下まぶたの他院修正あっかんべーを治したい

外反
 
三白眼
逆さまつげ

日本では二重まぶた手術の需要が高いため下まぶたの手術は上まぶたほど多くはありませんが、それでもしわたるみ取り、脂肪注入、タレ目形成、逆さまつげ治療などの手術が多く行われています。下まぶたは皮膚が薄く、重力の影響も受けやすいので、下まぶたの手術においては色々な副作用が生じることがあります。頻度が高いのはまぶたの外反(あっかんべー)や下三白眼、逆さまつげです。

何が原因でその副作用が起きているのかを正確に判断し、修正手術の方針を決めることが大切です。下まぶたの修正手術は形成外科的な手技が必要になることが多く、様々な手技に精通している必要があります。

修正例のパターンと治療

まぶたの外反 (あっかんべー)・粘膜が見えている

下まぶたのしわ取りの手術で皮膚をとりすぎた場合に起こります。皮膚に若干の余裕があれば目尻部分の組織を斜め上に引き上げて骨に固定すること(外眼角固定)で改善します。皮膚が不足していれば上まぶたから皮膚移植が必要となります。また、タレ目形成や逆さまつげ手術などで間違った操作が行われていた場合にも、外反や粘膜露出が起こることがあります。その場合はまぶたの中身を正常に近づけるように修復します。

三白眼・下まぶたの下垂

下まぶたを支える力が弱いかたが下まぶたのしわたるみ取りを受けると起こることがあります。目尻部分の組織を斜め上に引き上げて骨に固定すること(外眼角固定)でよくなることが多いです。タレ目形成や逆さまつげ手術が原因の場合は、内部の固定と癒着を解除して下まぶたの下がりを弱くすることが治療となります。

目立つキズアト

下まぶたの手術では切開した部分の凹みやくいこみが目立つ場合があります。キズアトを切り取ったり、眼輪筋を寄せて凹みを改善させる治療があります。

下まぶたの異物

下まぶたには脂肪や異物を注入されることが多々あります。脂肪が一箇所に大量に注入されたり、吸収されない異物を注入された場合、注入物がしこりになるリスクがあります。これに関しては切開して除去するしか方法はありません。ステロイド注射を繰り返し打つのはおすすめしません。

逆さまつげ

タレ目形成後の皮膚の余りが原因で逆さまつげになることがあります。この場合は余った皮膚を切除する逆さまつげ手術(皮膚切除法)で修正します。逆さまつげ手術後に逆さまつげが再発するかたも多く、再発したかたには逆さまつげ手術(中縫い法)を行います。

治療の流れ

施術時間:90~150分程度(両側)

※通常のタレ目形成や逆さまつげ手術の
1.5倍程度の時間がかかります。

  • 医師によるカウンセリングと
    シミュレーション(約20分)

    いままでの治療歴をお聞きし、まぶたの状態を診察した上で現状をお伝えします。必要な手術をご提案した上で、治せる部分、治しにくい部分をしっかりと説明いたします。
    ご希望の方には、診察の際にまぶたに手術を想定したデザインもいたします。

  • 洗顔
    半個室のパウダールームにて洗顔していただきます。        

  • 手術前のシミュレーションとデザイン
    (約20分)

    完全個室の施術室で、医師とデザインの打ち合わせを行い、丁寧にデザインしていきます。デザインが決まりましたら、鏡でよく確認していただきます。

  • 手術(約90~150分)
    局所麻酔の注射を打ってから手術を開始します。力をできるだけ抜くことが腫れを少なくすることにつながります。もちろん緊張しやすく力をなかなか抜きにくいかたもいらっしゃいますので、できるだけ緊張がほぐれるように優しくお声がけしながら施術をすすめていきます。
    オプションで安心リラックス麻酔(笑気麻酔)を使用しますと、よりリラックスした状態で手術を受けることができます。

  • まぶたのお冷やし休憩(約20分)
    手術が終わりましたら、半個室の部屋のリクライニングチェアでゆっくりとくつろぎながらまぶたを冷やしていただきます。
    冷やし終わったら一度チェックし、お会計となります。

  • 手術後の検診
    手術後7日(抜糸)、1か月、3か月、6か月くらいの時点でまぶたの状態をチェックさせていただきます。不安なことや心配なことがあれば、ご遠慮なくおっしゃってください。この際の再診料は無料です。
    もちろん、検診をご希望されない場合は必須ではありません。

ダウンタイムについて

施術当日よりも翌日や翌々日が腫れのピークです。その後少しずつ腫れがひいていきます。糸による術後固定を行った場合には手術後3-5日の間に取り外し、手術後7日目前後で全抜糸となります。
抜糸翌日からはメイク可能となりますのでメガネをかけて仕事に復帰されるかたが多いです。内出血が出た場合は2週間程度、黄色っぽいアザとなった後に吸収されていきますのでお化粧で隠していただく必要があります。
手術後1か月の時点ではきずが硬く、下まぶたの下がりなどが気になる場合もありますが、大きな腫れはなくなっています。手術してから3か月でほぼ完成です。

費用 <まぶたの外反修正 外眼角固定法>
通常価格:¥550,000 
モニター価格:¥500,000
<まぶたの外反修正 皮膚移植法>
通常価格:¥800,000  
モニター価格:¥750,000
<タレ目修正>
結膜切開¥500,000 | 皮膚切開¥550,000
<粘膜移植>¥400,000
<下まぶたの異物除去>¥500,000~¥800,000
<睡眠麻酔(静脈麻酔)>¥80,000
リスク 腫れ、痛み、浮腫み、内出血、血腫、感染、きずあと、ケロイド、肥厚性瘢痕、創離開、しわたるみの残存、左右差、目尻での水かき形成、眼瞼外反、下眼瞼下垂、植皮の脱落、結膜下出血、結膜浮腫など

※価格は全て税抜き表示になります。

料金表へ

[浦和駅]徒歩1分 [診療時間]10:00〜19:00
休診日:第1.2.4 月・木/第3 日・月/祝日