埋没法の不自然な食い込みの経過!二重が馴染むまでの期間と対処法

埋没法の不自然な食い込みの経過!二重が馴染むまでの期間と対処法

埋没法を受けた直後、まぶたに食い込みが強く出て「このまま不自然な二重が残ったらどうしよう」と不安になる方は少なくないようです。

術後の食い込みは、糸が組織に圧力をかけることで生じる一時的な反応がほとんどです。多くの場合、腫れが引くにつれて食い込みも和らぎ、1〜3か月ほどで自然な二重ラインに馴染んでいきます。

この記事では、埋没法の術後に食い込みが起こる原因や時期別の経過、自宅でできる対処法、そして再診を考えるべきタイミングまでを丁寧に解説します。

焦らず正しい知識を持つことが、納得のいく仕上がりへの近道になるでしょう。

目次

埋没法の術後に二重の食い込みが目立つ原因は「糸と組織の圧迫」にある

埋没法の術後に食い込みが目立つ主な原因は、まぶたの皮膚や組織が糸によって引き込まれ、圧迫されている状態にあるからです。手術直後はまだ組織が糸になじんでおらず、食い込みが深く見えるのは自然な経過といえます。

埋没法の糸がまぶたの組織を引き込む仕組み

埋没法では、まぶたの皮膚側から結膜側(裏側)にかけて極細の医療用糸を通し、皮膚と瞼板(けんばん:まぶたの内部にある軟骨のような硬い組織)を連結することで二重のラインを形成します。

糸が組織をたぐり寄せるように固定するため、術直後はその引き込み部分に凹みのような食い込みが生じます。

この食い込みは、腫れや浮腫(ふしゅ)が加わると一層目立ちやすくなります。まぶた周辺は皮膚が薄く血流が豊富な部位なので、わずかな刺激でも腫れやすい傾向があります。

腫れと食い込みが連動して見えるワケ

術後に腫れが出ると、まぶた全体がふくらむ一方で糸の固定点だけが凹んで見えるため、食い込みのコントラストが際立ちます。たとえるなら、パンパンに膨らんだ風船の一か所を指で押しているような状態です。

腫れが引けば指で押したような凹みも浅くなっていくのと同じで、組織のむくみが解消されるにつれて食い込みの深さも緩和されます。

術後の腫れの度合いと食い込みの見え方

術後の時期腫れの程度食い込みの印象
当日〜3日強いかなり深く目立つ
4日〜1週間中程度深いが徐々に改善
2〜4週間軽度うっすら残る程度
1〜3か月ほぼ消失自然に馴染む

術後の食い込みは「異常」ではなく「経過の一部」と考えてよい

初めて埋没法を受けた方ほど、術後の食い込みに驚いてしまうものです。しかし、糸で組織を固定している以上、術直後に食い込みがまったくないほうがむしろ珍しいといえます。

大切なのは、日を追うごとに少しずつ改善していくかどうかを観察することです。術後1週間ほど経過しても食い込みがまったく変わらない場合や、痛み・熱感を伴う場合は、担当医に相談するのが安心でしょう。

埋没法の食い込みはいつまで続く?経過を時期別にまとめた

埋没法の食い込みが完全に馴染むまでの期間は、多くの方で1〜3か月程度です。ただし、まぶたの厚みや体質によって個人差があるため、焦らず経過をたどることが大切になります。

術後1週間までの食い込みはピーク期にあたる

埋没法の術後1〜3日は腫れのピークであり、食い込みもこの時期にもっとも深くなります。まぶたが重だるく感じたり、二重の幅が予定より広く見えたりすることも珍しくありません。

4日目以降になると、少しずつ腫れが落ち着き始めます。ただし完全に引くまでにはもう少し時間が必要です。

術後2〜4週間は「馴染み始め」の変化を感じやすい時期

この時期になると大きな腫れはほぼ収まり、まぶたの輪郭が見えてきます。食い込みも日ごとに浅くなっていく実感が得られるでしょう。

人前に出るのが気になっていた方も、この頃からメイクでカバーしやすくなります。

ただ、朝起きたときにむくみで食い込みがやや戻るケースもあり、一日の中で見え方に差が出るときがあります。

術後1〜3か月で多くの人が「自然な二重」を実感できる

術後1か月を過ぎると、組織が糸に馴染んで食い込みはほとんど目立たなくなります。3か月後にはまぶたの柔らかさも戻り、完成形に近い仕上がりです。

まれに3か月を超えても食い込みが残る方もいますが、半年ほどかけてゆっくり馴染むパターンもあるので、担当医と経過を確認しながら判断してください。

食い込みが馴染むまでの一般的なタイムライン

期間食い込みの状態日常生活への影響
1〜3日深く、幅広に見える外出は控えめが安心
1〜2週間やや深いが改善傾向メガネ等で目元を隠せる
2〜4週間浅くなり始めるメイクでカバー可能
1〜3か月ほぼ自然に馴染むほとんど気にならない
3〜6か月完成形影響なし

