リベルサスの立ち位置は?サクセンダやオゼンピックと比較!違いはあるの?

こんにちは、オジスキンクリニックの吉原です。

今までリベルサスについて記事を書いてきました。

ベルサス=経口GLP-1受容体作動薬でダイエットするときに知っておきたいこと。

リベルサスの効果はいかに。実際何キロ痩せるの?副作用は?

今回は従来のサクセンダと比較したリベルサスの立ち位置について記載していきたいと思います。

その前に…

サクセンダはダイエット薬としてFDAの承認を得ています。

リベルサスは未だダイエット薬としては未承認。つまり、サクセンダのほうがダイエット薬として効果が立証されているのは間違いありません。

でも…内服で痩せられるならそれに越したことはないはず。

リベルサスが未承認ということは踏まえたうえでぜひ続きをご覧ください。

リベルサスと注射の用量比較

これはみなさん特に気になっているところではないでしょうか。

オゼンピックやサクセンダをするのとリベルサス、どちらが効果高いのか。

下記がとても参考になります。

Switching Between Glucagon-Like Peptide-1 Receptor Agonists: Rationale and Practical GuidanceClinical Diabetes

からの引用です。

As in the PIONEER trials, patients should start on an oral semaglutide dose of 3 mg once daily, escalated to 7 mg after 30 days. If further glycaemic control is needed, the dose can be increased to 14 mg once daily after a further 30 days (Fig. 5) [38,55]. The 14 mg once-daily oral dose is considered equivalent to the 0.5 mg once-weekly subcutaneous dose [38,55]. The US prescribing information for oral semaglutide recommends that patients currently treated with subcutaneous semaglutide 0.5 mg once weekly can be switched to oral semaglutide by starting oral semaglutide 7 mg or 14 mg once daily up to 7 days after the last semaglutide injection [55]. There is no equivalent oral dose to the subcutaneous 1 mg dose of semaglutide. If a patient treated with oral semaglutide 14 mg needs to transition to subcutaneous semaglutide, perhaps to achieve greater glycaemic efficacy, the US prescribing information recommends starting injections, initially at 0.5 mg once weekly, on the day after the last oral semaglutide dose [55].

この論文からわかる通り、

リベルサス14㎎はオゼンピック0.5㎎相当。

オゼンピック1.0㎎に相当するリベルサスは現在製造されていません。

論文によるとリベルサス14㎎で効果を感じにくい場合にオゼンピック0.5㎎をトライするように、と。

オゼンピックの0.5㎎はサクセンダの1.8㎎と同程度の効果がありますので、

リベルサス14㎎<オゼンピック0.5㎎≦サクセンダ1.8㎎

のようなイメージですね。

なぜオゼンピック≦サクセンダなのかは以前のブログをご覧ください。→https://www.ozi-skin.com/glp-1-saxenda-diet/

リベルサスは14㎎以上は増量できませんが、オゼンピックは1.0㎎まで、サクセンダは3.0㎎まで増量できます。

リベルサスで効果がみられなくても次の手があります!

さて、いろいろ書いてきましたがリベルサスに否定的なわけではありません。

当院でも取り扱っているくらいですので…(^^;

リベルサスのうまーい使い方、リベルサスが合っている方、その立ち位置ってどんなものでしょうか。

サクセンダよりもリベルサスが向いている方

ダイエットをするうえでサクセンダよりもリベルサスが向いている方はどういった方でしょうか。

ご参考までにどうぞ。

①ダイエットはしたいけどきっかけがつかめない方

なんとなく、痩せたいなー…と思いつつダイエットに踏み切れない方。リベルサスが強い味方になってくれるはずです。サクセンダほどの強い食欲抑制効果ではありませんが、ふだんよりも空腹感がなくなるはず。薬に100%頼らずに自分で痩せる気持ちがある方には向いているといえます。

②急ぎではなく、じっくり痩せていきたい方

リベルサスは3㎎でのダイエット効果はいまいちといわれています。7mgへ増量できる2か月目からが本気のダイエットです。半年間内服を継続することでじわじわ体重が落ちていきますので長期的にみていきましょう。(サクセンダは開始1か月の時点で体重が落ちはじめている方が多いです。)長期間かけての減量効果なので体調を崩す心配などもなさそうです。

③ダイエット意欲の強い方

サクセンダは食欲抑制がしっかり働くので、ふだんの食生活をうまく見直すことができると思います。「あれ?お腹減らないなー」という時間が増えて余計な間食がなくなります。

リベルサスも働きは同じですが、やや不安定な経口薬なので、サクセンダに比べて効果が出にくいこともあります。ただし、「間食しないぞ!ダイエットするぞ!」という強い気持ちがしっかりある方にはダイエットサポート薬として非常に心強い味方になってくれるはずです。

④メディカルダイエットが周囲にばれたくない方

サクセンダは注射なので、どうしてもサクセンダ本体のほかに注射針、アルコール綿など必要な物品がでてきます。家族にばれたくない方には注射をする時間を見計らう必要もありますよね。

ただし、リベルサスであれば朝内服するだけ。

家族にばれたくない!という方にはとても便利です。

➄サクセンダダイエットをしたあとのリバウンド防止

個人的にはこの方法が一番使いやすいかと思っています。

サクセンダで目標体重まで到達した方、あと1歩という方に。

リベルサスへの切り替えでリバウンド防止やあとちょっとを減らすを。

急激にカラダからGLP-1受容体作動薬が抜けていくよりも内服で少し補ってあげておくと安心ですよね。サクセンダを使用してきたことを考えると副作用も出にくい状態にあります。

では、サクセンダが向いているのは?

①ダイエット薬として認可がおりているものを使用したい。

②短期間で効果を出したい(結婚式前など)

③ダイエット意思が長続きしない

④間食が多いがやめられない

➄注射することへ抵抗が少ない(痛みはほとんどありませんよ~)

という場合です。

 

まとめ

どちらも同じGLP-1ダイエット。

内服薬「リベルサス」。

使い方によっては非常に優秀ですし、体重減少の結果も出ています。

大切なのは自分のモチベーションやライフスタイルに合った製品を使うこと。

 

リベルサスやサクセンダについてもまた新しい発見があれば適宜アップしていきますね。

 

このブログが少しでも皆さんの参考になりますように。

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日付:   カテゴリ:ダイエット, 女医のきれいブログ, 脂肪溶解注射

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