【2022年】埼玉県の美容皮膚科
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OZI SKIN CLINICが、医療メディア「Medical DOC」に掲載されました。
ぜひご覧ください!
浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】
日付: 2022年10月28日 カテゴリ:お知らせ
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浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】
日付: 2022年10月28日 カテゴリ:お知らせ
手軽にホワイトニングをしたいと思っている方、多いのではないでしょうか。
毎日の日常生活に少し工夫を加えることで美白ケアができます。
今回は食材にフォーカスしていますが、手に入りやすいものばかりです。
何を食べるか迷ったとき、ぜひ参考にしてくださいね。
執筆者:吉原 糸美
オジスキンクリニック浦和院 院長
目次
みなさんが普段口にするもの、せっかくなので美肌・美白効果を得たいですよね!
今回は特に美白効果にフォーカスしていきます。
美白効果といっても2種類に分けられます。
肌全体を今より白くするもの
これ以上色素を作らないようにキープするもの
どちらもお肌にとっては非常に大切です。
ぜひこれから紹介する食材を毎日の生活に取り入れてみてください。
紫外線を浴びたり、皮膚に摩擦が加わることによりシミができます。
あれ?でも、子供って外遊びが大好きでもシミありませんよね。
実は、繰り返し10~20年以上慢性的に紫外線や刺激が加わり続けることによりDNAが破壊されることでようやくシミができてきます。DNAが破壊されると皮膚の奥にある角化細胞からメラニン(色素)が次から次へと多くつくられ、皮膚表面に蓄積していくんですよね(※1)。これがシミです。
この長年の蓄積のシミ、日常生活で少しでも改善できたらよいですよね。
そこで、毎日の食生活から美白になる方法を
お伝えします。
ぜひ明日から実践してみてくださいね。
今よりも肌を白くするということは、蓄積したメラニンの排出を促したり、メラニン色素を茶色から白へ還元していく必要があります。
多く含まれるのはビタミンA。ビタミンAにも多くの種類がありますが、最近はレチノールが有名でしょうか。食材ではそのほか、牛乳、卵、肝臓などに含まれています。
含まれるのはビタミンC。ビタミンは還元する力がとても強く、ビタミンEと同時摂取でより効果的に働いてくれます。食材としては、かんきつ類のほか、ローズヒップ、グァバ、パセリなどの新鮮な野菜や果物に豊富に含まれています。化粧水や乳液などで取り入れるのもよいですですが、ビタミンCはすぐに壊れてしまいやすいのが特徴。浸透が悪いものもあるのでスキンケア選びは慎重に行いましょう。(※2)
色素がつくられてしまう原因は紫外線や摩擦などの刺激なので、肌への負担は最小限にする生活は守りつつ、色素をつくらないよう予防できる食材でさらに美白効果を狙えます。
ビタミンCとビタミンE。万能薬ビタミンCはDNA損傷も修復してくれますが、ビタミンEと同時摂取でより効果が高まります。新鮮な野菜にはビタミンCだけでなくビタミンEも多く含まれるので、一石二鳥ですね。(※2)
乳酸菌の摂取で日焼けしにくい肌がつくられますが、同時にDNA損傷を修復を高める作用があることがわかっています。(※3)
緑茶 緑茶に含まれるカテキンはチロシナーゼに結合し、メラニンがつくられるのを防ぐ力があります。最近はDNA修復促進作用についても研究されているので、
毎日の水分補給に緑茶をチョイスするとよいでしょう。(※4)
サケに含まれるアスタキサンチンは日焼けによりDNAが損傷されるのを防ぐ効果があります。特にUVAをブロックする力が高く、しわやたるみにも効果が高いとわかっていますよ。アスタキサンチンはサケ以外にもエビやカニなど甲殻類に多く含まれます。(※2)
ちょっと珍しい食べ物ですが…
(※5)
中国では昔から美白効果があるとされてきましたが、その効果が最近実証されてきています。なかなか日常で食べる機会が少ないものですが、中国では昔から食されてきたと思うと面白いですよね。
美白効果のある食材についてまとめてみました。
日常生活で取り入れることができるものも多かったのではないでしょうか。
例えば、いつものおひるごはんがパンの場合…
サーモンのお寿司おにぎりにカットフルーツのパイナップル、ヨーグルトなんて組み合わせに変えてみてはいかがでしょう。もちろん、毎日の摂取が難しい、なんていう場合はサプリでの摂取も推奨されていますよ。
当院でも内服を継続されている方が非常に多いです。内服治療はレーザーなどの効果が出やすくなるばかりか継続することによって「日焼けしにくくなりました」「ニキビができにくくなりました」とお肌への効果も実感しやすくなりますよ。
日常生活から少しずつ美白ケアを取り入れてみてくださいね。
日焼け止めの正しい使い方についても過去ブログで紹介していますので是非ご覧になってみてください。
※1 Bella Pelle,5(1):6-13.2020
※2 Discovering the link between nutrition and skin aging Dermatoendocrinol. 2012 Jul 1; 4(3): 298–307.
