二重埋没法で追加費用はかかる?麻酔やオプションの注意点を解説

二重埋没法で追加費用はかかる?麻酔やオプションの注意点を解説

二重埋没法を検討しているとき、広告に掲載された料金だけで本当に済むのか不安になった経験はありませんか。実際には、麻酔の種類やオプション処置の有無によって、最終的な支払額が見積もり以上に膨らむケースは少なくありません。

この記事では、まぶたの治療に20年以上携わってきた経験をもとに、埋没法で追加費用が発生しやすい項目や、カウンセリング時に確認すべきポイントをわかりやすくお伝えします。

費用面の不安を減らし、納得のいく治療選択をするための参考にしてください。

目次

二重埋没法の基本料金に含まれる範囲と含まれない項目

多くのクリニックでは、埋没法の基本料金に「施術料」「糸代」「当日の診察料」を含んでいますが、麻酔代や術後の薬代は別途請求となるケースがあります。広告に記載された金額をそのまま鵜呑みにすると、会計時に想定外の出費に戸惑うかもしれません。

広告価格と実際の支払額にギャップが生まれる原因

クリニックの広告では、施術そのものの費用のみを強調する傾向があります。たとえば「埋没法29,800円」と記載されていても、そこに含まれるのは片目分の施術料だけだった、という話は珍しくありません。

また、初診料や再診料を別途設定しているクリニックもあります。料金表の注釈まで丁寧に確認することが、支払額のギャップを防ぐ第一歩でしょう。

糸の本数や留め方で料金が変動する仕組み

埋没法では、まぶたを留める糸の本数によって料金が変わります。1点留めと3点留めでは、使用する糸の数も手技の複雑さも異なるため、料金差が数万円に及ぶことも珍しくありません。

留める箇所が増えれば二重のラインが安定しやすいといわれていますが、その分だけ費用もかさみます。自分のまぶたの状態に合った本数を医師と相談して決めることが大切です。

埋没法の留め方と料金帯の目安

留め方料金の目安(両目)持続期間の傾向
1点留め3万〜6万円前後やや取れやすい
2点留め5万〜10万円前後バランスが良い
3点留め8万〜15万円前後安定しやすい
特殊な編み込み式10万〜20万円以上長期維持を期待

初診料・カウンセリング料が無料とは限らない

「カウンセリング無料」を謳うクリニックは多いものの、初診料が別途かかる場合があります。検査費用を含めると、初回来院だけで数千円の出費が発生するケースもあるでしょう。

事前にウェブサイトや電話で「カウンセリング当日に発生する費用」を確認しておくと安心です。無料と有料の境界が曖昧なまま来院すると、思わぬ請求に驚くことになりかねません。

埋没法の麻酔代は追加費用になりやすいので要注意

埋没法で使う麻酔は施術料に含まれている場合もありますが、多くのクリニックでは麻酔の種類ごとに追加料金が設定されています。どの麻酔を選ぶかによって、痛みの感じ方だけでなく費用も大きく変わります。

局所麻酔だけなら基本料金に含まれるクリニックが大半

埋没法で使われる標準的な麻酔は、まぶたに直接注射する局所麻酔です。リドカインなどの局所麻酔薬を用いるこの方法は、多くのクリニックで基本料金に含まれています。

ただし、注射時のチクッとした痛みが苦手な方は少なくないでしょう。局所麻酔だけで十分かどうかは、痛みへの感受性や不安の度合いによって個人差が大きいため、医師に率直に相談することをおすすめします。

笑気麻酔や静脈麻酔を追加すると費用が上乗せされる

局所麻酔に加えて、リラックス効果のある笑気麻酔(笑気ガスを吸入する方法)を併用するクリニックがあります。笑気麻酔の追加費用は3,000〜10,000円程度が相場です。

さらに、注射による痛みすら感じたくないという方向けに、静脈内鎮静法(点滴で鎮静薬を投与する方法)を提供しているクリニックもあります。

静脈内鎮静法は30,000〜80,000円程度かかる場合があり、基本料金と同じくらいの追加費用が発生するクリニックもあるため注意が必要です。

麻酔クリームや点眼麻酔のオプションもある

局所麻酔の注射前に、まぶたの皮膚に塗る麻酔クリームや、目に点す点眼麻酔を用意しているクリニックがあります。これらは「針を刺すときの痛みを和らげる」ための前処置という位置づけです。

