ニキビ跡治療~フラクショナル?ダーマペン?~

こんにちは、オジスキンクリニックの吉原です。

 

わたし、どうも暖房が苦手です。乾燥するのと、冬にあたたかい空気が直接あたるのがなんともいえない気分になっちゃうんですね。

ただ寒さは感じますので悩んでいたところ、いいものを発見しました。

ふふ。

実は…

「電気毛布」という文明の神器をを購入し、ぬくぬくと過ごしています。

こんないいものがあったなんて。

注文翌日に届けてくれる楽天、amazonさんに感謝。

 

エアコンなしでもお布団があたたかいので毎回幸せな気分に。

「こういうのが幸せとなんだなあ」と…

 

そこで、クリニックにもこっそり導入しました。

今後、お天気や気温によっては施術ベッドがぬくぬくしていることがあると思います。

イオン導入などのトリートメントの際はくせになる気持ちよさです。

やみつきです。

クリニックはお肌がきれいになる場所です。

お肌とともに身も心も癒されてほしいと思って内装にもこだわってクリニックをつくりました。

どうしたら気持ちよく施術を受けてもらえるかな、

どうしたら痛くないかな、

どうしたら疲れも一緒にとれるかな、

そんなことばっかり考えています。

ぜひお肌のメンテナンスとともにゆっくりされていってくださいね。

 

 

さて、前置きが長くなりました。

本日はニキビ跡治療について新しい知見が得られたのでみなさまと共有です!

A Randomized Study to Evaluate the Efficacy Fractional CO2Laser, Microneedling and Platelet Rich Plasma in Post-Acne Scarring

(Indian Dermatol Online J. 2020 May-Jun; 11(3): 349–354.)

 

■フラクショナルレーザーとダーマペン■

ニキビ跡の治療でよく聞くのがこの2つだと思います。

ニキビに悩まれている方のおよそ80%はニキビ跡にも悩んでいるといわれています。

特にやっかいなのが凸凹したニキビ跡です。

へこみを膨らませるのは、ふくらんだものをへこませるの何十倍も大変です。

ただ、根気強く治療を継続することで必ず効果はみえてきます。

 

今回は当院でも扱いのある

フラクショナルレーザー(アキュパルス)とダーマペン治療についてです。

 

フラクショナルレーザーとは

点状にレーザーを皮膚に照射していくものです。100%の面上照射では皮膚へのダメージが強すぎるのに対して、点状に照射していくため非常に高エネルギーでありながらも全体としてはわずかなダメージですみます。また、照射部の周囲には正常皮膚が存在することで創傷治癒が速やかに行われるので、面状照射に比較してダウンタイムが短くすむため皮膚の入れ替え治療として非常に認知されている治療方法です。

フラクショナルレーザーは炭酸ガスレーザーやエルビウムヤグレーザー、Qスイッチレーザー、ピコレーザー等様々なレーザー機器で行うことができますが、ニキビ跡のように辺縁が硬く角になっている場合にはアブレイティブ=炭酸ガスレーザーによるフラクショナルレーザーがファーストチョイスとなります。

 

当院で扱っているフラクショナルレーザーはアキュパルスという厚生労働省が認可している機器で、出力や密度の調整が非常に細かく行えるためレーザーが深達する深さや大きさもオーダーメイドで行うことができます。

 

ダーマペンとは

マイクロニードリングといわれる手法で、細かく皮膚へ針孔をあけていくことで真皮のコラーゲン増殖を促すほか、針孔へ薬剤を導入していくいことで悩みに応じたケアができるものです。導入していく薬剤次第で効果も全く変わってくるのが面白いところです。熱作用はないため、皮膚の生まれ変わりを促す力は多少弱くなってしまいますがダウンタイムはレーザー治療に比較すると少なくすみます。

 

さて

結局ニキビ跡の治療に使用してみていかがなものか。

というところが気になると思います。

 

■結論、やっぱりフラクショナルだった■

2020年のこちらの論文による結論です。

「Fractional CO2 laser resurfacing is more efficacious than microneedling and PRP but slightly longer down time is the only limiting factor. Microneedling has excellent safety profile but is relatively less effective than CO2 laser. PRP asmonotherapy in post-acne scarring is not advisable as results are unsatisfactory. Treatments that can completely resolve acne scars are not yet available. Institution of aggressive and effective therapy for inflammatory acne remains the key strategy to prevent post acne scarring.」

つまり、ニキビ跡にはフラクショナルレーザーが最も効果的だけれども、赤みやかさぶたなどのダウンタイムは許容してね、ということ。アキュパルスでのダウンタイムはモードによっても異なりますが1~2週間です。

