没乳頭の治療についてわかりやすく解説します。

目次

1.陥没乳頭とは?症状と原因

陥没乳頭とは?症状と原因

陥没乳頭とは、乳頭が乳輪の表面より内側に埋もれている状態を指します。程度には軽度から重度まであり、軽度では指でつまむと乳頭が外に出ますが、重度の場合はつまんでも出てきません。

原因としては、先天的な乳管の短さや繊維性組織の癒着、乳腺の発育不全などが挙げられます。思春期や妊娠をきっかけに目立つことも多く、実は女性の
約2〜10%に存在するとされ、意外に多い疾患です。

男性にも見られ、近年では審美的な理由で治療を希望される男性患者も増えています。

2.陥没乳頭と授乳トラブルの関係

陥没乳頭と授乳トラブルの関係

乳頭が陥没していると、赤ちゃんがうまく吸啜(きゅうてつ)できず、授乳がうまくいかないケースが多々あります。赤ちゃんは乳頭をくわえ込むことで母乳を吸い出しますが、乳頭が出ていない状態ではくわえ込むこと自体が難しくなります。

また、陥没している部分に母乳がたまりやすく、乳腺炎や詰まりの原因になることもあります。かなりつらい痛みや発熱を伴い、授乳の継続を断念することになることもあります。

3.妊娠後・授乳中の
保存的治療法の限界

国際的な文献(2022年、International Breastfeeding Journal)では、授乳期に行う保存的治療法──陰圧法やシリンジ法の限界について明記されています。

シリンジ法の課題

• 消毒管理が難しく、乳頭や乳腺の感染リスクがある
• 繰り返しの使用により、皮膚や組織を痛める可能性
• 母親の習熟と継続的な努力が必要
• 赤ちゃんが吸啜するタイミングと合わないことがある

陰圧器具の問題点

• 母乳育児の現場で道具を使う煩雑さ
• 乳頭の硬化や裂傷につながることも
• 寝不足や育児疲れで継続使用が困難

結論として、産後に保存的治療を開始しても、母乳育児に成功する可能性は高くないとされ、精神的なストレスや育児への影響も小さくありません。そこで推奨されているのが手術です。

4.妊娠前の外科的治療のメリット

妊娠前に行う陥没乳頭手術は、授乳への備えとして有効です。特に以下のような点でメリットがあります。

• 妊娠中・授乳中に比べ、
体調が安定しており手術が安全に行える
• 術後のケアがしやすく、合併症も少ない
• 一度の手術で乳頭がしっかり突出すれば、
その後の育児が非常にスムーズに
• 精神的な不安が軽減され、
出産・育児への自信にもつながる

当院では、将来の授乳を視野にいれた陥没乳頭の術式を採用しています。
もちろん、授乳だけではなく見た目のコンプレックスも減り、自信にもつながります。

5.症例紹介:
外科的手術を受けた女性の経過

【症例A】20代女性/
両側重度陥没乳頭

術前:両側とも乳頭が完全に埋もれた状態。授乳不安が強く、母乳育児を希望し受診
術式:乳頭の陥没している方向を加味し、術後に乳頭がきれいな円形を保つよう考えながら乳管を温存しつつ、
支持組織を解除して突出固定
術後:1ヶ月:乳頭が自然な形態でしっかりと突出し、傷も目立ちません


6.専門医による治療で安心|
当院のこだわり

陥没乳頭の手術には繊細な技術が求められます。誤った方法で行うと、乳頭壊死や再陥没のリスクもあるのが陥没乳頭の手術です。安易に受けるのは危険が伴います。

当院では、形成外科専門医がすべての手術を担当し、以下の点にこだわっています。

• 多数の術式から、患者様の状態に合わせた最適な方法を選択
• 乳管温存を可能な限り優先
• 術後の乳頭固定保護器のカスタマイズ
• 丁寧なアフターケアと定期フォロー

その結果、感染ゼロ・皮膚や乳頭の壊死ゼロで安全な手術を提供できています。

7.よくある質問と回答(Q&A)

Q1:手術は保険適用になりますか?

A:重度の陥没で、授乳障害や衛生上の問題があると判断された場合は保険適用の可能性があります。ただし、年齢や性別、症状の程度により適応外となることもあるため、まずは診察をおすすめします。

Q2:手術後どれくらいで
授乳できますか?

A:授乳を開始するには、手術から少なくとも半年は空けることを推奨しています。妊娠中の手術は請け負っておりません。

Q3:他院修正はしていますか?

A:はい、非常に多いご相談です。他院手術後の再発をはじめとして、術後の左右差等もお気軽にご相談ください。

Q4:陥没乳頭は
放置しても大丈夫ですか?

A:軽度で痛みや炎症がない場合は経過観察も可能です。ただし、授乳への支障や見た目にコンプレックスがある方は、治療を検討したほうが良いといえます。また、年齢によっては保険適応での手術が難しくなるため、手術を受けるのは早いほうがよいともいえます。

Q5:男性も手術の対象になりますか?

A:男性も手術対象になります。実際、男性の陥没乳頭手術も多くご相談いただいております。お気軽にご相談ください。

Q6:手術は痛いですか?
どれくらい休みが必要ですか?