※3 Exopolysaccharides Isolated from Milk Fermented with Lactic Acid Bacteria Prevent Ultraviolet-Induced Skin Damage in Hairless MiceInt. J. Mol. Sci. 2017, 18(1), 146; https://doi.org/10.3390/ijms18010146
※4 Green Tea Polyphenol Treatment to Human Skin Prevents
Formation of Ultraviolet Light B-induced Pyrimidine
Dimers in DNA Clinical Cancer Research6, 3864–3869, October 2000
※5 A Study on the Skin Whitening Activity of Digesta from Edible Bird’s Nest: A Mucin Glycoprotein Gels
. 2021 Dec 28;8(1):24. doi: 10.3390/gels8010024.
浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】
日付: 2022年10月24日 カテゴリ:シミ, 女医のきれいブログ, 毎日のスキンケア
昨今の世界情勢により仕入れ価格および輸送費が大幅に値上がりしたため8月1日よりイソトレチノインの価格を改訂させていただきます。
浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】
日付: 2022年7月22日 カテゴリ:お知らせ
肌のシミが気になるけど
「高い治療はちょっと・・・」、「できれば強い治療はせずに治したい!」
といったお悩みありませんか?
実はこの記事でご紹介する、
● 肝斑を悪化させないコツ
● 自分できる肝斑ケア
を活用すれば、よりリーズナブルに肝斑を治療することができます。
私自身、美容皮膚科医として毎日診療にあたり、最新情報を収集しています。
この記事では、クリニックでの治療と並行してできるセルフケアをわかりやすくお伝えします。
この記事を読み、さっそく肝斑ケアに取り組みましょう!
執筆者:吉原 糸美
オジスキンクリニック浦和院 院長
肝斑は、頬〜目の周りに沿ってできる薄茶色のシミです。
肝斑の特徴は、「左右対称」・「比較的明瞭な境界線のある色素斑」であることです。
頬〜目の周りに沿ってできることが多いですが、おでこ、口周りにできることもあります。
肝斑の原因は、作られすぎたメラニンがお肌に溜まっていくこと(*1)です。
では、なぜメラニンが溜まってしまうのでしょう。
メラニンが異常にたまってしまう理由は
● メラニンがつくられすぎる
● メラニンの排出がうまくいかない
の2点です。
紫外線や摩擦などの刺激により皮膚に炎症が起こり、細胞レベルでの破壊が進んだ結果といわれています。
なるべくお金をかけずに自宅でできる肝斑のセルフケアとして以下の4つが重要です。
● 顔をこすりすぎない
● ビタミンCを積極的にとる
● 日焼け止めを積極的に使う
● 睡眠を確保する
顔を洗うときにこすらないこと、最小限のメイクを心がけることから実践してみてください。
肌に触れること自体が、メラニンを作る原因になるからです。
具体的に言えば、こすり洗い・タオルで顔を拭く・化粧水を叩きこむ・肌の上にコットンを滑らせる、といったことも肌への刺激になります。
メイクを塗りすぎることも肌にとって負担です。メイクを落とすときに肌をこすりますし、メイクする時も肌をこすっています。
シミの原因物質であるメラニンの色を薄くするからです。
ビタミンCには他にも女性に嬉しい働きがあります。
ビタミンCは抗酸化作用・肌の炎症を抑える、など肌のメンテナンスに関わっています。
ビタミンCをとる時はちょっとしたコツがあります。
ぜひ以下のポイントを参考にしてください:
● ブロッコリーやじゃがいもを電子レンジ調理する
● サプリメントを利用する
● ビタミンCが多く含まれている食品(キウイ、アセロラ)をとる
ポイントは
「加熱調理を避ける」「ビタミンCが多い食品を選ぶ」「食事だけで取りにくいならサプリ」
です。ビタミンCは水溶性なのでお湯でぐつぐつ煮てしまうと溶けだしてしまうので調理方法には要注意です。
ビタミンCは最低900㎎程度は内服したいところ。
十分量食事から摂取するのは難しいかもしれませんよね。
その場合はサプリに頼っちゃいましょう!
