瞼板法による埋没法のメリット|確実な固定力と手術時間が短い術式のメカニズム

瞼板法による埋没法のメリット|確実な固定力と手術時間が短い術式のメカニズム

瞼板法による埋没法は、まぶた内部の強固な組織である瞼板に糸をかけることで、安定した二重ラインを長期間維持できる優れた術式です。組織の視認性が高いため、手術時間を短縮でき、身体への負担を抑えながら理想の瞳を実現できます。

本記事では、挙筋法との構造的な違いや、固定力が生まれる解剖学的な背景、ダウンタイムを短く済ませるための工夫について詳しく解説します。

目次

瞼板法の基礎的な構造と二重が生まれる原理

瞼板法は、まぶたの縁にある硬い板状の組織に糸をかけることで、皮膚を安定的に引き込み二重を形成する手法です。この手法は土台が非常に強固なため、一度の処置で確実なラインを作り上げます。

皮膚と組織を連結させる際、対象となる組織が変形しにくい性質を持っているため、術後のデザインが崩れにくいという特徴があります。これによって、計算されたミリ単位の調整が反映されます。

瞼板という組織の解剖学的な役割

まぶたの内部には瞼板と呼ばれる繊維性の組織が存在しており、これがまぶたの強度を保つ支柱の役割を担っています。この組織は非常に密度が高く、針を通した際の手応えも他の部位とは大きく異なります。

硬い組織を利用することで、糸が組織を通り抜けてしまうリスクを大幅に軽減できます。この強靭な性質があるからこそ、皮膚の厚い方でも安定した固定が可能となり、信頼性の高い結果を生みます。

また、この組織は加齢による伸びや変形が起こりにくいため、手術直後の鮮明なラインを維持するのに非常に適しています。長期的な美しさを求める上で、この組織の活用は極めて合理的と言えます。

目を開ける動作において、この強固な板が上方に引き上げられる力を皮膚に直接伝えるため、スムーズな折り返しが実現します。これが、瞼板法特有のくっきりとした印象の瞳を作る根拠となります。

開眼動作に連動したラインの形成

目を開ける際、瞼板は上方に引き上げられ、それに伴って連結された皮膚が内側に折りたたまれます。瞼板法ではこの自然な動作を直接利用するため、不自然な食い込みが発生しにくい傾向にあります。

日常の瞬きを繰り返しても、糸の位置がずれにくく、安定した二重の深さを維持することが可能です。動作に馴染む仕上がりは、この解剖学的な連動を正確に利用している構造によって支えられています。

固定ポイントがはっきりしているため、朝のむくみなどでラインが二重から奥二重に変わってしまうといった変動を防げます。常に安定した状態を保てることは、患者様にとって大きな安心に繋がります。

この仕組みにより、無理な力を加えずに皮膚を誘導できるため、傷跡のような凹凸も目立ちにくくなります。自然な見た目と機能性を両立させるためには、この連動性が重要な鍵を握っているのです。

主な組織の硬度と安定性の比較

対象組織物理的な硬さ固定の安定性
瞼板組織非常に高い非常に安定
上眼瞼挙筋柔軟やや動きがある
皮下脂肪柔らかい不安定

挙筋法との根本的なアプローチの違い

挙筋法が目を開ける筋肉そのものにアプローチするのに対し、瞼板法はより表面に近い支持組織を対象とします。この違いは、単に糸をかける場所の差に留まらず、術後の感覚にも影響を及ぼします。

瞼板法は筋肉への干渉を避けることができるため、術後に目が重く感じたり開きにくくなったりする違和感が出にくいです。安全性を優先する多くの専門クリニックで、この手法が推奨される理由です。

筋肉は収縮によって形を変えますが、瞼板は形が変わらないため、ラインが不規則に歪むリスクも低く抑えられます。構造的な安定性を重視する場合、このアプローチの違いは決定的な要素となります。

さらに、処置の再現性が高いため、万が一の修正が必要になった場合でも対応がしやすいという利点があります。将来的な変化を見据えた際にも、この手法が持つメリットは非常に多岐にわたります。