この研究ではPRP単独治療も比較しているのですが、かなりの有意差をもってフラクショナルレーザーに軍配があがっています。

 

■では、ダーマペンはどうなのか。■

ダーマペンもニキビ跡には効果的です。

が、、この研究におけるマイクロニードリングの技法はかなり針が深め。

当院のダーマペンも肌質をみて深さはこだわって決めていますが、それでも初回ではここまで攻めません。なぜなら日本人は色素沈着のリスクがあるから。万が一色素沈着が起こっても消えていきますが、リスクと治療を天秤にかけて一番よいところで治療内容をご提案するようにしています。

今回の研究に限って言えば治療を重ねることで60%の方が改善を実感することができたとの結果でした。

ただし、ニキビ跡の種類のうちボックススカーというえぐれたニキビ跡には(詳しくは当院HPの‘ニキビ跡’ページをご覧ください)明らかにフラクショナルレーザーのほうが効果的だったことがわかっています。

 

 

針の長さがネックにはなりますが治療回数を重ねることで効果が出るのはわかりました。

また、他の研究にはなりますがダーマペンを施術する際にTCA(マッサージピール)を使用して肌の代謝をお促すとさらに少ない回数で効果を実感できることもわかっています。

ゼオスキンの開発者のオバジ先生もTCA+マイクロニードリング(ダーマペン)を好んで使用していました。(濃度と組成はアグレッシブですが…)

ですので…

 

ニキビ跡にダーマペンを使うのはありです。

ただし色素沈着リスクを回避するため針の長さを肌質をみて調整したり、かつ短期間で効果を感じるために薬剤を使うなどの工夫は必要です。

 

では結局、フラクショナルレーザーとダーマペン、どちらを受ければいいのでしょうか。

 

■フラクショナルレーザーを選択しないといけないとき■

一概にニキビ跡のへこみ、といっても様々な種類があります。

ローリングスカー、ボックススカー、アイスピックスカー…

この中でもローリングスカーは比較的改善が見込まれます。

やっかいなのがボックススカー、アイスピックスカーです。

ローリングスカーのニキビ跡が気になるのであればダウンタイムの観点から考えるとダーマペンを針の深さをレベルアップしつつ行うのがよいと思います。

逆に深さのあるニキビ跡やボックススカー、アイスピックスカーの場合はフラクショナルレーザーがよいです。

 

■場合によってはレーザー治療ではなく…■

実はアイスピックスカーは深さがある程度ある場合や部位によっては切除が適応なことも多々あります。(部位によっては切除は絶対NGな場所もあります)

 

ただし、切除にもリスクはつきもの。

 

「へこんだキズアトになった」

「きずがゆがんだ」

「大きな傷になってしまった」

「きずがでこぼこしている」

 

こんなことにならないために切除を検討するときは絶対に形成外科専門医による切除をおすすめします。

外科医でもなく皮膚科医でもなく整形外科医でもありません。

大学病院でも顔のきずは形成外科が扱うと決まっています。

丁寧に丁寧にひと針ひと針、髪の毛より細い糸針で10分の1ミリの単位でみながら縫合していきます。

え、そんな時間かける?というくらい真剣に。

麻酔の量、メスの角度、針の種類、糸をかける深さ…

そこまでこだわる?というくらいこだわります。

当院では診察にてレーザーよりも切除が適応と判断した場合は形成外科専門医の診察をご案内しています。

 

■いろいろな選択肢を用意しているからこそ…■

 

「ニキビ跡治療=●●」

ではないんですよね。

 

ニキビ跡と一概に言ってもいろいろな種類があります。

赤みやへこみや色素沈着やふくらみ…

そして「へこみ」と一口に言っても深さも種類もたくさんあります。

なので、やみくもにこれ!と治療を決めつけることはできません。

フラクショナルレーザーの場合もあればダーマペンの場合もありますし、

ゼオスキンのスキンケアがよい場合もあれば、切除と組み合わせることも。

 

たくさんの選択肢があるからこそできることです。

一度お肌を拝見してから一番適した治療をご案内できればと思っています。

 

 

 

もちろんいちばん大切なのは

ニキビをニキビ跡にしないこと。

はやめにしっかり治すことが肝心です。

 

 

 

2020年も終盤ですが、年末は30日までしっかり診療します。

お気軽にお問合せください。

 

 

浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】

日付:   カテゴリ:ダーマペン, ニキビ, ニキビ跡, 女医のきれいブログ

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