ちなみに、ビタミンCは単独で摂取するよりもビタミンEと一緒に摂取することでより効果が出やすいことがわかっています。
せっかく内服治療を始めるならぜひビタミンEも一緒に♪
「季節に関わらず」「天気に関わらず」、日焼け止めは1年中毎日使ってください。
紫外線は1年中毎日降り注いでいます。
日傘やUVカットの洋服だけでは不十分です。地面や建物から反射される紫外線を防げないからです。
紫外線は肌の調子を崩すだけでなく、シミの原因物質メラニンを増やす働きがあります。
日焼け止めを使うことでメラニンが作られにくくなります。
日焼け止めを特に塗っていただきたい部分は、頬・鼻・おでこ周りです。
基本的には2時間おきの塗り直しが推奨されています。少し面倒かもしれませんが、朝1回塗っておしまい、はNGです!
仕事で忙しかったり、子供を育てていたり、といった事情で夜十分に眠れないと、その影響はお肌にも現れます。
しっかりと睡眠を取らないと肝斑がになってしまうこともあります。
仕事や育児で忙しいある日、鏡を見たら顔に今までなかったシミができていた、という経験をされた方は少なくありません。
夜の睡眠が不足すると、「メラトニン」が十分に分泌されなくなります。
それがお肌の新陳代謝にも影響を及ぼします。
お肌の代謝が悪くなると、肝斑の原因物質(メラニン)が肌に残りやすくなって、結果として肝斑になって現れます。
気になっているシミが本当に肝斑かどうか見分けることは医師にも難しいことがあります。
肝斑と一緒に、他のシミ(日光黒子)やそばかすが同時に出ている事も多々あります。
この場合も、肝斑の治療を優先するのか、ほかのシミ治療を優先させるのかは
肌質によって変わります。
肝斑は難しく、再発もしやすい病気として知られています。(*5)
(*2)ので、セルフケアだけではうまく改善しないことも珍しくありません。
● 自分のくすみが何なのかわからない方
● どうしてもシミが気になる、不安だという方
● 市販の内服や外用を試したけどあまり効果を感じられなかった方
オジスキンクリニックでは肝斑治療にも力を入れています。
「肝斑」と一口に言ってもお肌質やその方の色素量(メラニン量)によって適切な治療は全く異なります。
日焼けすると真っ赤になる方、真っ黒になる方、肝斑に加えて濃いシミが併発している方、季節によってい肝斑がくなる方、光治療で肝斑が出てきてしまった方などなど…
お肌に合わせたレーザー治療、内服や外用、ピーリングなど様々な選択肢をご用意し、ひとりひとりに最適な治療をご提案させていただきます。
ぜひ一度お気軽にご相談くださいね。
*1 Grimes PE, Yamada N, Bhawan J. Light microscopic, immunohistochemical, and ultrastructural alterations in patients with melasma. Am J Dermatopathol. 2005 Apr;27(2):96-101. doi: 10.1097/01.dad.0000154419.18653.2e. PMID: 15798432.
*2
Grimes PE. Management of hyperpigmentation in darker racial ethnic groups. Semin Cutan Med Surg. 2009 Jun;28(2):77-85. doi: 10.1016/j.sder.2009.04.001. PMID: 19608057.
*3
Cestari T, Arellano I, Hexsel D, Ortonne JP; Latin American Pigmentary Disorders Academy. Melasma in Latin America: options for therapy and treatment algorithm. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2009 Jul;23(7):760-72. doi: 10.1111/j.1468-3083.2009.03251.x. PMID: 19646135.