埋没法の術後に食い込みが強く出やすい人にはこんな特徴がある

同じ埋没法を受けても、食い込みの出方には個人差があります。まぶたの厚みや体質などの条件によって、術後の食い込みが強く出たり、馴染むまでに時間がかかったりすることがあるのです。

まぶたの皮膚が厚い方・脂肪が多い方は食い込みが長引きやすい

まぶたの皮膚が厚い方や、眼窩脂肪(がんかしぼう:目の周囲を覆うクッションのような脂肪)が多い方は、糸がより強い力で組織を引き込む必要があるため、食い込みが深く出やすい傾向にあります。

そのぶん馴染むまでの時間もやや長くなることがありますが、最終的には自然な仕上がりになる方がほとんどです。

二重の幅を広く設定した方は食い込みが目立ちやすい

二重の幅を広めにデザインすると、糸の固定点がまぶたの縁から遠い位置になります。その結果、皮膚の引き込み量が増え、食い込みが強調されやすくなります。

まぶたの条件と食い込みの出やすさ

条件食い込みへの影響馴染むまでの期間
皮膚が薄い比較的軽い2〜4週間
皮膚が厚いやや強い1〜3か月
脂肪が多い強く出やすい2〜3か月
幅広の二重目立ちやすい1〜3か月

むくみやすい体質の方はダウンタイムが長くなることもある

普段からむくみやすい体質の方は、術後の腫れが長引く傾向があります。水分や塩分の摂取量、睡眠時の姿勢など日常習慣が腫れの持続期間に関わってきます。

体質的にむくみが出やすいとわかっている方は、術前のカウンセリング時に医師へ伝えておくと、術後の経過について適切なアドバイスを受けられるでしょう。

過去にまぶたの手術を受けたことがある方も注意が必要

以前に埋没法や切開法を受けた経験がある方は、まぶたの内部に瘢痕(はんこん:傷あと)や癒着が残っていることがあります。その影響で、再手術の際に食い込みが想定より強く出るケースも報告されています。

再手術を検討する際は、前回の手術内容を担当医に正確に伝えましょう。

不自然な食い込みを早く馴染ませたい!自宅でできる対処法

埋没法の術後の食い込みは基本的に時間とともに改善しますが、日常のちょっとした工夫で回復を後押しすることもできます。冷却ケアや生活習慣の見直しなど、無理なく続けられる対処法を取り入れてみてください。

術後48時間以内は「冷却」で腫れをコントロールする

手術当日から2日間ほどは、清潔なガーゼで包んだ保冷剤や冷たいタオルでまぶた周辺をやさしく冷やすのが効果的です。冷やすと血管が収縮し、出血や腫れの広がりを抑えられます。

ただし、凍傷を防ぐために直接肌に保冷剤を当てるのは避けてください。1回あたり10〜15分程度を目安に、間隔を空けながら冷やしましょう。

就寝時は頭を少し高くして寝るとむくみを軽減できる

枕を普段より少し高めにして眠ると、頭部に水分が溜まりにくくなり、翌朝のまぶたのむくみが軽減されます。タオルを枕の下に重ねるだけでも十分な高さが確保できます。

うつ伏せ寝はまぶたへの圧迫につながるため、仰向けで休むように心がけてください。

塩分・アルコール・長時間入浴を控えて「むくみの原因」を減らす

術後しばらくは、塩分の多い食事やアルコールの摂取を控えるとむくみの悪化を防げます。また、長時間の入浴やサウナは血行を促進しすぎて腫れを増長させるため、術後1〜2週間はシャワー中心で過ごすのが望ましいでしょう。

日常の中でこうした小さな配慮を続けることが、食い込みの早期改善につながります。

術後に避けたほうがよい行動

  • 激しい運動(ジョギング・筋トレなど血圧を上げる活動)
  • 飲酒や香辛料の多い食事
  • まぶたを強くこする・圧迫する行為
  • 長時間のうつ伏せ寝

メイクで食い込みをカバーするなら術後1〜2週間以降がめやす

アイメイクは、抜糸が不要な埋没法であっても術後1〜2週間ほど控えたほうが安心です。まぶたに触れる刺激が回復を遅らせる場合があるためです。

メイクを再開する際は、まぶたへの摩擦が少ないクリームタイプのアイシャドウを選ぶとよいでしょう。食い込みが気になる間は、アイライナーで二重のラインを整えるだけでも自然な印象になります。