麻酔クリームは1,000〜3,000円程度で追加できるところが多く、施術全体の費用に対しては小さな出費かもしれません。しかし、小さなオプションでも積み重なると総額に影響します。カウンセリング時に「どの麻酔がいくらで追加できるのか」を一覧で確認しておきましょう。

麻酔の種類と追加費用の比較

麻酔の種類追加費用の目安特徴
局所麻酔(注射)基本料金に含まれることが多い標準的な方法
麻酔クリーム1,000〜3,000円注射前の痛みを軽減
笑気麻酔3,000〜10,000円リラックス効果
静脈内鎮静法30,000〜80,000円ほぼ眠った状態で施術可能

二重埋没法のオプション費用で総額が大きく変わる

埋没法では、二重ラインの形成以外にもさまざまなオプション処置を追加できるクリニックがあります。オプションを付けるほど仕上がりの満足度が上がる可能性はありますが、その分だけ追加費用が発生する点を見落としてはなりません。

脂肪取りや脱脂の追加で費用が跳ね上がるケース

まぶたの脂肪が厚い方は、埋没法と同時にまぶたの脂肪を一部除去する「脱脂(マイクロカット法など)」を勧められることがあります。脱脂を追加すると、50,000〜100,000円程度の上乗せが生じる場合が多いようです。

脂肪が多いまぶたに埋没法だけを行うと、二重のラインが定着しにくいといわれています。医師から脱脂を提案されたときは、費用だけでなく「なぜ必要なのか」「脱脂をしないとどうなるのか」もあわせて聞いておくと安心です。

まぶたのたるみ取りや切開への変更提案に注意する

カウンセリングの際に「あなたのまぶたには埋没法よりも切開法のほうが向いている」と言われるケースがあります。

これは医学的に正当な判断の場合もありますが、一方で、より高額な施術への誘導である可能性も否定できません。

項目埋没法切開法
費用の目安(両目)3万〜20万円15万〜40万円
ダウンタイム数日〜1週間程度1〜2週間程度
持続性数年で戻ることもある半永久的

保証制度のグレードアップにも追加費用が伴う

「二重のラインが取れたときの再施術が無料」という保証制度を設けているクリニックは多いですが、保証の期間やカバー範囲によっていくつかのプランが用意されていることがあります。

保証期間が長いプランや、左右差の修正まで含むプランは、当然ながら費用が上がります。

保証をつけるかどうかは個人の判断ですが、「保証なしプラン」と「保証ありプラン」の差額がいくらなのかを事前に把握しておきましょう。差額が大きすぎると感じた場合は、ほかのクリニックの保証内容と比較してみるのもひとつの方法です。

カウンセリング時に確認すべき埋没法の追加費用の項目

カウンセリングは、施術前に追加費用の全容を把握できる貴重な機会です。見積書を受け取ったら、基本料金に何が含まれ、何が含まれていないのかを一つひとつ確認してください。

「総額」が提示されているか必ず聞く

クリニックの中には、施術料のみを提示して「薬代は当日お伝えします」という対応をとるところがあります。その場で遠慮せずに「すべて合わせた総額はいくらですか」と質問しましょう。

曖昧な回答しか返ってこない場合、会計時に追加項目が増える可能性があるため注意が必要です。明確な総額提示は、信頼できるクリニックを見極める判断材料にもなるでしょう。

術後の検診費用や薬代が含まれているか確認する

埋没法の術後には、腫れを抑えるための内服薬や抗菌の点眼薬が処方されることがあります。これらの薬代が施術料に含まれているクリニックもあれば、別途3,000〜5,000円程度が加算されるクリニックもあります。

加えて、術後の経過観察のための検診に再診料がかかるかどうかも確認しておきたいポイントです。術後のフォローアップまで含めた費用が「治療にかかるトータルの出費」となります。

支払い方法による追加負担の有無もチェックする

クレジットカードの分割払いやメディカルローンを利用する場合、金利や手数料が上乗せされます。総額20万円の施術を24回払いにすると、金利だけで数万円の追加負担が生じる場合もあるでしょう。

キャッシュレス決済を導入していないクリニックでは現金のみの対応となり、事前に大きな金額を用意しなければなりません。支払い方法と手数料については、カウンセリング時に書面で確認しておくと安心です。

確認すべき項目よくある追加費用確認のポイント
初診料・再診料0〜5,000円カウンセリング無料でも初診料は別の場合がある
術後の薬代3,000〜5,000円施術料に含まれるか要確認
経過観察の検診料0〜3,000円/回無料期間の有無を確認
ローン金利・手数料総額の5〜15%分割回数による変動あり