強固な固定力が生み出す持続性の優位性

瞼板法が多くの支持を得ている理由は、硬い組織に直接固定することで糸の緩みを最小限に抑えられる点にあります。この強固な連結こそが、長期間にわたって美しい二重のラインを維持します。

そのため、一度の手術で長く理想の姿を保ちたい方にとって、極めて重要な選択肢となります。経年変化による戻りの不安を払拭するためには、この組織への確実な固定が最も効果を発揮するのです。

繊維性組織による糸の保持能力

瞼板はコラーゲン繊維が密に詰まった組織であり、糸を締め上げた際にもその場所から組織が断裂しにくい特徴があります。柔らかい組織では糸が徐々に食い込んで位置がズレることが防がれます。

その結果、数年が経過してもデザインが崩れにくく、最初の印象を鮮明に維持しやすくなります。この保持力の高さが、埋没法における「元に戻る」という不安を解消するための有力な鍵となります。

特に、まぶたの皮膚に弾力がある若い世代や、反発力が強いタイプの方において、この保持力は大きな意味を持ちます。糸がしっかりと組織に留まることで、理想的な食い込みを長期的に持続させます。

組織の性質上、炎症反応が起きた後も癒着が安定しやすいため、糸の力だけに頼らない二重の定着が期待できます。これが、多くの医師が長期持続を目的としてこの手法を選択する医学的な根拠です。

瞬きによる摩擦と負荷への耐久力

私たちは無意識のうちに一日に数万回もの瞬きを行っており、その度にまぶたの糸には強い力が加わります。瞼板法による固定は、この繰り返される機械的な刺激に対しても高い耐性を発揮します。

組織の剛性が適切であるため、瞬きのエネルギーを組織全体で受け止めることが可能です。これによって、糸に一点集中する負荷を分散させ、断裂や結び目の緩みを防ぐという効果が期待できます。

耐久性に優れたこの手法は、活動的な日常生活を送る方やスポーツをされる方にも適しています。目を動かす機会が多い生活環境であっても、固定されたポイントが揺らぐことなくラインを支えます。

また、摩擦による刺激を考慮した針の進め方を行うことで、組織内部での糸の遊びを最小限に留めることができます。長期にわたる安定性は、この微細な配慮と組織の強さが組み合わさって生まれます。

固定力の持続に寄与する要因

要因瞼板法の性質期待される効果
組織の密度非常に緻密糸のズレを防止
伸縮性適度な剛性ラインの変形を抑制
血管分布比較的少ない術後の組織修復が安定

重いまぶたへの対応と食い込みの維持

脂肪が多く、まぶたに厚みがある場合、二重のラインを維持するためには非常に強い引き込みの力が必要になります。瞼板法はその強固な固定ポイントを起点として、厚い皮膚を確実に折り返せます。

これに準じて、他の手法ではラインが浅くなりやすいケースでも、満足のいく仕上がりが期待できます。強弱の調整が効きやすいため、脂肪の厚い重厚なまぶたであっても希望のデザインを形にできます。

厚みのある皮膚に負けないだけの強い反発力を生むためには、土台となる組織にそれ以上の強度が求められます。瞼板はその条件を完璧に満たす組織であり、困難な症例においても威力を発揮します。

また、広めの二重幅を希望される際にも、この強い固定力が役立ちます。皮膚の持ち上げ力が安定しているため、幅広のデザインでも眠そうな印象にならず、パッチリとした瞳を演出することが可能です。

手術時間を大幅に短縮できる合理的な手順

手術時間が短いことは、術中の負担軽減だけでなく、組織の腫れを抑制するための重要なポイントとなります。瞼板法は、医師が対象となる組織を素早く視認し、的確に処置を進められる手法です。

以上のことから、迅速な手術を希望する方にとって、最も効率的な選択肢であると言えます。無駄のない工程は、医師の集中力を最大限に引き出し、精度の高い結果をもたらすための基盤となります。

術野の視認性の良さと確実な操作

瞼板はまぶたの裏側を反転させるだけで、すぐにその輪郭を確認することができる表面に近い組織です。深い位置にある筋肉を剥離して探し出す手間が不要であり、すぐに本番の操作へと移行できます。