埋没法の食い込みが馴染まないなら再診を検討してほしい

術後3か月を過ぎても食い込みの深さが変わらない、あるいは悪化している場合は、一度担当医の診察を受けましょう。早期に対処できれば、修正もスムーズに進むことが多いです。

3か月以上経っても食い込みが変わらない場合はまず相談を

一般的な経過では、3か月を過ぎるころには食い込みがほぼ気にならなくなります。それでも変化がない場合は、糸の固定位置や結び方に起因する可能性も考えられます。

気になるポイントを写真に記録しておくと、医師との相談時にスムーズにやり取りできます。

痛み・ゴロゴロ感・赤みが続くときは早めの受診が安心

食い込みだけでなく、まぶたの痛みや目のゴロゴロした異物感、まぶたの赤みが持続するときは、糸が角膜や結膜を刺激している可能性があります。

こうした症状がある場合、放置すると角膜を傷つけるリスクもあるため、早めに医師へ伝えてください。

再診を検討すべきサインの目安

症状考えられる原因対応
3か月以上食い込みが不変糸の位置・張力の問題医師に相談
持続する痛みや異物感糸の露出や結膜の炎症早めに受診
まぶたの赤み・腫れの再発感染や異物反応速やかに受診
二重ラインの崩れ糸のゆるみ・外れ再診で確認

セカンドオピニオンも視野に入れてみよう

担当医に相談しても不安が解消されない場合は、別の医療機関でセカンドオピニオンを受けるのも有効な手段です。複数の医師の意見を比較すると、より納得のいく判断ができるようになります。

その際、前回の手術情報(糸の本数・留め方など)がわかる資料を持参すると、診察がスムーズに進みます。

埋没法の術後に左右差が出ても焦らないで

埋没法の術後に二重の食い込みや幅が左右で異なって見えることは、実は珍しくありません。左右のまぶたは厚みや筋肉のつき方がもともと異なっている場合が多く、腫れの引き方にも差が出るためです。

左右のまぶたは「もともと同じではない」ので差が出て当たり前

人間の顔は完全な左右対称ではなく、まぶたも例外ではありません。利き目側のまぶたが反対側より薄かったり、眼瞼挙筋(がんけんきょきん:まぶたを上げる筋肉)の力に左右差があったりするケースは多く見られます。

そのため、術後の腫れが左右均等に引かないことはごく自然な経過です。

食い込みの左右差が解消されるまでには1〜3か月かかることもある

片方のまぶただけ腫れが長引いたり、食い込みが深く残ったりすると心配になるでしょう。しかし多くの場合、1〜3か月ほどで左右差は縮まっていきます。

まぶたの薄い側が先に馴染み、厚い側がやや遅れて追いつくイメージを持っておくと、経過を冷静に見守れるかもしれません。

どうしても左右差が残る場合の修正方法

半年以上経過しても左右差が明らかに残っている場合は、片方のまぶたの糸を調整する「再固定」や、一度抜糸してからやり直す方法が検討されることもあります。

修正手術は片方だけ行う場合もあれば、左右のバランスを合わせるために両方を調整する場合もあります。担当医と具体的な仕上がりイメージを共有しながら判断してください。

左右差の経過と対応の流れ

時期状態推奨される対応
術後1〜2週間左右差が目立つ経過観察を続ける
1〜3か月徐々に左右差が縮まる定期検診で確認
3〜6か月ほぼ改善 or 残存残る場合は再診
6か月以降変化がなければ固定修正の相談を検討

埋没法のやり直し・抜糸が必要になるのはどんなとき?

埋没法はやり直しや抜糸が比較的容易な施術ですが、すべてのケースで再手術が必要になるわけではありません。食い込みが馴染まない・二重が取れた・仕上がりに満足できないといった場合に、やり直しや抜糸が選択肢となります。

食い込みが半年以上改善しない場合は抜糸を検討する

6か月以上経過しても深い食い込みが残り、日常生活に支障があるほど気になる場合は、一度糸を抜いてまぶたの状態をリセットするという判断が妥当です。

抜糸後、一定期間を置いてから再度埋没法を行うか、切開法へ切り替えるかを医師と相談します。

やり直し・抜糸の判断基準

  • 食い込みが6か月以上改善しない
  • 二重のラインが崩れた・左右差が大きい
  • まぶたに痛み・異物感・しこりがある
  • 希望していた二重の幅やデザインと異なる