*4
Grimes PE, Ijaz S, Nashawati R, Kwak D. New oral and topical approaches for the treatment of melasma. Int J Womens Dermatol. 2018 Nov 20;5(1):30-36. doi: 10.1016/j.ijwd.2018.09.004. PMID: 30809577; PMCID: PMC6374710.
*5
Grimes PE. Melasma. Etiologic and therapeutic considerations. Arch Dermatol. 1995 Dec;131(12):1453-7. doi: 10.1001/archderm.131.12.1453. PMID: 7492140.
浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】
日付: 2022年7月21日 カテゴリ:シミ, 女医のきれいブログ
当院が
「名医のチョイス」に掲載されました。
ご興味があるかたはぜひご一読ください。
浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】
日付: 2022年7月12日 カテゴリ:お知らせ
キッズルーム新規利用停止のお知らせです。
新型コロナウイルスの感染拡大を鑑みて、当院のキッズルームの新規のご利用を当面の間、停止とさせていただきます。
尚、すでにご予約いただいている方、当院にてコース契約をされている方に関しましては、感染防止対策を充分講じた上でご利用いただけます。
ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解とご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。
浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】
当院が東京美容クリニックマップ
「埼玉のシミ取りレーザー治療おすすめ11選」に掲載されました。
WEB版で全文読むことができますのでご興味があるかたはぜひご一読ください。
浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】
皮膚は体の表面に近い側から体の内部に向かって
・表皮(ひょうひ)
・真皮(しんぴ)
・皮下組織(ひかそしき)
という3つのエリアに分けられます。
シミの原因として有名なものは紫外線です。とくに肝斑に関しては、
・ストレス
・女性ホルモン
・過剰なマッサージ
によって発症または悪化するとされています。
表皮の細胞が外部刺激を受けると、表皮の奥の方に存在する「シミ製造工場(メラノサイト)」を活性化させる物質が作られます。最終的に、その活性化物質は「シミ製造工場(メラノサイト)」に伝えられます。
本来、メラニンは表皮の細胞に受け渡されて「紫外線から細胞を守る」ために働く良い物質です。しかし、何らかの原因によってメラニンが作られすぎると、メラニンは行き場を失います。行き場を失ったメラニンは、仕方なく「お肌に蓄積」します。こうして色素がお肌に溜まっていき最終的に「シミ」として現れるのです。
皮膚の構造をよく理解すれば、コラーゲンを直接食べたり飲んだりしても、それがそのままコラーゲンとしてお肌に影響を与えるわけではないことをご理解いただけます。美肌をゲットするために皮膚の構造を丁寧に解説いたします。
目次
こんにちは、オジスキンクリニックの院長吉原糸美です。
美肌づくりの基本「さわらない」「こすらない」「太陽を防ぐ」をモットーに、今よりも良い肌になるためのプラスアルファの診療を行なっています!
私自身、ニキビに悩まされたり毛穴に悩まされたり、シミやくすみに悩まされたりした日々もありました。
美容医療に助けられた今までの経験を踏まえ、このブログでお肌やエイジングについての情報を発信していきます。
一緒に美肌を目指していきましょう!