この視覚的な明快さが、医師による迷いのないスムーズな処置を実現しています。不必要な探索時間を省くことで、患者様が手術中に感じる緊張や不安も最小限に軽減することが可能になります。

針を通すポイントを瞬時に特定できるため、何度もやり直すリスクを避け、一回で正確な位置に糸を通せます。手際の良さは、組織への不要な刺激を減らすことにも直結し、良好な経過を支えます。

また、術中の確認作業も容易であり、シミュレーション通りの位置に糸があるかを即座に判断できます。このスピード感こそが、手術全体の安全性を高めるための大きなアドバンテージとなるのです。

簡略化された糸の走行ルート

瞼板を通過する糸のルートは、挙筋法に比べて直線的であり、極めてシンプルな構成となっています。複雑な曲線を針で辿る必要がないため、一箇所にかかる操作時間を劇的に短縮させることができます。

その結果、まぶたの内部を不必要にいじる時間が減り、組織への侵襲が最小限に抑えられます。この手際の良い処置が、手術全体のクオリティを高め、患者様の満足度を向上させることに繋がります。

糸の結び目を作る工程においても、経路がシンプルであれば適切な強さでの結紮が容易になります。緩すぎず、締めすぎない絶妙な加減を短時間で実現できるのは、この合理的な設計があるからです。

経路の単純化は、将来的に糸を抜去する際にも有利に働きます。どこに糸があるかを特定しやすいため、万が一の際にも迅速かつ安全な処置が可能であり、患者様の負担をさらに軽減することができます。

手術の効率化を支えるポイント

  • 対象となる組織の境界がはっきりしており、刺入点の決定を迅速に行えること。
  • 周辺組織を傷つけるリスクが低いため、神経質な操作による停滞を防げること。
  • 出血が極めて少ないため、術野の洗浄や止血のための作業時間を省けること。

短時間手術がもたらす精神的な余裕

初めての美容整形を受ける方にとって、手術台の上で過ごす時間は短ければ短いほど安心に繋がります。瞼板法であれば、準備を含めても非常に短い時間で主要な工程を終わらせることが可能です。

あっという間に終わったという実感は、手術に対する恐怖心を和らげ、リラックスした状態での受診を促します。この時間の短さが、患者様の心のハードルを下げ、落ち着いた判断を可能にします。

また、手術時間が短いことで、麻酔が切れる前にすべての工程を確実に完了させることができます。術中の痛みに対する不安を徹底的に取り除くためにも、この迅速性は非常に大きな意味を持ちます。

医師とのコミュニケーションも最小限の負担で済むため、術後の疲労感も少なく抑えられます。忙しいスケジュールの合間に手術を受ける方にとっても、この効率の良さは見逃せない利点となります。

ダウンタイムを最小限に抑える低侵襲な仕組み

瞼板法は組織へのダメージを抑えやすいため、術後の腫れや内出血が目立ちにくいという特徴を持っています。手術の翌日から普段に近い生活に近づけることは、現代社会において大きなメリットです。

この回復の速さは、手術時間が短いことと、血管の少ない組織を扱うことに起因しています。日常生活への影響を最小限にしたい方にとって、この低侵襲な仕組みは非常に心強い味方となるはずです。

組織への愛護的なアプローチ

瞼板そのものは血管が非常に乏しい組織であるため、針を通した際に出血が起こる頻度は極めて低いです。出血が少なければ、術後の内出血やそれに伴う激しい腫れを未然に防ぐことが可能となります。

皮膚への負担も考慮した繊細な手法であるため、表面に現れる炎症反応も軽微に留まります。結果として、術後の経過が非常に美しくなり、周囲に気づかれにくい自然な状態への復帰が早まります。

また、不要な組織の剥離を行わないため、まぶたのポンプ機能が損なわれず、リンパの流れも維持されます。これにより、術後のむくみが早期に解消され、スッキリとした目元を早く取り戻せます。

炎症が少ないことは、傷の修復を早めるだけでなく、術後の痛みそのものを軽減させる効果もあります。身体が本来持っている回復力を妨げないこの手法は、まさに現代的な医療と言えるでしょう。