埋没法の再手術やり直しで追加費用が発生するケースとは

埋没法は糸でまぶたを留める施術のため、時間の経過とともに二重のラインが薄くなったり、完全に戻ったりする可能性があります。再手術を受ける場合の費用負担は、保証の有無やクリニックの方針で大きく異なります。

糸が緩んだり取れたりする確率は決してゼロではない

埋没法の二重ラインが外れる確率は、糸の本数や留め方、まぶたの厚さなどによって異なります。報告によっては、連続式の埋没法で約8.6%、断続式で約19.3%の割合で二重が取れたという臨床データもあります。

このような数字を見ると不安を感じるかもしれませんが、施術の方法や個人の条件によって結果は変わります。大切なのは、「一生持つとは限らない」という前提を理解したうえで治療を選ぶことです。

保証期間内でも追加の麻酔代やオプション費用は自己負担になることがある

「保証付きプランだから再施術は無料」と思っていても、再施術時の麻酔代やオプション費用は保証の対象外になっているケースがあります。たとえば、再施術の施術料は無料でも、笑気麻酔を追加すれば数千円の出費が発生するかもしれません。

再手術で発生しやすい費用の例

費用項目保証対象になりやすい自己負担になりやすい
再施術の施術料対象(保証期間内)期間外は全額自己負担
麻酔代局所麻酔のみ対象の場合あり笑気・静脈鎮静は自己負担
術後の薬代含まれない場合が多い3,000〜5,000円程度
デザイン変更料対象外が多い変更内容により異なる

他院でのやり直しは初回と同等かそれ以上の費用がかかる

最初に施術を受けたクリニック以外でやり直す場合、前回の糸の除去費用と新たな施術費用の両方が発生します。糸の除去だけでも10,000〜50,000円程度かかることがあるため、トータルの費用は初回以上になるケースが多いです。

他院修正を得意とするクリニックでは、経験豊富な医師が対応してくれますが、それだけに費用は高めに設定されている傾向があります。まずは施術を受けたクリニックに相談し、対応が難しければ他院を検討するという順序が費用面でも合理的です。

追加費用を抑えながら安心して埋没法を受けるコツ

追加費用への不安を軽減するには、施術を受ける前の準備と情報収集が欠かせません。いくつかのポイントを押さえれば、予算内で満足のいく治療を受けられる可能性が高まります。

複数のクリニックで見積もりを比較してから決める

一つのクリニックのカウンセリングだけで即決するのではなく、2〜3か所で見積もりを取ることをおすすめします。同じ「2点留め」でも、クリニックによって含まれるサービスや料金体系は異なります。

複数の見積もりを並べると、各クリニックの特徴が見えやすくなります。料金だけでなく、保証の内容やアフターフォローの充実度まで含めた総合的な比較が大切です。

不要なオプションは断る勇気を持つ

カウンセリングでは、医師やカウンセラーからさまざまなオプションの提案を受けることがあります。提案されたすべてのオプションが自分に必要かどうかを冷静に判断しましょう。

  • 本当に自分のまぶたの状態に必要なオプションか
  • そのオプションを追加しない場合のデメリットは何か
  • 費用に見合う効果が期待できるか

モニター制度やキャンペーンを活用して費用を下げる

多くのクリニックでは、症例写真の提供に協力することで施術料が割引になる「モニター制度」を設けています。写真の掲載範囲(目元のみ・顔全体など)によって割引率が異なるため、自分が許容できる範囲で活用してみてはいかがでしょうか。

また、季節ごとのキャンペーンや学割を実施しているクリニックもあります。ただし、安さだけに飛びつくのは禁物です。信頼できる医師と設備が整ったクリニックであることが大前提となります。

二重埋没法の費用トラブルを防ぐために契約前に確かめること

費用トラブルの多くは、「聞いていなかった」「説明されなかった」という情報不足から起こります。契約前の段階で確認すべきポイントを整理しておけば、施術後に後悔するリスクを大幅に減らせるでしょう。

見積書を書面またはデータで受け取っておく

カウンセリング時に口頭で伝えられた金額と、実際の請求額が異なるトラブルは残念ながら存在します。見積書を紙面やPDFで受け取っておけば、後から「言った・言わない」の行き違いを防げます。