皮膚は体の表面に近い側から体の内部に向かって
・表皮(ひょうひ)
・真皮(しんぴ)
・皮下組織(ひかそしき)
という3つのエリアに分けられます(*1,*2)。
皮膚の構造:引用元:中外製薬 皮膚
皮膚の一番外側にある部分が表皮です。手のひら・足の裏以外の場所では表皮の厚さは0.2mm以下とされています。表皮はさらに4つの部分に分けられます:
・角化層:表皮の中でも一番外側にあります。ここでは古くなった細胞がはがれ落ちて新しい細胞と入れ替わります。いわゆる「垢」です。角化層の細胞は実はも う死んでいる細胞たちなのです。角化層の周りにはセラミド、コレステロールなどが存在して、細胞同士の接着や保湿に関わっています。
・顆粒層:平らな形をした細胞を含んでいます。細胞の中には顆粒が含まれています。
・有棘層:特殊な構造で細胞同士がつながっているため、顕微鏡で見ると「トゲトゲ」が細胞の間に生えているように見えます。このため「有棘」層という名前がついています。
・基底層:表皮の中では一番体の内側にある部分です。ここの細胞は分裂したり増殖したりすることができ、新しい表皮の細胞を常に供給しています。
表皮細胞どうしは「デスモソーム」と呼ばれる特殊な構造でお互いにくっついています(*3)。表皮の細胞が少しずつ剥がれてくる(垢になる)のは、細胞どうしをくっつけている「のり」が少しずつ分解されたり、細胞の周りにある脂質が分解されたりすることで「細胞どうしの接着力が弱くなる」ためです。
シミの原因として有名なものは紫外線です。とくに肝斑に関しては、
・ストレス
・女性ホルモン
・過剰なマッサージ
によって発症または悪化するとされています。
表皮の細胞がこのような外部刺激を受けると、表皮の奥の方に存在する「シミ製造工場(メラノサイト)」を活性化させる物質を作ります。その活性化物質はやがて「シミ製造工場(メラノサイト)」に伝えられます。
その物質を受けとった工場(メラノサイト)側では、チロシンというアミノ酸を原料にして
チロシン-> ドーパ->ドーパキノン->メラニン
という順番でメラニンが作られます(*4)。
本来であれば、メラニンは表皮の細胞に受け渡されて「紫外線から細胞を守る」ために働く良い物質です。シミの原因になるメラニンは、本当は私たちにとって必要不可欠な大切な物質なのです。
しかし、何らかの原因によってメラニンが作られすぎると、メラニンは行き場を失ってしまいます。行き場を失ったメラニンは、仕方なく「お肌に蓄積」します。このようにして色素がお肌に溜まっていき、最終的に「シミ」として現れるのです。
真皮は表皮の内側に存在する部分です。
真皮は皮膚の大部分を占めており「お肌の本体」とも言える部分です。真皮は表皮を裏打ちしており、
・血管
・リンパ管
・神経
なども真皮に存在します。真皮の大部分を占めているのは「コラーゲン」です。さらに皮膚の弾力を保つ成分である「エラスチン」という物質も真皮に存在します。
そしてそれらの間を「ヒアルロン酸」などの物質が満たしています。これらの物質はそれぞれ次のような役割を持っています:
コラーゲン:、肌のハリや弾力をキープする
エラスチン:皮膚に弾力をもたらす
ヒアルロン酸:お肌の保湿・うるおいキープに役立つ
これらの物質を作っている細胞が「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」です。
真皮には他にも
・マクロファージ(異物を食べたり免疫反応に関与したりする)
・マスト細胞(肥満細胞ともいう。ヒスタミンを出してアレルギー反応に関わる)
といった細胞が存在しています。
コラーゲンを直接食べたり飲んだりしても、それがそのままコラーゲンとしてお肌に影響を与えるわけではありません。コラーゲンはタンパク質の一つですから、他の食べ物と同様に、体の中で分解された後に吸収されます。コラーゲンは消化管の中で「アミノ酸」に分解されて私たちの体へ吸収されます。
コラーゲンをお肌の上から直接塗ったとしても得られる効果は低いでしょう。
コラーゲンは非常に大きな物質です。コラーゲンが大きすぎて、お肌の内側まで直接浸透するとは考えにくいと言わざるを得ません。
*1
Fore J. A review of skin and the effects of aging on skin structure and function. Ostomy Wound Manage. 2006 Sep;52(9):24-35; quiz 36-7. PMID: 16980727.
*2
Arda O, Göksügür N, Tüzün Y. Basic histological structure and functions of facial skin. Clin Dermatol. 2014 Jan-Feb;32(1):3-13. doi: 10.1016/j.clindermatol.2013.05.021. PMID: 24314373.
*3
Jensen JM, Proksch E. The skin’s barrier. G Ital Dermatol Venereol. 2009 Dec;144(6):689-700. PMID: 19907407.
*4
Riley PA. Melanin. Int J Biochem Cell Biol. 1997 Nov;29(11):1235-9. doi: 10.1016/s1357-2725(97)00013-7. PMID: 9451820.
浦和駅1分の美容皮膚科・まぶたの治療【OZI SKIN CLINIC】
日付: 2022年2月8日 カテゴリ:シミ, ニキビ, ニキビ跡, ヒアルロン酸, 女医のきれいブログ, 毎日のスキンケア
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