麻酔の使用量を抑えることによる利点

手術時間が短いため、使用する局所麻酔の量も必要最小限に留めることが可能です。実は術後の腫れの大きな原因の一つは、注入された薬剤による組織の膨張そのものであることが少なくありません。

麻酔量が少なければ、手術直後でもまぶたが軽くなり、目の開き具合に違和感が出にくくなります。身体への薬剤負荷を減らすことは、安全性はもちろん、術後のスッキリとした感覚にも寄与します。

投与範囲が狭いため、麻酔が切れた後のしびれや不快感も、比較的早く消失する傾向にあります。術後すぐに自分の瞳の感覚を確かめられることは、患者様の不安を解消する大きな要因となります。

また、麻酔による血管拡張作用の影響も限定的であるため、後から発生する内出血のリスクも低減されます。術直後から安定した状態を保てるのは、この微量な麻酔管理が成功している証なのです。

経過時間ごとの腫れの状態目安

経過期間まぶたの状態推奨される過ごし方
手術当日軽いむくみがある程度枕を高めにして安静に
2日後腫れが半分以下に引く外出も気にならない程度
5日後ほぼ完成形に近づくアイメイクを楽しめる

早期のメイク再開と社会復帰

腫れの引きが早いため、多くのクリニックでは手術の数日後からアイメイクの再開を認めています。周囲に手術を受けたことを知られたくない場合でも、迅速な回復が強力なバックアップとなります。

長期休暇を確保する必要がなく、週末や短い連休を利用して手術を受けることが十分に可能です。この手軽さと美しさの両立こそが、忙しい世代の女性たちに瞼板法が選ばれ続けている理由です。

また、メイクをすることで残ったわずかな赤みも完全に隠すことができ、精神的な負担を減らせます。早い段階で鏡を見るのが楽しみになることは、術後のポジティブな変化をさらに加速させます。

仕事や学業を休まずに自分を変えたいという希望を、この術式は現実のものにしてくれます。ダウンタイムの短縮は、単なる利便性だけでなく、前向きに一歩を踏み出す勇気を支える重要な要素です。

精密な再現性を実現するデザインの柔軟性

埋没法において最も重要なのは、事前のシミュレーションで決めた理想のラインを正確に再現することです。瞼板法は固定ポイントが物理的に安定しているため、微調整が非常にやりやすい術式です。

この確かな操作性が、患者様お一人おひとりの個性を活かした瞳を作るための武器となります。ミリ単位の差にこだわる美容外科の現場において、このコントロール性は欠かせない価値を持っています。

左右差を極限まで抑える確実な手法

左右のまぶたで固定する組織の高さや深さを揃えやすいため、仕上がりの左右差を最小限に抑えられます。筋肉の動きに左右されにくい瞼板への固定は、事前の設計図通りの結果を忠実に出せます。

術後の経過でラインが不規則に乱れる心配も少なく、安心して完成を待つことが可能になります。バランスの取れた美しい顔立ちを目指す方にとって、この再現の安定性は大きな安心材料となります。

人の顔は本来わずかに非対称ですが、その微妙な差異を補正するように糸をかけることも可能です。確固たる土台があるからこそ、敢えて左右で微調整を加える高度な技術が活かされるのです。

また、再手術の場合でも、元の固定位置が把握しやすいため、左右のバランスを整え直すのが容易です。何度でも理想に近づけることができる柔軟性は、この術式が持つ隠れた大きなメリットです。

幅広いニーズに対応するデザイン幅

控えめで上品な奥二重から、華やかな並行型まで、瞼板法はあらゆる要望に応える柔軟性があります。糸をかける位置を自在に変えることで、皮膚の引き込みの強さを緻密に制御できるからです。

個々の骨格や目の形に合わせた、世界に一つだけのオーダーメイドデザインを構築できます。自分の個性を最大限に活かした、最も似合う二重を手に入れることが、この手法なら確実に可能となります。