  • 施術料・麻酔代・薬代・検診料が明記されているか
  • 保証の範囲と期間が記載されているか
  • キャンセル料の有無と発生条件が書かれているか

契約を急かされたら一度持ち帰って検討する

「今日契約すれば割引になります」と即決を促されるケースがあります。限定的な値引きに焦りを感じるかもしれませんが、冷静に持ち帰って検討する時間を確保してください。

一度帰宅して、家族や友人に相談したり、ほかのクリニックの情報を調べたりすることで、納得感のある判断ができるようになるでしょう。本当に良いクリニックは、患者さんが十分に検討する時間を尊重してくれるものです。

医師の説明と同意書の内容を照合する

施術前には同意書へのサインを求められますが、内容を読まずにサインしてしまう方が少なくありません。同意書には、追加費用の発生条件やキャンセルポリシーが明記されている場合があります。

医師やカウンセラーから口頭で受けた説明と同意書の内容に相違がないか、一つずつ確かめてからサインするようにしましょう。不明点があれば、遠慮なく質問することが費用トラブルの防止につながります。

よくある質問

二重埋没法の追加費用は平均するとどのくらいかかりますか?

二重埋没法の追加費用は、選択する麻酔の種類やオプションの内容によって幅があります。

局所麻酔のみで追加オプションなしの場合は数千円程度で収まることもありますが、笑気麻酔や脱脂などを加えると数万円から10万円以上の上乗せになるケースもあります。

カウンセリングの段階で総額の見積もりを出してもらい、追加費用を含めた支払額を事前に把握しておくとよいです。

二重埋没法で笑気麻酔を追加したほうがよいのはどのような方ですか?

注射の痛みに強い不安を感じる方や、過去に歯科治療などで局所麻酔時に緊張で体調を崩した経験がある方は、笑気麻酔の追加を検討してみてください。笑気ガスを吸入することで気持ちが落ち着き、施術中のストレスが軽減されやすくなります。

一方で、痛みへの耐性が比較的ある方や、追加費用を抑えたい方は局所麻酔のみで問題ないケースが多いです。不安な点は担当医に相談し、ご自身に合った麻酔の組み合わせを選んでください。

二重埋没法のやり直し費用は保証があれば無料になりますか?

保証付きプランであれば、保証期間内のやり直し施術料は無料になるクリニックが多いです。ただし、やり直し時に追加する麻酔代や術後の薬代は保証の対象外となることがあります。

また、保証の適用条件として「同じデザインでのやり直しに限る」「医師が再施術の必要性を認めた場合に限る」などの制限が設けられている場合もあるため、契約時に保証規約を細かく確認しておくことが大切です。

二重埋没法で術後にかかる検診費用はどの程度ですか?

術後の検診費用はクリニックによって異なりますが、1回あたり0〜3,000円程度が一般的な目安です。施術料に術後1か月分の検診を含めているクリニックもあれば、毎回再診料を請求するクリニックもあります。

経過観察は術後の仕上がりを安定させるうえで欠かせないため、費用を理由に通院を中断するのは望ましくありません。あらかじめ検診費用がいくらかかるか確認し、予算に組み込んでおくとよいでしょう。

二重埋没法の見積もりを複数のクリニックで取るときの注意点はありますか?

複数のクリニックで見積もりを比較する際は、含まれている項目を揃えて比較することが大切です。クリニックAでは「施術料+局所麻酔+薬代」の総額を提示しているのに対し、クリニックBでは「施術料のみ」を提示しているケースがあり、単純な金額比較では正確な判断ができません。

見積もりを受け取る際は「麻酔代」「薬代」「検診料」「保証の有無」をすべて含めた総額を書面で出してもらうよう依頼してください。同じ条件で比較すると、本当にコストパフォーマンスの良いクリニックが見えてきます。

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この記事を書いた人

Dr.王子 富登のアバター Dr.王子 富登 日本形成外科学会専門医

オジスキンクリニック医師 / 日本医師会認定産業医 / 医学博士

2010年慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学病院形成外科、東邦大学医療センター佐倉病院形成外科(医局長)などを経て現職。 形成外科専門医として大学病院で研鑽を積み、2016年度には眼瞼下垂手術の執筆症例数が千葉県最多を記録。まぶた眼瞼外来の開設や、大手美容クリニックでの勤務経験も併せ持つ。

「目の前の患者さんを自分の家族だと思ってメスを持つ」を信条に、二重整形、眼瞼下垂、まぶたのたるみ治療、他院修正など、「まぶた治療」のスペシャリストとして機能と美しさを両立させる緻密な手術に定評がある。

【所属学会】
日本形成外科学会
日本美容外科学会(JSAPS)
日本頭蓋顎顔面外科学会

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