抜糸の施術自体は短時間で終わることが多い

埋没法の抜糸は、局所麻酔を行ったうえで小さな切開から糸を取り出す処置です。施術時間は片目あたり10〜20分程度が目安で、身体への負担は比較的軽いものとなります。

抜糸後は二重のラインが消えるときがありますが、まぶたが落ち着いてから再度施術を受けると、より自分に合った二重を作れる可能性があります。

やり直しの際は前回の経験を活かしたカウンセリングが鍵になる

再手術を受ける場合は、前回の食い込みの経過や不満に感じた点を医師に具体的に伝えましょう。「もう少し幅を狭くしたい」「左右差を減らしたい」など、希望をできるだけ明確に共有することが満足度の高い仕上がりにつながります。

前回の施術情報がある場合は必ず持参し、糸の種類や留め方を医師に確認してもらうのが望ましいです。

よくある質問

埋没法の食い込みが術後1週間経ってもひどい場合は失敗でしょうか?

術後1週間はまだ腫れが残っている時期ですので、食い込みが強く見えていても「失敗」と判断するのは時期尚早です。多くの方が1〜3か月かけて食い込みが落ち着いていきます。

ただし、強い痛みや目のゴロゴロ感が続いている場合は、糸が角膜などを刺激している可能性もあります。不安を感じたら、我慢せず早めに担当医へ相談してください。

埋没法で作った二重の食い込みを早く馴染ませるためにマッサージは有効ですか?

術後早期のまぶたへのマッサージは、かえって腫れを悪化させたり糸の位置をずらしたりするリスクがあるため、おすすめできません。まぶたは非常にデリケートな部位であり、外部からの刺激は極力避けるべきです。

食い込みを早く馴染ませるには、冷却や頭を高くして眠るなど、まぶたに触れない方法でケアを行ってください。どうしても気になる場合は、医師に相談のうえ適切な対処法を確認しましょう。

埋没法の術後にまぶたの食い込みが片目だけ強い場合はどう対処すればよいですか?

片目だけ食い込みが強く見えるのは、左右の腫れの引き方に差があることが原因であるケースがほとんどです。利き目やまぶたの厚みの違い、日常的な目のこすり癖なども影響します。

多くの場合、1〜3か月の経過のなかで左右差は縮まっていきます。3か月を過ぎても明らかな差が残る場合は、担当医に片側の調整が可能かどうか相談してみてください。

埋没法の食い込みが気になる間、コンタクトレンズは使えますか?

埋没法の術後、コンタクトレンズの装用再開時期は担当医の指示に従うのが原則です。一般的には術後3日〜1週間程度はコンタクトの使用を控えるよう案内されることが多いでしょう。

まぶたの裏側に糸が通っている埋没法では、レンズの着脱時にまぶたを引っ張る動作が糸に負担をかける可能性があります。再開時も強くまぶたを引っ張らないよう、丁寧に装着するように心がけてください。

埋没法の抜糸をした場合、まぶたの食い込みの跡は残りますか?

埋没法の抜糸後、食い込みの跡が永久に残ることはほとんどありません。糸を取り除くとまぶたの組織は徐々に元の状態に戻ろうとし、多くの場合1〜3か月ほどで食い込みの跡は目立たなくなります。

ただし、長期間糸が入っていた場合や、瘢痕組織ができている場合は、跡が完全に消えるまでに時間がかかることもあります。抜糸後の経過が心配な方は、医師に回復の見通しを確認しておくと安心です。

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この記事を書いた人

Dr.王子 富登のアバター Dr.王子 富登 日本形成外科学会専門医

オジスキンクリニック医師 / 日本医師会認定産業医 / 医学博士

2010年慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学病院形成外科、東邦大学医療センター佐倉病院形成外科(医局長)などを経て現職。 形成外科専門医として大学病院で研鑽を積み、2016年度には眼瞼下垂手術の執筆症例数が千葉県最多を記録。まぶた眼瞼外来の開設や、大手美容クリニックでの勤務経験も併せ持つ。

「目の前の患者さんを自分の家族だと思ってメスを持つ」を信条に、二重整形、眼瞼下垂、まぶたのたるみ治療、他院修正など、「まぶた治療」のスペシャリストとして機能と美しさを両立させる緻密な手術に定評がある。

【所属学会】
日本形成外科学会
日本美容外科学会(JSAPS)
日本頭蓋顎顔面外科学会

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