例えば、目頭側を狭くして日本人らしい優しい印象にしたり、全体を均一に広げて欧米風にしたりできます。その日の気分やトレンドに左右されない、流行を超えた普遍的な美しさを追求できます。

さらに、まつげの生え際を見せるように調整することで、マスカラが映えるパッチリとした目元も作れます。デザインの可能性は無限大であり、カウンセリングでの対話がそのまま形になる喜びがあります。

デザイン別の適応ポイント

  • 目頭の蒙古襞を考慮し、自然なカーブを描く末広型のライン形成。
  • 瞳を大きく見せるために、中央の引き上げを強調したパッチリ二重。
  • 大人っぽい印象を与えるために、目尻側の幅を広く取るデザイン調整。

時間の経過に負けないラインの保持

加齢によってまぶたの皮膚が弛んできても、強固な固定があれば二重のラインは維持されやすいです。不変の硬い組織を起点としているため、長期的な視点で見てもデザインが崩れにくいと言えます。

一度作った美しいラインを、10年先も大切に維持していきたいという長期的な願いに応えます。若々しい印象を長く保つための投資として、この安定感のある術式は非常に賢い選択肢となるでしょう。

皮膚が伸びて二重幅が狭くなったと感じた場合でも、土台があれば軽い修正で元の美しさに戻せます。ゼロからやり直す必要がないケースが多く、メンテナンス性の高さもこの手法の魅力の一つです。

長期にわたって満足度が持続することは、手術を受けたことを忘れるほど日常に馴染んでいる証拠です。この「持続する安心感」こそが、美容医療が提供すべき真の価値であると私たちは考えています。

安全性を高める術前の診察とクリニックの選び方

瞼板法は優れた手法ですが、満足の結果を得るには個別のまぶたの状態を正しく把握することが大切です。自分の希望を叶えるために、専門的な診断を丁寧に受けることが成功への確実な第一歩です。

以上のことから、信頼できる医師を見極める目を持つことが、将来の自分に対する何よりの誠実さとなります。クリニック選びの基準を明確にし、納得のいく環境で手術に臨むことが推奨されます。

まぶたの状態に合わせた術式の適応判断

非常に厚みのあるまぶたや、眼瞼下垂の傾向がある場合、埋没法だけでは限界があることもあります。自分の組織が瞼板法に本当に適しているか、事前の診察でプロの意見を仰ぐことが重要になります。

無理に埋没法だけで解決しようとせず、最適な組み合わせを提案してくれる医師は信頼がおけます。柔軟な視点を持つことで、最も自分に合った、安全で持続可能な美しさを手に入れられるはずです。

脂肪のつき方や皮膚の余り具合など、多角的な視点から自分の顔を分析してもらうことが大切です。その分析結果に基づいて、最適な糸の点数や位置が決まり、失敗のない二重作りが始まります。

診察時に鏡を見ながら、シミュレーション棒で何度も形を確認するプロセスを惜しまないでください。この段階での共通認識が、術後の「イメージと違った」という後悔を防ぐ最大の防御策となります。

信頼できる医師とカウンセリングの質

実績が豊富で、細部までこだわりを持つ医師を探すことは、手術そのものと同じくらい大切です。カウンセリングを通じて、医師が自分の悩みに真摯に向き合ってくれるかをしっかりと見極めてください。

些細な質問にも誠実に、かつ根拠を持って答えてくれるかどうかが、判断の重要な指標となります。納得のいく説明を受けた上で決断を下すことが、術後の高い満足度へと直接的に繋がっていくのです。

また、万が一のトラブルや、ラインが気に入らなかった際のアフターフォロー体制も確認すべき点です。保証内容が明確であるクリニックは、自社の技術に自信と責任を持っている証拠だと言えます。

医師だけでなく、スタッフの対応や院内の清潔感など、自分が心地よく過ごせる環境かも見ておきましょう。安心感を持って手術に臨める環境作りは、結果の良し悪しにも少なからず影響を与えるものです。

クリニック選びの判定基準

指標チェックすべき内容期待できる安心
カウンセリング時間をかけて希望を聞くかミスマッチの防止
症例写真自分と似たタイプの成功例仕上がりの具体像
保証制度再手術や抜去の対応範囲将来的な安心感