A:局所麻酔で日帰り可能です。術後はガーゼ保護がありますが、デスクワーク程度であれば翌日から可能。2週間前後で抜糸します。

8.まとめ

陥没乳頭は決して珍しい疾患ではなく、特に将来授乳を希望する方にとっては「早めの対処」が大きな安心につながります。国際論文でも保存的治療の限界が示されている今、妊娠前に信頼できる専門医のもとで外科的治療を受けることは、将来の母乳育児への最善の準備と言えます。

まずはお気軽にご相談ください。当院では、丁寧なカウンセリングと確かな技術で、あなたの不安に寄り添います。

この記事の監修医師

山田果林(形成外科専門医/東京女子医科大学形成外科所属・都内美容クリニック院長兼任)
中島由佳理(形成外科専門医/慶應義塾大学形成外科所属)

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国際論文

陥没乳頭に関する専門ページ

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【東京・埼玉の男性の
乳頭肥大症への乳頭縮小手術】
シャツに浮く乳首を
自然に目立たなく
〜形成外科専門医による
症例紹介/
他院修正も対応〜

目次

男性の乳頭縮小とは?
〜服の上から目立つ悩みを
自然に改善〜


男性でも乳頭の大きさや突出感に悩む方は少なくありません。
特にTシャツやワイシャツなど、薄手の服を着ると乳首のふくらみが目立ちやすくなり、「視線が気になる」「スタイルが崩れる」といった悩みが出てきます。

乳頭縮小術は、男性にも非常に需要があり、乳頭の突出や大きさを自然に整えることが可能です。また、見た目の改善だけでなく、入浴やジムでの露出時にも自信を持てるようになります。

また、「より男性らしい」外見になることからトランスジェンダーの方にも非常に人気のある手術です。

当院では、形成外科専門医が診察から手術まで担当し、個々の体格や希望に合わせた自然で違和感のない乳頭縮小を提供しています。

 

症例紹介|40代男性
「シャツ越しに目立つ乳頭を
自然に平坦に」

今回ご紹介するのは、40代の男性患者様です。
昔から乳頭のふくらみが気になっていたとのことで、特にシャツの上からの浮きが気になるとのご相談をいただきました。

医師の診察において、乳頭の直径はそのままとして高さを低くする手術の適応と判断しました。

「自然に、目立たなく、シャツに響かない仕上がり」をご希望され、術後はフラットで違和感のない胸元に整いました。お写真ご協力ありがとうございました。

 

男性乳頭縮小の手術方法と特徴

乳頭の「高さ」と「直径」を調整する技術

乳頭縮小手術では、突出と幅をバランスよく整えることが重要です。
男性は特に高さを抑えるデザインが多く、シャツからの浮きや視線を防ぐ効果があります。

局所麻酔での日帰り手術が可能

手術は局所麻酔で60分程度で完了します。術後はガーゼとテープで保護し、日常生活には数日で復帰可能です。

自然で男性らしい胸元を実現

胸筋や皮膚の厚みを考慮しながら、自然で男性的なラインを形成します。
ご希望にもよりますが、敢えて必要以上に小さくすることなく、違和感のない仕上がりを追求しています。

 

形成外科専門医による乳頭縮小
〜当院で安心して
受けられる理由〜

男性乳頭縮小術なら形成外科専門医のいるオジスキンクリニックへ

形成外科専門医だからこそ実現できる
自然な仕上がり

当院では、日本形成外科学会認定の専門医が手術を担当します。
皮膚の構造、感覚神経、血流など、医療的知見に基づいた精密な施術を提供しています。

男性に特化した乳頭形成のデザイン

男性の体格や皮膚の質感を加味したオーダーメイドデザインを行っております。術前に丁寧な問診と診察を行い、患者様と仕上がりイメージを共有します。

プライバシーに配慮した完全個室診療

全室個室の診察室を完備。
男性特有の繊細な悩みも、安心してご相談いただける環境を整えています。

充実のアフターフォローと再診体制

術後の診察は担当医が責任を持ってフォローいたします。
経過に応じてLINEやメールでのご相談も可能です。

 

他院での乳頭縮小手術の修正も
対応しています

よくあるお悩みと当院の修正アプローチ

以下のようなお悩みに対応しています:

  • 乳頭が小さくなりすぎた
  • 左右差が気になる
  • 傷あとが目立つ
  • 形が不自然になった

形成外科医が行う再手術の重要性

再手術には高い技術と解剖学的知識が必要です。
当院では、可能な範囲で自然な形に近づける修正術をご提案しています。

 

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 男性でも乳頭縮小の手術は
受けられますか?

A. はい、当院では男性の乳頭縮小手術を数多く行っております。男性特有の体型や皮膚の厚みに合わせて、自然でフラットな胸元に整える手術が可能です。

Q2. 手術後はどのくらいで
普段の生活に戻れますか?

A. 手術は日帰りで行い、ガーゼがついた状態で帰宅していただきますが、デスクワーク等であれば当日から可能です。1週間~10日後に抜糸にいらしていただく必要があります。

Q3. どんな服を着ても
乳首が浮き出なくなりますか?

A. 術後は乳頭の突出が抑えられるため、Tシャツや薄手のシャツでも乳首が目立ちにくくなります。患者様からも「服を選ぶストレスがなくなった」とのお声を多くいただいています。

Q4. 他院で受けた手術の修正も
お願いできますか?

A. はい、当院では他院での術後修正にも対応しています。不自然な仕上がりや左右差、傷あとなどのお悩みに対して、形成外科専門医が診察のうえ適切な対応をご提案します。

Q5. 傷あとは目立ちますか?

A. 傷跡は非常に小さく、時間の経過とともにほとんど目立たなくなります。形成外科的手法を用いて、縫合の美しさにもこだわっています。

 

まとめ|自然で男性らしい乳頭に
整えるために

まずは診察へ

乳頭の突出や見た目にお悩みの方は、まずは形成外科専門医とのカウンセリングでご相談ください。

LINE・オンライン予約で
お気軽にご相談ください

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[浦和駅]徒歩1分 [診療時間]10:00〜19:00
休診日:第1.2.4 月・木/第3 日・月/祝日