将来を見据えたトータルな美の提案

今現在の美しさだけでなく、数年後、数十年後の自分の顔を想像した提案があるかも確認しましょう。瞼板法は持続性が高いですが、加齢による変化は誰にでも等しく訪れる自然な現象だからです。

将来を見据えて、あえて今は無理な幅広にしないといった、ブレーキをかけてくれる医師は誠実です。長期的な視点でのアドバイスは、あなたの美しさを一生守るための大切な知恵となるはずです。

また、他の施術との相性や、将来的に切開法に移行する場合の可能性についても聞いておくと良いでしょう。自分の目元の未来予想図を医師と共有することで、より深い信頼関係を築くことが可能になります。

自分一人で悩まず、専門家の知見を借りることで、想像以上の素晴らしい結果が得られることもあります。確かな技術に裏打ちされた安心の中で、理想の自分へと変わる喜びをぜひ体験してください。

Q&A

瞼板法は眼球を傷つける心配はないのですか?

熟練した医師が適切な手順で行う限り、眼球への悪影響を心配する必要はほとんどありません。糸は瞼板という厚みのある組織の内部に正確に設置され、表面に露出しないように配慮されるからです。

術後の違和感が続く場合は早めの受診が推奨されますが、通常はまぶたの動きを妨げることはありません。安全に過ごすために、糸の処理方法を事前に医師から詳しく聞いておくとさらに安心できます。

ダウンタイム中に仕事は休むべきでしょうか?

瞼板法は腫れが非常に少ない術式であるため、デスクワークなどの軽作業なら翌日から復帰される方も多いです。ただし、当日だけは軽いむくみが出るため、大切な商談などは避けたほうが無難です。

3日程度経過すれば、メガネやアイメイクで十分にカバーできるレベルまで落ち着くことが一般的です。個人の回復力にもよりますが、週末を利用した日程であれば、社会生活への影響は最小限です。

過去に挙筋法を受けたことがありますが瞼板法への変更は可能ですか?

前回の糸が原因で重大なトラブルが起きていない限り、瞼板法への術式変更は十分に可能と言えます。固定力を高めたいという理由で再手術を希望されるケースは、実際によくある相談内容です。

現在の状態を詳細に分析し、前の糸を抜去すべきかどうかも含めて総合的にプランを立てます。修正手術を得意とする医師に相談し、過去の経験を活かしたより良い仕上がりを目指すのがお勧めです。

逆さまつげの改善も同時に期待できますか?

瞼板法によってまぶたの縁がわずかに外側を向くよう調整することで、軽度の逆さまつげが改善することがあります。糸の引き込みによって、まつげの根元が自然に持ち上げられるという効果です。

ただし、重度の場合は専用の治療が必要になるため、あらかじめ医師に症状を伝えておくことが大切です。二重を整えるだけでなく、目元の機能的な悩みが解消されることも、埋没法の嬉しい側面です。

ご自身のまつげの角度がどのように変化するか、シミュレーション時に医師と一緒に確認してみましょう。見た目も機能も満足できる、トータルな美しさを追求できるのがこの術式の素晴らしい点です。

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この記事を書いた人

Dr.王子 富登のアバター Dr.王子 富登 日本形成外科学会専門医

オジスキンクリニック医師 / 日本医師会認定産業医 / 医学博士

2010年慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学病院形成外科、東邦大学医療センター佐倉病院形成外科(医局長)などを経て現職。 形成外科専門医として大学病院で研鑽を積み、2016年度には眼瞼下垂手術の執筆症例数が千葉県最多を記録。まぶた眼瞼外来の開設や、大手美容クリニックでの勤務経験も併せ持つ。

「目の前の患者さんを自分の家族だと思ってメスを持つ」を信条に、二重整形、眼瞼下垂、まぶたのたるみ治療、他院修正など、「まぶた治療」のスペシャリストとして機能と美しさを両立させる緻密な手術に定評がある。

【所属学会】
日本形成外科学会
日本美容外科学会(JSAPS)
日本頭蓋顎顔面外科学会

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